プラージュ～訳ありばかりのシェアハウス～

音楽家、文筆家、俳優と全てを素晴らしくこなす姿に驚かされます。諦めることをせず、前へ進む力に脱帽します。
プラージュでの役では、ダメな人間がにじみ出ている演技に「星野源」が演じていることを忘れてしまいます。

実際の星野源さんは、あんな風にかなりエッチな感じのことも話したりすると思うのですが、ドラマではあまり見たくなかったなと思います。年上の女性に憧れるという役は、ぴったりだと思うので、石田ゆり子さんとのシーンが増えていくと良いと思います。

誠実な役も似合いますが、こういう性根が腐った男性の役も上手いです。「バカじゃないの？」と見ていてイライラする男ですが、星野さんが愚かさや情けなさを絶妙なバランスで表現しているので、どこかチャーミングで魅力のある役に仕上がっていると思います。特に1話の酩酊状態の演技は本当に酔っ払っているんじゃないかというくらい、リアリティがあって上手かったです。

見ていてとてもイライラするキャラクター。空気が読めない発言だったり、変なところでお気楽でお調子者なところが本当に人をイラつかせる感じで、そういったキャラがとてもハマっている。もう、顔が、そういうキャラクターやるためにいるような、ムカツク顔してる。最初の方に出てきたオバサンに顔がムカツクと言われてたけど、ほんまそれ！って感じで、特に笑顔が非常に不愉快なんだけど、その辺も含めて役柄にピッタリで良かった。