※まだ評価はありません。
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1088件中 |
キャスト 4.3 /5.0(85.8%) | 293位 /1088件中 |
演出 3.8 /5.0(76.2%) | 421位 /1087件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.8%) | 293位 /1088件中 |
感動 3.6 /5.0(71.2%) | 264位 /1083件中 |
笑い 3.5 /5.0(70%) | 233位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.1 /5.0(61%) | 622位 /1080件中 |
脚本・ストーリー 3.9 /5.0(78%) | 367位 /1088件中 |
キャスト 4.3 /5.0(85.8%) | 293位 /1088件中 |
演出 3.8 /5.0(76.2%) | 421位 /1087件中 |
音楽 3.8 /5.0(76.8%) | 293位 /1088件中 |
感動 3.6 /5.0(71.2%) | 264位 /1083件中 |
笑い 3.5 /5.0(70%) | 233位 /1083件中 |
スリル・興奮 3.1 /5.0(61%) | 622位 /1080件中 |
今回は序盤からこのドラマを盛り上げてくれた四三の兄が急逝し、ショックでした。池部の母とのやり取りももう見れないのかと思うと寂しいですね。池部の母が四三の母に息子を見送るのはつらいでしょう、自分もそうだったと言っていたのがグッときました。四三が熊本へ帰る決意を話した後、いつも体協関係者に横柄な態度をとってきた田畑が自分は陸上を目の敵にしてきたけどあの人だけは認めるしかない、最初にオリンピックに行った日本人であるあの人のことはと、四三を尊敬しているということを口にしたところもよかったです。これで本当に四三の話はいったん終わって田畑に引き継がれたのだな、って少し感慨深く思いました。
金栗四三の引退が、結構静かに行われたことがわかって、しんみりしました。兄・実次の死と共に描かれていたので、おいしいところは中村獅童が持って行ってしまったような感じはありましたが、そういう目立ちにくいところがむしろ四三らしいな、と思いました。
最後にいだてんと河童の政治のすれ違いでは、四三の「1番の思い出は紅茶とお菓子」との話に政治がズッコケたところに苦笑いでした。その本音は伝わらなくても、四三を英雄として尊敬する様子には、ちょっとジーンとしました。
相変わらずうるさい阿部サダヲには辟易しているけれど、今回の人見絹枝さんのお話は同じ女性としては腹立たしいことこの上なかったけれど女性蔑視の史実としてたっぷり見せてくれてよかったと思う。ほんとにこの国では女性が虐げられていたんですね。いつでもかよわく可愛らしく男の言うことを聞き‥ってとこですよね。少しでも男性より秀でるものがある人は化け物なのですか??ほんとにあの時代に生まれなくて良かったと心から思いました。
毎回感動できるパートがあって楽しく見続けられている。田畑政治編がスタートして、新しい登場人物も増えストーリー展開がスピーディーで楽しい。アムステルダム大会での女子選手の活躍に驚き、全く知らないことばかりでとても勉強になったし、人見絹江さんに興味を持った。
100メートル走で惨敗の後に急遽800メートルに参加を志願して、金メダルを取ったのは本当にすごい。ドラマみたいな本当の話、だけどドラマの最後に若くして亡くなったというナレーションがあり、それが一番衝撃だった。
人見絹江さん素敵だった。男は負けても帰れるけど、女は負けたら帰れない。その覚悟がかっこいい。
あの時代に、たった一人でオリンピックに行って、メダルまでとった強い女性。初めは背が大きくて強そうなまるで男だったけど
メダルを獲ったことで女として認められた感じ。時代だな。悲しいけど、現実。
メダルを獲って帰ってきた彼女はかわいかったし、笑顔が優しくなってた。
子どもたちと遊んでいるシーンも悲しい予感があふれてたけど幸せそうだった。
いくら視聴率が悪くても関係なかったし、スポーツに興味がない私でも楽しく見てこれたし、関東大震災の話や韋駄天がほんとに韋駄天になった話も感動したんだけど。今回の話ばかりは見ているのが辛かったなー。史実で事実なんだろうけど、あんなに女性を前に怪物だの化け物だの言われるって見てるだけで辛かった。男だったらそんなこと言われないのに‥。自分が言われたわけでもないのに悔しくなった。メダルを取ったらちゃんと名前を呼んでもらえるなんてほんとにかわいそうだ。そんな時代だったのだで済むのかな。なんか最後まで嫌な気分になった。
主役が交代し、全く別物のような作品に生まれ変わりました。
今度は脚が速いいだてんではなく、口の回りが早いいだてんなのでテンポがとてもスピーディーで休まるところがありません。
緩急の「急」だけで突っ走った印象でした。
祖父や父が早死にで、自分も30で死ぬと言われてしまった田畑政治ですが、本人が生き急ぐように作品も全力疾走で進むのでしょうか?
