もみ消して冬 ～わが家の問題なかったことに～

いま役名の字面を見て吹き出しました。本名、手毛綱美鎖夫っていうんだ…ゴツい！
完全にイジられボケキャラでしたが、それがまた絶妙なバランスでとても良かったです！児島さんも、たぶん自然体で演技されているんだろうな、楽しい現場なんだろうな、というホンワカした雰囲気が伝わってきました。バイトの楠木に、何気にクリーニング屋をディスられるところ、怒涛のツッコミ、だけど流れを壊さないさじ加減は、見てて気持ちよかったです。どなたか書かれてましたが、もう名脇役の域だと思います！

お笑い芸人さんだけあり、周りの出演者から色々突っ込まれた時にボケていたところがとにかく面白くてよく笑わせて貰いました。
存在自体がお笑い芸人さんの雰囲気を醸し出していましたので、何も話さなくても画面にいるだけでも面白い存在とも言えました。
漫才を複数の人で突っ込み児島さんが一人でボケる、そんな構図でしたね。

彼はひょっとしたら名優ですか？いや、いま何かと注目の名脇役のカテゴリーに入れてもいいのかな？アンジャッシュのコントでやりそうなキャラも演じれるし、配役的にもバラエティで名前間違えからの「児島だよ！」と言っているようなキャラを与えられてますが、いい感じじゃないでしょうか。活躍に期待はしないですけれど。かえって、このままで良いです。

お笑い芸人でありながら控えめで程よい存在感を放つ児嶋さん。
彼がクリーニングを回収にきて、いろんな新情報をかぎつけていくのが定番になっていておもしろかったです。
最後には北沢家の仲間にちゃっかり加わっていて笑っちゃいました。

観察力に優れ、好奇心旺盛で、図々しい、独特のキャラクターが面白く、毎回登場を楽しみにしています。いつも勝手口で執事達とわーわー言っていたのに、後半になって屋敷内にもあげて貰えるようになって「良かったね～」と思って観ています。

ドラマの中盤に現れる手毛綱の存在。
北沢家で起こっている問題にニアミスしている察知能力はいいし、児嶋だからこその演技力で良いです。
話が進むにつれてどうやって北沢家にお邪魔するのか気になるし、ポケットの中には防虫剤や節分豆。
その他にどんな小ネタで面白くさせてくれるのか気になる存在です。

芝居の上手い芸人さんは沢山居ますが、児嶋さんを見ていると、沢山のドラマや映画に呼ばれる理由が分かります。毎回ほんの数十秒の出番でも、バッチリ存在感を残してきますし、コントでの芝居以上に、場に適応した上手い芝居がきちんとできる方だと思いました。

児嶋さんは、演技力はあるほうだと思いますが、どうしてもコント風になってしまっている気がします。
ドラマというより、アンジャッシュのコントを見ているような、上手く表現は出来ませんが、雰囲気がそうなってしまっているのです。
しかし、このドラマはバラエティ要素も少しあるので、逆に児嶋さんのコントのような演技が、とても活きていると思います。

普段コントを器用にしっかりこなしている方ではありますが、ドラマにふさわしい演技ではないと思います。登場した瞬間場が白けたように感じました。役柄に求められている以上にうざったく、盛り下がる演技をしていると思います。

ドラマの中に芸人さんが出てくると冷やかしとかおふざけかと思って白けてしまうことが多いのですが、意外と自然な流れで違和感がなく噂好きな御用聞きっぽい、いかにもいそうな存在だなと想像できて笑ってしまいました。