いだてん～東京オリムピック噺～

何を演じても同じ

人気はあるけども、演技はすごく上手いとは思わなかったが、結構いろんな役ができる人だと思った。今作では九州の女性ということで優しさより力強さの方が前に出ている気がする。しかも、しっかりしていて明るく、元気だ。四三を支えるというよりは、尻を叩くとまではいかないが、叱咤激励するような感じだ。やっぱりいろんな役をこなせるから人気が有るのだろうか。

ドラマでは主人公を演じることが多い綾瀬はるかさんですが、この「いだてん」では主人公の金栗四三の妻という役でありながらも、目立ちすぎることなく、ほどよい存在感を示していて好感が持てます。金栗四三が義母（大竹しのぶさん）と会話をしたりケンカをしたりする場面などでは、綾瀬はるかさんはにこやかに見守ったり心配そうな表情をしたりと、セリフがなくても心情を表現することができているのが素晴らしいと思いました。

四三に「お父ちゃん」と呼びかけたり、女学生たちに「パパ」と呼ばれる四三を見て「デレデレして！」とムッとしたり、口調も仕草もすっかりお母さん・奥さんになっていて、家族として過ごすシーンはないけれど、ちゃんと夫婦としての時間を築いてきたことが伝わってくる演技がとても良いですね。ついこの間まで綾瀬さん自身が若い女学生を演じていてそれも全く違和感がなくて可愛かったけど、富江たちを前にした時にちゃんと年配の女性に見えるところも凄いなと思います。

もともと綾瀬はるかさんのファンだったので「いだてん」は期待して観ていましたが、やはりこの作品でも彼女は輝いています。夫の四三を支えている姿は健気でかわいい！天真爛漫さあふれる彼女の存在はドラマを明るくしています。また意外に思ったのが彼女の方言の上手さ。熊本弁でしっかりと演技しています。

台詞のテンポが少しゆっくりめになり、声も低く落ち着いて、メイクや髪型だけでなく演技でも年月の経過を感じさせてくれるのはさすがです。シマと並んだ時にはちゃんとお仲人さんに見えたし、増野に「ちゃんと捕まえておかんと」とアドバイスする姿は人生の先輩としての余裕が感じられました。でも四三に抱きしめられてドキドキしている姿は少女のように可愛らしかったりと、出てくるたびに様々な表情をみせてくれ、台本に描かれている以上にスヤを魅力的な女性に創り上げていると思います。

四三のことを「非国民が！」と非難する記者たちを「せからしか！」と一喝するシーンがすごく格好良くてスカッとしました。声がよく通るからたった一言の台詞なのに場の雰囲気をガラっと変える力があるところも良いですね。真っすぐな眼差しと堂々とした態度から負け惜しみではなく、本当に四三のことを誇りに思っていることが伝わってきました。

四三が帰ってきたと気づいた時のパッと輝いた笑顔や弾んだ声が、思いがけず再会出来た喜びと驚きに溢れていてすごく可愛かったです。四三の好きなようにさせてあげて支え、育児もして夫の留守中の家を守って、本当に出来た良いお嫁さんだけど全然嫌味な感じがせず、爽やかにチャーミングに演じていると思います。

これまでは朗らかで可愛らしい雰囲気でしたが、妊婦さんになってからは顔つきがしっかりして四三に対しても怒りを爆発させるなど、母としての責任や覚悟が感じられたのが良かったです。息子を見つめるホッと安心したような穏やかな笑顔が母性に溢れていて、今まで見たスヤの笑顔の中で一番美しかったと思います。

綾瀬はるかという女優の長所、アピール面が前面に出ています。金栗の妻として、彼を優しく暖かく見守り、包み込むという「ザ・母性」的なキャラクターなのですが、本当に適役です。意地悪さや我の強さがほとんど感じられないのもすごいと思います。

落ち込む四三を外に引っ張っていって水をぶっかけたり、ハッパをかけたり、四三の意志を尊重しつつ、背中を押して見守り支える姿が頼もしいです。献身的なサポートぶりだけど、決して母親のようにはならず、可愛らしくて綺麗な新妻に見えるところも綾瀬さんだからこそだなと思います。

「綾瀬はるかってやっぱり可愛かったんだ」と思わず口走ってしまったのは、『いだてん』での綾瀬はるかを見たからで、これまでは綾瀬はるかを見るたびに「可愛いかな、いや、可愛くないかな」と繰り返し自分に問うてきたのですが、もう認めざるを得ません。中村勘九郎さん演じる金栗四三を訪ね、熊本から東京の四三の部屋に来るのですが、そこでの立ち居振る舞いが自然で、どアップになった時の顔がすごいとしか言いようのないくらい可愛い表情をしているのです。いろいろな女優さんのどアップを見てきましたが、あそこまで魅力的な表情をした女優さんはほかにはいません。演技で可愛いのか、綾瀬さんの存在自体が可愛いのか、もうわからなくなってきました。

前の旦那に死なれて、それからすぐに再婚勧められるって複雑だなあ……スヤさんはしっかりしているから、悩んでいる姿がなおさらかわいそうだった。四三との結婚を強気で勧める幾江さん怖いわ……でも四三もスヤに思いを抱いてたわけだし、結婚できてお互いによかったね。

おいおい綾瀬はるかが惚れてるって言うのにそんなぞんざいに扱って正気なのか？と見てるこっちがムカついてくるこの感じはなんだろう。こんなにかわいい嫁をずっとほっておくなんてどうかしてる。まぁ演技云々はよく分からないけれどこんな嫁なら床の間に飾っておきたい。