物語終盤の噺家といだてんの掛け合いが新鮮で面白く、やっと設定が活かされてきたなと感じています。
第2部、田畑政治編の始まりでした。
見ていて金栗四三、嘉納治五郎と共通する「世界レベル」が出てきたことに気持ちが上がった感覚でした。
勢いは若干四三に比べ今の田畑があるのかなと喋りの凄さに思ってしまいます。
正直面接での田畑の水泳愛溢れる話は全く意味不明なとこでしたが、やっぱりあの勢いとキャラは新聞社の社長じゃなくても気になる存在ではあります。
四三はまさかの?3回目のオリンピックに出場したんですね。あの時代の34歳にしては凄いことだと思いました。
以前と同じような伴走者がゴールを切るシーンはデジャヴ感が面白かったです。
田畑のことを「口がいだてん」と言っていた嘉納治五郎は本来の意味より「いだてん」のニュアンスが気に入ってるようでしたね。変わらぬ背負い投げもカッコ良かったです。
そそっかしい性格だから落語にバッチリ合っている動きも面白かったです。
元号が変わる話はタイムリーな話でもあり興味深かったです。
高橋是清の重厚感も凄かったけど、そこに挑む田畑がよく考えると凄いんだと感じた場面でした。
速さで勝負しなかった政治部長の読みはさすがでした。
孝蔵のストーリーも田畑が入ってきてドタバタ感が増してる気もしました。
金栗四三編がすごく感動的に終わり、第2部が始まりました。ヤバイです、一回見ただけで挫折しそうです。まだ新しい主人公のたばたさんに慣れていないだけかと思いますが、それにしても憎たらしい。弁は立つのかもしれないけど近くにいたらうるさくてかなわない。でも世の中こういう人があれよあれよと言う間に出世してしまうんだろうなとも思いまたイライラする。実在の人物も相当だったみたいだから阿部さんが悪いのではないしクドカンが悪いのではないけれど見続けられるか心配になってきた。
私はこの作品好きなんだけど、みんななんで見ないんだろ。まぁ初めは何のために走るのか?オリンピックに興味のない人にはどうでもいい話だったかもしれないけどここ二回のお話は圧巻。関東大震災を丁寧に扱っていてすごく良かった。良すぎて心に傷を持つ人はまたチクリと心が痛むかな。韋駄天って足が速い神さまとしか認識していなかったのにここに繋げてくるとはやっぱりクドカンはすごい。ただただ走っていた金栗さんを救援物資を走って届ける本当の韋駄天にしてしまったのだから。
低視聴率だー打ち切りだって騒いでますが私はとてもいいドラマだと思っています。今の災害が多い時代に関東大震災という大きな災害を丁寧に見せてくれました。登場人物がみんな無事な中でしまちゃんただ1人忽然と行方不明なのも大きなひっかかりとしてとても良かったと思います。熊本のお母さんも素晴らしい。東京から逃げ帰ってきたと叱咤激励してこんな時に東京にいなくてどうすると追い出す。物資も大量に送ってあげる度量の大きさ。韋駄天の言葉の起源もサラッと紹介していてすごく良かったと思う。
視聴率は悪くても、視聴熱は高いドラマ。
テレビを見終わった後に、ツイッターを開くと トレンド1位がいだてん関連で埋まっていました。どの人も演技力がすごいです。
それなのにリラックスして見られる余裕のような間を持っていると思います。シマの死を増野が理解するワンシーンだけでも、多くの人に見てほしいと思いました。
