いだてん～東京オリムピック噺～

空気を読んでいるのかいないのかふわふわしたちえちゃん可愛かったです。途中から川栄さんが妊婦さんになっちゃったから大丈夫かなと心配していたけど、最後までやりきりましたね。最終回では妊婦さんなのに出産シーンでいきんでいてこちらが心配しました。無事に終わってよかったです。

いだてんの雰囲気や世界観にぴったりでした。出演回数が多いという訳ではありませんが、出演場面では抜群の存在感があり、出演の度に必ず笑いを取ってくれる期待感にも応えてくれていたと思います。あの役は川栄さんにしか出来ません。

この子が良かったかどうかは別として、役の上でも妊婦さんになるとか周りの人に愛されているなーと思います。初めから妊婦になる設定だったのかもしれないけど、おめでたい報道があってそれから妊婦の設定になったならこの子のキャラクターゆえじゃないかなと。私生活でも幸せになってほしいな。

変幻自在という感じだ。女子校生役をやったかと思えば、中途半端な時代設定(時代劇でもなく現代劇でもない)で今回のような役(正直未だに役柄がよく分からない)もそつなくこなしているという感じだ。脇役の女王といわれるだけのことはあると思う。すごいと思うのは出てきたら必ず笑かしてもらえるというところである。

とても自然。アイドルから女優になった人は沢山いるけど、誰よりも元アイドルを感じさせないし、もうそのことすら既に忘れてしまっている。絶対的な存在感はないけど、ドラマの世界観に上手く馴染めていて、作品の世界観も周りの役者も絶対に壊さない人だと思う。役のキャラも凄く馴染んでいたし、ビートたけし氏の前でも物怖じしない堂々とした演技は本当に素晴らしかった。懐が深く見えるので、歳を重ねるごとにもっと色んな役のオファーが舞い込みそう。

かわいいね、美人じゃないけど映るとパッと画面が明るくなる。その人懐っこい笑顔でたけしさんなんかも素直に孫にあったように顔をほころばせて、こちらまで幸せな気分になるわ。ちょっとお行儀の悪そうなところもご愛嬌、みんなに可愛がられてる感じがいいね。

この時代の先端をゆくような派手なファッションの女性。噺家に弟子入りした彼氏を何気なく支える役柄なのだが、とてもマッチしている。アイドル時代は、よく「おバカ」と言われたが、こんなに演技力のある人とは思わなかった。出番が少ないのが残念。

志ん生に対して平気でタメ口を訊くし、勝手に上がりこんでせんべいを食べたりテレビを見たり、無礼な態度なんだけど全然嫌な感じがしなくてキャラクターとして面白く感じられるところが魅力ですね。無邪気な笑顔でのんびり寛ぐ姿から、誰に対しても壁が一切なくて懐に自然と入っていける女の子なんだろうなというのが伝わってきます。

派手なメイクや髪型で最初は誰だか分からなかったですが、声を聞いて分かりました。滑舌がよく聞きやすい台詞まわしは彼女の武器だと思います。大スターの志ん生にも物怖じしないちょっとぶっ飛んでる役が似合っていますね。登場するだけでパッと周りが明るくなるような、華と陽のオーラも魅力的だなと思います。