アンナチュラル

はじめから謎のある感じで、本当は味方なのか？敵なのか？いい人だったりして？いや、やっぱり悪いひとだった～、と最後までどっちに転ぶのかわからない役が本当にぴったりきていました。この人が出ていると面白いドラマかも、と期待してしまう信頼できる俳優さんのひとりです。

記者役で物言いも上から目線で、ネタになりそうな物は他のものを犠牲にしても取りに行くところ、不快になりますが、いい人を最後まで出さないところ、皮肉屋な役は似合うと思います。ニヒルな笑顔で信用に値しない役は北村さんぴったりだと思います。

最低最悪のジャーナリストの腐りっぷりををここまで演じられるのが凄いと感じた。最終回の裁判中に見せる余裕の顔はとても腹立たしく感じたし、自らが逮捕される瞬間を「撮るならちゃんと撮れよ！」と手錠を掲げるシーンなど、あれほど視聴者をイラッとさせる演技に感嘆した。

「ＡＢＣＤＥ…」と鼻歌を歌ってるのはアドリブかと思っていたらちゃんとした伏線だったんだと分かって上手いなと思った。薄い色のサングラスも悪趣味だけど、うさん臭さが出てて人物像の怪しさも表現しているんだと思った。窪田正孝を脅すシーンなんかはインテリなヤクザ風で、友達にはなりたくないけど絶対敵にはまわしたくないなと感じた。

いかにも怪しい雰囲気でしたが、まさか逮捕されてしまうほどの人だとは思わず驚きました。ＡＢＣＤの歌を歌っている異様さが頭から離れません。人物背景があまり出ていなかったのでどうしてこんなことになったのか謎のままで見終わった後の方が余計に気になりました。

最後まで救いようのないクズを見事に演じきったと思います。嫌味ったらしい表情と目つきや人を小馬鹿にしたような話し方で、常識や道徳が通じない異質な雰囲気を上手く醸し出していました。これだけ強烈なキャラを周りのキャストから浮くことなくリアリティを感じさせる演技で作り上げる演技力に脱帽しました。

北村さんの、ただの事件を追い回す嫌な記者の印象からの、犯人に近い不穏な雰囲気を持った役への移行が、とてもハラハラさせられました。
そんなハラハラ感を与えることが出来る北村さんの演技力に、感動すら覚えました。

よく見かける顔だけど余り気にしてみていなかった。今回は結構ドラマの中心となっている、事件の本質を知っている重要人物を演じていて注目せざるを得ない役だから結構見ている。良い人なのか悪人かいまだ分からない謎な雰囲気を上手に醸し出していると思う。

北村さんはドラマの面白さを倍増しています。謎だらけのドラマで、北村さんの演じる役が１番の謎です。犯人を知っているのに通報せずヒントを与えるだけ。いつも飄々として何を考えているのか、何が目的なのかわからず、１番気になる存在です。

登場した瞬間にゲスな男だと分かる役（謎のフリー記者 宍戸理一）を違和感なく演じていると思います。
存在するだけで不協和音を奏でるその存在感をよく出せています。
何というか、「ゾッとする」　「うさんくさい」オーラが似合いすぎているのです。
クセのある役を上手に演じることができる俳優さんだと思います。

何を考えているか分からない、常識的な価値観を持ち合わせないサイコパスっぽい雰囲気を厭らしい目つきやニヤついた表情で上手く表現していると思います。「A、B、C…」と連呼しながらシャッターを切りまくる姿も狂気じみていて怖かったです。出番はそれほど多くないのにインパクトの強い演技でドラマを盛り上げていると思います。

特ダネのことしか頭にない道徳心のかけらもない男を、人を小馬鹿にした口調や目線、咥えタバコでしゃべるなど細かな芝居で見事に演じていると思います。大河ドラマと同じ人とは思えないです。7話で九部に「裏切り者」と囁くシーンは、嫌味な口調と冷たい眼差しに鳥肌が立つくらい嫌悪感を抱きました。中堂を追い詰めるビラを貼らせるなど赤い金魚の事件についても色々知ってそうですし、キーマンとして今後どんな演技を見せてくれるか楽しみです。

初回登場シーンから、怪しさ満点。人を見下したようなふてぶてしい態度と、底知れない危険なオーラ…徹底的にヒール役を演じこなしていて、出てくると本当にハラハラします。出演シーンは決して多くないのに、あの存在感はすごいの一言。 朝ドラや大河でも、熱演されていて気になっていました。今期また大好きな役者さんが増えたと嬉しく思います。