視聴率の低さは、主役に華の無いところかと思います。中村勘九郎と言うとどうしても彼の親のイメージが抜けきらない人も多いと思います。宮藤官九郎が描いた「あまちゃん」に続く2つ目の地震。見比べたいと思いました。
関東大震災の起こった後の崩れ去った家屋の散乱に、家財道具が飛び散った家の中の状況などが丁寧に再現されていて、惨事の最中に起こるデマに翻弄される人々の姿が強く印象に残った。
孝蔵が地震の後に発生した火災での久々逃げ回る人々の状況を落語口調で語る場面は悲しみが溢れていて、セリフ一つ一つに込めた思いが伝わり、言葉だけでその光景が浮かんでくる事に驚いた。
前回までの全体が架空の内容に比べて、実際にあった事を題材に使った事がいい物語になったが、志ん生の夫婦関係が描かれたのに、その役者が放送前に夫婦関係が終了と相反する出来事が水を差したようにも思えてしまい、このドラマは出演者に恵まれていない気がしてならない。
今までチンタラ観てたけど今回は凄かった!やっぱりクドカンの震災の描き方って天才的だなと思った。下手なドキュメントより凄いんじゃないだろうか?観ていない人や文句ばっかり言ってた人にこの回だけでも観てほしいなー。観た後にまさに自分がそこにいたような気分になった。震災にあって「自分なんてちっぽけなんだ」と虚ろな目をする未来くんも良かったし、行方不明の奥さんを探しながらその日の朝に些細なことで文句を言ってしまった自分を責めた増野さんも良かった。親しい人との突然の別れを嘆く時はいつでも同じなんだなーと思った。
金栗四三の女子スポーツへの情熱が伝わってきたし、当時女性がスポーツすることにはいろんな障害があったんだなって思った。今では信じられないけど、手足の肌を見せてはいけないとか、女性に対する抑圧もあったのね。袴に革靴でスポーツなんて動きにくいだろうな……トクヨさんのチュニックはかわいい。四三の勤めてる女学校では最初体育の授業がほとんどなかったなんてびっくり。当時は過渡期だから、運動するときの女子のいろんな衣装が見られて楽しかった。
富枝と梶原の前に現れた大柄の女性選手の人見絹枝とのテニス勝負が白熱したものになるのかと思ったら、あっさりと人見の勝ちとなり、シマが陸上向きと見抜いたまではいいが、四三は下心は無いもののイヤらしい雰囲気の行動で蹴り上げられる展開は面白さを狙ったものだろうが、かえってつまらなくしてしまい、もっとシマと人見の心のこもった交流を描いて欲しかった。
二階堂が一方的に好きだった野口が結婚している事で仕事に生きるというのを、異様な雰囲気で描いてしまい学校を設立した流れにもっていくのも強引で、二階堂の人間性を全く見せる事なく終わらせようとするのが残念でならない。
今回はビックリするほどに手を抜いてしまったのかと思いたくなる物語の流れにガッカリしてしまうばかりだった。
スタート以来ずっと視聴率の低迷に泣いている「いだてん」ですが、私は大好きで毎週楽しみに見ています。歴代の大河ドラマのような○○の変、○○の合戦といった大きなうねりのあるストーリーでもないため大きな盛り上がりに欠けるのがウケない理由なのでしょう。「いだてん」はそうした歴史のお勉強的なドラマではなく明治、大正期のスポーツの黎明期に生きた人々を描いた人間ドラマなのが魅力です。また加納治五郎の功績や当時の女性のスポーツ事情なども知ることができ楽しいです。大河ドラマの概念をすこし外して見たら楽しめるのではないでしょうか?