透けるように真っ白で綺麗な肌なので、スッキリとおでこを出した髪型がよく似合い、久々に会った四三が眩しそうに見惚れるのも納得の美しさだったと思います。四三に会えた喜びが弾んだ口調と満面の笑みから伝わってきて、見ているこちらも思わず笑顔になる可愛さでした。旦那さんに先立たれたり、せっかく会いに来たのに四三に帰ってくれと言われたり、新婚なのにずっと離れて暮らしていたりと健気で可哀想なんだけど、綾瀬さんの華やかさと明るい雰囲気のおかげで悲劇のヒロインっぽい湿っぽさがないところも良いと思います。

「何事も経験」と冷水をあびる場面がスヤらしさが出ていて印象に残りました。キラキラした笑顔で「気持ちよかー」と叫ぶ姿がとても可愛く、スヤの大らかさや明るさ、好奇心の強さ、前向きさなど内面の魅力が溢れていて、義母に「この人のために生きる」とまで言わしめる説得力が感じられたのが良かったです。

すごく天真爛漫で、常に周りを明るく照らして、と綾瀬はるかさんにピッタリな役だと思います。劇中、歌を歌うシーンが多々あり、決して上手いとは言えないかもしれませんが、歌心がいっぱいで聞いていて元気が貰えます。

明るくて綺麗だから画面がパッと華やかになる。ムードメーカーで、その場の空気を変えるような魅力があるから、見ていて和む。遠くで頑張ってる主人公を応援するために、はりきってその場を取り仕切る様子がユーモアがあって面白かった。

夜遅いのに「四三さーん」と大声で叫んで応援したり、鯛を食べさせたいと無茶を言ったり、四三のことになるとちょっと周りが見えなくなってしまう天然な一面も、お日様のような温かみのある雰囲気と無邪気な笑顔のおかげで、嫌味がなく可愛く見えるところが素敵です。こんなお嫁さんがいたら家がパッと明るくなって笑いが絶えない幸せな毎日が送れるだろうなと重行さんが羨ましくなりました。

金栗四三を密かに想いながらも言葉に出せない部分や、四三のオリンピックに出場する資金援助のために好まぬ男性の元に嫁ぐという今では考えられない行動をしてしまう、当時の日本女性の尽くす精神を上手く表現できている所に驚いている。

朗らかで明るくて可愛くて、義母となる幾江にすっかり気に入られて信頼されている説得力があるところが良いですね。スヤの生い立ちが詳しく描かれたことはないですが、きっと両親に大切にされて真っすぐ育ったんだろうなと、限られた出番の中でも感じの良い話し方やきちんとした佇まいからちゃんと伝わってくるところもさすがです。

7話で久しぶりに登場しましたが、穏やかで明るい笑顔にホッと心が洗われる気持ちになりました。男子学生とおじさんだらけのシーンの連続だったので、綾瀬さんの透き通るような美しさがより際立っていたと思います。可愛らしく、聞き取りやすい声も耳心地が良くて好きです。熊本と東京で離れているから仕方ないけど、もっと出番が増えて欲しいです。

透明感が半端ない！可愛らしくて彼女の自由で明るい姿は見ている人を元気にしてくれると思いながら見てた。ベテラン女優なのに、ドラマの中ではとても初々しくて、金栗四三を励ます姿がとってもよい。微笑ましくなる2人のシーンが大好きです。

田舎ののびのびしたお嬢さんの雰囲気が良く出ています。大きな声で歌うところも、力強く自転車を漕ぐところも本当にキラキラと輝いていて、マドンナそのものです。しかし田舎くさくはなくて会話や表情に賢さや優しさがあるのも良いと思います。

四三の新聞記事を見つけて無邪気に喜んだり、その後自分が結婚することを思い出してふと寂しそうな表情になったり、短いシーンでもスヤの心の機微を丁寧に表現していたのが良かったです。男性キャストが多く、言い方は悪いですがむさ苦しいシーンが続く中で、綾瀬さんの透明感のある美しさと清潔感は良い緩衝材になっていると思います。

自転車の激走、絵になります。
やはり凄い女優だと改めて思いました。
圧倒的な存在感、これからの展開の期待感、
体当たりな真っ直ぐな演技、画面いっぱいの笑顔
今のこのつまらないドラマですが、
彼女の行く末が気になってドラマを見ようと思ってます。

男くさい登場人物たちの中で、よく輝いていると思います。美川のセリフ「『坊ちゃん』のマドンナのようだ」というのが言いえて妙ですね。自転車のシーンの撮影は、ほぼ一発OKだったとのこと、さすが綾瀬はるかです。

画面に出てきたとたんにパッと大輪の花が咲くかのような、文句なしの華やかさと存在感あり。30代半ばとはとても思えないほど女学生姿がドはまりしていて、ツヤ感やピュアさは10代の女優さんにも負けないと思います。声も笑顔もかわいくて、思わず惹きつけられてしまいます。主役がすっかり食われてしまう勢い。

四三と一緒の場面はそんなに多くないのに、彼が惹かれるという展開に無理を感じさせない圧倒的なヒロイン力はさすがだと思います。明るく朗らかな雰囲気とキラキラした笑顔が本当に可愛いです。四三と一緒にいる時に見せるはにかんだような表情や弾んだ声から彼への好意が感じられるところも良かったです。

自転車に乗って大声で歌いながら登場という、お転婆で天真爛漫な姿が綾瀬さんのイメージにぴったりですごく可愛かったです。彼女の年齢を感じさせない透明感と素朴な雰囲気のおかげで、10代のお嬢さん役でも全く違和感がなかったですし髪型や衣装もよく似合っていました。訛りも上手だし、よく通る声で台詞も聞き取りやすかったです。