コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- ～THE THIRD SEASON

イマドキのフェローという感じがよく出ていたと思います。実際に、あんなフェローがいたら、私の担当にはなって欲しくないですが、なんだか応援したくなるような魅力のある役だったと思います。本人も演じていてラクだったのではないかなと思います。

天然で脳天気な感じの人柄、新人のフェローが直面するであろう戸惑いの様子を、とてもうまく演じていると思います。
特に、お祭りの会場で事故が発生し、あまりにひどい状況に呆然とし、気が動転してしまっている様子などは、見ているこちらが大丈夫かなと心配になってしまうほどで、真剣に見てしまいました。
普段の天然な行動は、クスッと笑え、緊迫した医療ドラマの中で癒やしのシーンになってます。

周囲がほぼベテランや実績のあるキャストである中で、芝居のレベルでは劣るものの、フェロー役ということでそれが意外と馴染んでいる若手俳優陣4人ですが、中でも新木優子さんの演技は自然体で新鮮さを感じます。

第8話で経過観察中だった外来患者（中学生？高校生？）が急変した際に中々決断できずにいる成田凌演じる灰谷先生に向かって言った「ねぇ、今死ぬより良くない！？」という若者口調の台詞が非常に心に残っています。台本通りなのか、本人の口調かはわかりませんが、非常に若者らしく、また同期に対して使う言葉遣いとしてリアルさ、自然さを感じました。

良い演技をしていると思います。
調子にのっているとこや、真剣に悩んだり、苦しんだりと色んな表情がちゃんと演じれていると思います。

前回の「クライシス」のクールな彼女とは打って変わり、明るく可愛くフレッシュなフェロードクターを見事に演じてくれていると思います。第2回目にして、かなりの見せ場がありましたね。藍沢先生に「良くやった」と言ってもらえた時の表情がとても印象的でした。

このドラマで初めて演技を見たのですが、明るくて天真爛漫な役柄が合っているなと思いました。おしゃれにこだわったりぶりっ子にも見える役柄だけれど、芯があり努力家なんだろうなと思わせられる新米のお医者さんです。

「CRISIS」では、冷静沈着で、ネットに関して、素晴らしい知識を持つ役でしたが、今ドラマでは、全く逆のイメージで、今どき女子って感じですね。現実的な考えを持っている反面、なんだか可愛い感じで、そして、優しさも感じられます。

ファッションやお化粧などに興味があってチャラチャラしてる部分と、いざ患者さんを目の前にしたときの真剣な眼差しのギャップの演じ分けがすごいなと思います。普段はふんわりとした雰囲気で緊迫したシーンではしっかりと患者さんと向き合う姿が対照的で印象に残ります。

これまでのドラマでは見られなかったような頼りなく、かなり天然な感じの演技がとても良いと思います。顔はキレイだけど、ちょっとヌケているので、思わず「こんな子、いるいる」と思わせてくれて、とても自然に演じていると思います。