女学校に舞台が移り、ちょっと髪が伸びた四三も新鮮です。冒頭、金メダルが取れず悲嘆に暮れながら四三が敗戦国ドイツの女性が悲しみを振り切るようにスポーツをする女性たちに遭遇し勇気を貰うというシーンがとても印象的で心にささりました。日本の女子スポーツの普及のため、個性的な女学生にスポーツの素晴らしさを伝えようと奮闘する四三の姿が何ともユニークで応援したくなりました。個人的には奥さんのスヤさんとの絆を描くシーンがもっと見てみたいです。今後の展開に大いに期待。
アントワープオリンピックに参加する事になった四三や後輩の野口たちと参加者が多くなり見所が沢山あると思って見ていたら、予想外のオリンピック風景を描かない方針でくると斬新にもほどがあり、惨敗した報告会での記者たちが罵声をあげるだけになるとは、手抜きしたとしか思えず、ガッカリする展開には驚くばかりだった。
また、この会見場で止めに入ったのが不在の四三の妻のスヤとなっていて、「できた妻」となっていたものの、架空ドラマ全開に走り過ぎていて、初回放送回とストックホルムオリンピックの時の意気込みを思い出して欲しい。
金栗四三がアントワープオリンピックを終えて、帰国し、今回の話から、いよいよ女性のスポーツがどのように発展していったかという話になっていくわけだが、今まで四三がただひたすら駅伝などで走り、またはスヤとのすれ違いの話が続いていて正直飽き飽きしていたので、話のテーマが変わったのは個人的に嬉しい。
スポーツをやるために学校に通ってるわけではないと、女学校の教師としてやってきた四三に一喝する女学生達が、四三の誘導にまんまとハマりスポーツの楽しさに気付いたシーンはとても良かったし爽快であった。
金栗さんってなんであんなに走りたいのか?イマイチ伝わってこないんだよね。スポーツ好きな人なら分かるのか?養子とはいえ家業も手伝わず、嫁も子供も故郷に残し金にもならないのに走ってる。救いは落語のバージョンも同時進行してるとこかな。クドカンはスポーツは苦手となんかで読んだ気がしたけど、昔タイガー&ドラゴンってドラマで落語を分かりやすくドラマでなっていたから落語は好きなんだろう。いっそのこと森山未來を主役にして落語家の話を大河にした方が良かったのではないか?
日本にもう走る道はないってすごく名言だなと思って、少しいいこと言うじゃないかと思っていたら、まだ走るっていう発言にびっくりです。これで終わりじゃないのかと心の中で突っ込んでしまいました。しかも、次はアメリカ縦断。当時の人の考え方は、夢と希望に満ちてますね。自分はまだできる。もっともっと前に進もうという姿勢、見習いたいものです。それにしても、スヤさんとのお子さんすっかり大きくなってるじゃないですか。子供はすぐに大きくなるんだから、もっと構ってあげないとお父さんの顔忘れちゃいそう。
何もしらされていない四三がかわいそう。がむしゃらに突き進む姿を見て気の毒に思えました。目標に向かって何年もの間一つのことを必死にやってきた人に対してそれが叶わないとはなかなか言えませんよね。でも、どうして一緒に何とかしようと誰もいわないのだろうとちょっと不思議な感じ。レース途中の学生を励まし、どんな状況でも決めたとおりにやり遂げようとしながら、なぜかゴールに向かって走る主人公よりもオリンピックに関わる人たちそれぞれの葛藤と、駅伝後の決断シーンが印象的でした。
金栗四三という人物のことを全く知らなかったのですが、このドラマを見て改めて面白い人だなと思いました。駅伝というものをやってみようと思いついたのも金栗四三だったと知って、改めて身近に感じることができました。相変わらず長距離走に夢中で仕事熱心すぎるあまり、郷里にいる妻や子供、親族のことは後回しに近かったりしたのですが、その人々が妄想にまで出てきて翻弄されるところが面白かったです。結局正月に郷里に帰れないので、その前に帰って家族揃って正月のようにお膳を出してお祝いしているシーンはなんだか滑稽で見ていて笑ってしまいました。
実際はどうか知りませんが、金栗さんって人は随分とついている人なんだねー。苦学生かと思ったら、棚からぼたもちであんないい嫁に好かれちゃうし、大きな家の養子になっちゃって、しかも自分は東京で家業のことも考えずに走ってばかり。故郷に残した嫁は義理の母と家を切り盛りして跡取り息子の世話も全部任せきり。あの時代はそれで良かったんだろうし、嫁も惚れた弱みなのかもしれないけど随分いい身分だよね。夢を追うにはバックアップも必要だけどそれに気づいているのかねー?なんか腹立たしいのは私だけなんだろうか?
