ブラックリベンジ

復讐の想いに支配されながら、それを微塵も感じさせず、親身になって周りに接する朱里の、二重人格のような振る舞いに、とても恐怖を感じます。張り付いたような笑顔や、悪事を暴露した後の鬼のような形相など、表情だけでこうも感情をわかりやすく表現できるのだと感心してしまいました。

少し前に舞台関係で問題を起こしていただけに、このドラマに出演されているのには驚きました(先に撮り終わっていたのかも？)。
今回も悪役がお似合いです。今のところ木村多江の存在感には及びませんが、個人的にはネチネチした感じが好きです。

すごく胡散臭い心理カウンセラーの役どころを、正にはまり役と思える程見事に演じていると思います。影があり、何か裏がある難しい役をこなす砂羽さんの演技の力量と女性的な魅力に引きつけられてしまいます。砂羽さんの演技が本ドラマ後半の重要なカギを握を握るとともにドラマ自体の成否に結びつくものと考えます。

主人公や主人公の妹の見方のような態度を取っているが、裏では見方ではないと思わせるような行動をしており、今後鈴木砂羽さんの役がどのように展開していくのかがとても気にさせられます。先週の放送で鈴木砂羽さんが卒業アルバムを誰かを思いながら抱きしめているようなシーンがありましたが、それがどのような意味だったのか今回の放送で分かると思っていたのですが、そちらについて触れていなかったのでどういう意味だったのだろうと思いました。

感情を抑えようとして意識しすぎてセリフが棒読みというか、薄っぺらく感じて、下手だなぁと思って見てます。

復習に燃える主人公のカウンセラー役が板についています。冷酷な表情の多い主人公が、唯一、本音を語れる相手というだけあって、包容力のある演技がうまいと思います。でも、何かウラに隠し事があるような雰囲気で、それがミステリアスです。

カウンセラーとして、主人公を裏で操ってる感がひしひしと伝わってきました。
黒幕なのかな？って思わせる謎な感じが素晴らしいです。
とても興味ひかれるキャラクターに演じていたと思います。
これからどんな風に物語に絡んでくるのか期待できました。

普段、バラエティなどに出ている時の面白くて明るい元気なイメージとは全く逆の、シリアスで冷めた表情や奥底に秘めた不気味さや怖さのある演技ができる、どんな役でも見事に演じられる凄い女優さんだなぁと感じました。