韋駄天の四三がやたらと走りまくる内容だったにも関わらず、その光景は全く撮影されていないで、四三が描いた簡素な日本地図に足形の走ったコースを描いているだけで懸命な四三の面白さが伝わらず、妻のスヤが四三の日記を読んで、四三の気持ちを空想するなどのほぼコメディーばかりで驚いた。
また、落語家を目指している孝蔵は、小梅の嘘に付き合う人の良さだけで、落語家の腕が上がる所が描かれない展開と、ほとんどの場面は史実なのか不明な所ばかりで、何を描き伝えたいのか理解できない回だった。
金栗四三に対して、さすがにスヤが不満を漏らしたとき、夫婦の不仲になりそうな状況を救ったのが美川だったというのが、凝っていて面白かったです。
小梅とのトラブルや定職についていないなどヘタレなのに、意外にまた四三の人生を救っているようで、シナリオの加減とは言え、こんな素敵な地元の友達がいたらいいなあと、思ってしまいました。
しかし、日記を勝手に読まれ、しかも嫁にバラされてしまったことを四三が知ったら、さすがに怒るでしょうね。
走ることが得意で、オリンピックに向けてひたむきに頑張る男の姿を鮮やかに描こうとはしてるんだけど、笑いがいまいちでそこでふっと冷めてしまうんだよな。四三は水をかぶることが日課とかは史実に基づいていたりして気配りして作られてるのは伝わる。落語家の名人を目指す若者のドラマでもあるんだけど、メインとしてどちらかに焦点を当てたほうが見やすい。マラソンから駅伝につながっていくのは面白そうだし、東京オリンピックにまつわるエピソードには興味ある。
「いだてん」にしては久々に朗らかな話で、明るい気分をもらうことができました。
「金メダルをとってオリンピックが終わったことにして帰る」というスヤのアイディアにはビックリしましたが、夫を励ますための苦肉の考えだったのですね。
それにしても観念せずに「走り」のことばかり考えている四三を許してしまう、スヤの心の広さと機転に感心しました。
播磨屋に対しても上手く話を継いであげたりと、内助の功がすごいな、と思いました。
スヤの願いで結婚をした四三は、この事でお金の心配が無くなったのは良かった。
しかしその反面、仕送りされる生活に困らない多額のお金を、後輩たちに牛肉を食べさせる優しさは良いとしても、池部家が稼いだお金であって、四三は未だに働いていない事を全く考えず、お盆やお正月に帰省して活動報告をするわけでもなく、自らの欲望のオリンピックだけに必死になる姿は非礼にしか思えなかった。
オモシロ可笑しくするために、池部幾江が嫁のスヤを連れて、四三の兄と実次に怒鳴り散らす場面は当然で、四三のイメージがクズに思える内容だった。
マラソンランナーとして再起を図っている東京の四三のもとに、突然、熊本からやってきたスヤを見たときの四三のうれしい顔には、こちらも感情移入され、良かったと思いきや、すかさず帰れといった言動には、呆れました。しかし、逆に、嫌みがない純粋な四三の気持ちが伝わってきた名シーンと思いました。一方、孝蔵の方は、なぜ髪を切るなどの行為に至り、改心したのか、内面まで十分描いていないため、消化不良であり、もっと時間をかけて演技すべきシーンと思いました。
オリンピックというより、箱根駅伝のエピソードが知りたくて(箱根駅伝のファンです♡)、毎週観ています。
なかなか話が進まないので少しイラつく時もありますし、視聴率も低いらしいけど、私はこのドラマを楽しみにしています。
落語の噺家さんたちの物語も交えてたり、時代がいきなり飛んだりする演出があるので、そこがなんだか消化不良ですね。
でも、何かの伏線なのだろうと、頑張って(!)ストーリーを追いかけて観ています。
オープニングの曲、高揚感があって大好きです。
別の番組で、この曲のオーケストラの演奏を観ました。
和洋いろんな楽器が使われていて、そのごちゃごちゃ感がワールドワイドでいいなぁと感じました。
それから、川で巨大な阿部サダヲさんが泳ぐ場面は、毎回大笑いしています。
分かりやすい内容になっていると思う。
歴史上においてある意味「知っている人は知っている偉人」たちに実力派俳優をおくことで偉人たちの個性を引き出し、視聴者にどんな人物なのかを理解しやすくしている。
強いてあげるならネットや資料で偉人たちを調べたときに、事実と異なるところがいくつかあるところか。
ストーリーの展開上仕方のないこととはいえ、あくまでも事実を徹底的にドラマ化することで感動を生むべきではなかったのかと思う箇所がいくつかある。個人的には嫌いではないが、好き嫌いは出てしまうところだろう。
マラソンだけじゃ保ちそうに無いから落語家の話をくっつけたのは斬新で面白い。今回なら朝太がクセェ落語に目覚めたのもすごく良かった。けれど肝心の金栗さん。夢を追う人はあんなに自分勝手で良いものなのか?オリンピック出場に必要なお金を出してもらった名家に請われて養子に入りかわいい嫁まで貰ったのに、練習練習で家に寄りつかない。なのにしっかり仕送りだけはもらって、自分だけならまだしも周りのみんなの分までご飯をおごる。そんな主人公の話を誰が見たいと思うものか?外面だけはいい自分勝手なやつ。好きになれないなー。
四三が帰郷した途端にスヤとの結婚が決まっているという状況に戸惑うのは当たり前だが、四三は貧しい家計ながら大都会の東京で、尊敬する治五郎の元で学び、オリンピックに出場し、幼い頃から好意を抱いていたスヤと結婚して街一番の資産家の若旦那と、上々すぎる人生にしか思えない。
四三が東京に戻って卒業を控えた時期に、プロフェッショナルランナーになりベルリンオリンピックを目指すと宣言する所は、帰郷した時に結婚を推し進めた勝手な兄の実次に対して、やり返したように感じた。
なんですやと結婚!?とやっぱりヒロインが大女優だと、そこと結婚しないとキャスティングした意味もないか…と思う一方で、マラソンの話が全然進まない!!ストックホルムオリンピックが終わるまで10話強かかって、次のオリンピックまであと4年をどういう風に描いたとしても続けて見ていくのはきつい。但し、今まで戦国時代の大河ドラマで興味がなかったが、近代の話なので、朝ドラ感覚で見れる今回の大河ドラマは私にとっては悪くない。
治五郎が帰って来た時に校長室が助木をしきりにして隅っこにガラクタ置き場状態になっているのが可笑しく、永井が勝ち誇ったように新しいメンバーを紹介する姿が悪人のようで、戦国時代の下克上のような雰囲気が面白く楽しめた。
四三に弥彦と治五郎たちがストックホルムオリンピックに行っている時に、治五郎の良き理解者である可児がヨーロッパから持ち込んだ円形デッドボールが、後の日本全国で大流行になるドッチボールの原形だったとは初めて知り、可児も凄い人物だったと感心した。
不覚にも泣いてしまった・・・。四三がラザロの事を知ったり、自分に何があったか自覚する所とか、見ていて辛かった~。ラザロが、足袋をもらって無邪気に喜ぶ姿を思い出すと可哀そうで可哀そうで。架空の話じゃなくて、実際の出来事なんだよな・・・。なんだか、来年の東京オリンピックの心配しちゃったり。東京暑いだろうな。大丈夫なのか?そういえば、昔は、熱中症じゃなくて、日射病って言ってたよな。懐かしい。足袋というと、足袋屋の事件があってどうなのかなと思ったけど、別に不自然な所はなかった。足袋屋の息子のかわいいボクちゃん(本当にかわいいので、そう呼んでる)の笑顔だけがアップで写ってたけど、本当はもっといろんなシーンがあったのかな?ボクちゃんがかわいくて、沢山見たかったので、そうだったのならくやしい。
番組の放映中に出演者の交替、というトラブルに見舞われましたが、やはりそこは大河ドラマ、それはそれで乗り越えてしっかり楽しませてくれています。
先週までは、金栗四三さんがオリンピックで熱中症で途中棄権、というエピソードでしたが、海外の選手と親しくなったり競技場も臨場感があって、面白かったです。
ただ時々、ビートたけしさんが演じる落語の話が入ってきて、ドラマと一致せず、ちょっと気がそがれる時もあります。
でも今後、この落語の場面も活きてくるかもしれないので、そういう演出なのかなと思っています。
とにかく、間もなく傷心の金栗さんが「箱根駅伝」を立ち上げるはずなので、箱根ファンの私は、次の展開がとってもとっても待ち遠しいです。
四三が助かった理由が幼い頃の四三少年に導かれたのではなく、朦朧とした中で見たぺトレー家の少年の後をついて行ったというのがわかり現実的な流れにしていたのは良かった。
四三が助かったのはコースを間違えた事で、正しく走っていたラザロが日射病で亡くなるという皮肉めいた所に悩む四三の心の内を上手く演技していたのが印象深く感じた。
四三が世界記録を羽田で出して期待が膨らんでいただけに、東京高師の面々や故郷の実次家族たちの落胆が凄く、結果が出た後に届くマラソン競技に挑む前の四三の手紙は切なくてならなかった。
監督の大森が声も出せないほどに衰弱した所を、指を鳴らし親指だけで四三と弥彦の健闘を称えたシーンは見事だった。
オリンピックに行く道中も到着後も、四三たちの悪戦苦闘ぶりを密着ドキュメントのように丁寧に描いていたので、すべて終わってしまってちょっと寂しいような、燃え尽き症状群みたいな気持ちになりました。四三とラザロの友情にホッコリしていたので彼が亡くなってしまったショックが大きかったです。それだけ過酷なレースだったのだということを改めて感じました。大森夫妻との別れのシーンも胸が熱くなりました。
低視聴率らしいですね。さらに、足袋屋のピエール瀧の騒動で弱り目に祟り目という感じですが、作品的にはしまってきていると思います。中村勘九郎は金栗四三に、生田斗真は生田斗真にしか見えない。演出・美術などのスタッフの本気が、脚本の笑いをコントではなく、質のいいコメディに仕立ててくれて。ストックホルムの炎天下をスースーハーハーとひたむきに走る四三。テレビ中継などもちろんない時代、遠く離れた九州でけなげに応援する、スヤ(綾瀬はるか)が「会いたいけれども会えないばい」と自転車節を歌う場面は、うるっと来させられます。幕末維新や戦国ものの大河で流す涙とは質が違う感じがします。
四三の初オリンピックは残念な結果に終わってしまいましたが、走る側が命がけなのはもちろん、情報伝達手段がない当時はゴールを待っている観客や関係者にも強い忍耐力が必要だったのだなと改めて感じました。自分の実力を出し切った弥彦と違い、意識を失って記憶がない四三は「負けた」という実感もないままオリンピックを終えることになってしまったんだなと切ない気持ちになりました。
意外に面白いのが三島家の面々で、おんな西郷と言われる弥彦の母は特にクセが強くて面白い!
弥彦の遺書が届いても、周りが慌てふためいている中で全く動じないところが凄い。字が読めないのに遺書を見て「弥彦は大丈夫。読めば分かる」と話しているところは、笑ってしまった。
他の家族もクセが強い。弥彦の兄は金の亡者で、女中もかわいいけど天真爛漫で何でも興味を持つ。
弥彦も弥彦で、だいたい遺書を女中に送るのは本当に変わっているよね。
四三と弥彦の今までのプレッシャーからの鬱憤を治五郎に対して感情任せの言葉を放った所に、治五郎のお得意のプラス思考によって遅れてきた事で相互理解が深まったと喜ぶ姿が可笑しく、双方一理によって四三の考えを取り入れたオリンピック入場のプラカードの話は上手くまとまり面白かった。
短距離走に出た弥彦の惨敗から経験した、世界レベルとの差が大きく、弥彦の活躍した時代よりも速くなったとはいえ、まだ決勝戦に出場するのが難しい現状を予見した言葉はこれからも続きそうに感じる。
天狗倶楽部としてもいつも仲間とワイワイしている弥彦なので練習の時間はハンパない孤独感だったと思います。
普段見る時は熱いなぁ、と感じながら見てしまう弥彦だったり、天狗倶楽部だったりしますが「仲間」って大事なんだなとしみじみ感じた場面でした。
落ち着いた性格に見える弥彦がトイレの構造にも怒りを感じてしまうのはレアだと思ってしまいました。
四三の弥彦を思っての大森兵蔵への行動だったと思いますが兵蔵もあの姿を見られるのは辛かっただろうなと思いました。
弥彦の飛び降り未遂の表情も物凄かったです。
飛び降りた後がどうなるか、「走れない」の言葉をチョイスした四三がいかにも選手目線で良かったです。
四三とポルトガル人のラザロも2回目には馴染んでる雰囲気が四三らしくて好きでした。
「夏至祭」で歌を求められた四三は「まさか自転車節?」と思ってしまいましたがさすがなかったですね。
四三と弥彦の「大和魂」が見れた部分でした。
拍手しながらの治五郎の笑顔が凄く素敵でした。
お湯と水の違いはあったけど五りんの四三とリンクする場面は面白かったです。
意外な精神力の強さと逞しさを見せた四三と、弥彦のメンタルの弱さの対比が興味深かったです。お坊ちゃん育ちというだけでなく、英語が分かるから周りの声が気になってしまうというのもあるのかな。窓から飛び降りようとするまで追い詰められた弥彦を見て、大柄な外国人に囲まれて、監督も床にふせっていて頼れず、日本人初のオリンピック選手というプレッシャーの大きさも計り知れず、本当に大変で過酷な状況で臨んでいたんだなと改めて感じました。ついメダルを期待してしまうけれど、オリンピックに参加出来るだけで凄いことなんだなと2人の様子を見ていて実感しました。
病をおしてストックホルムに同行する大森や、大森夫妻の熱い思いを慮る加納の姿を見て、オリンピックって競技者だけのものではないんだ、多くの人々の願いや思いが込められたものなんだということを改めて感じました。正直に飾らず書かれた四三の渡航記録が面白くて、全部読んでみたいと思いました。
これまでスポットのあたらなかった大森さんのことがよく分かるお話でした。やたらと咳をしていたと思ったら、余命わずかであったということで今後また感動させられそうな予感です。また常に自信満々でなんでもできる三島が、はじめてのシベリア鉄道に悪戦苦闘している様など人間味のあるところが出ていたのも良かったです。加納先生が付き添えなかった理由もはっきりとし、今後ストックホルムに行くことができるかどうかが気になるところです。
やっと金栗四三と三島弥彦が出発してくれて、話が前向きに進んだのに、正直ほっとしています。
お金や愛情の不足を語る話には、少々あきていました。
しかし、どちらの家族も無事選手としての姿を応援する形になったのは良かったです。
弥彦の見送られるシーンでは、涙が出てしまいました。
中村獅童の実次兄はいいですね。
場に出てくるだけで、場の雰囲気がカチッとしてきます。
誉れを感じ大言壮語しているようで、四三本人には「勝ち負けは気にするな」といったのが本当なら、こんなに素敵な兄はいないと思います。