リーガルＶ～元弁護士・小島遊翔子～

ポチの成長物語。
もっと見たい。

ドラマ内での彼は弁護士資格を持ちながらも初々しいひよこのようにあどけなさを感じました。可愛らしい、新米感満載で良い意味で、米倉涼子演じる役柄との距離感が出て、目立ち過ぎず、しかし存在感を感じる役柄で、面白いなぁと見ていて思いました。

初回のヒョロっと頼りない弁護士初心者マークという感じから、回を増すごとにどんどん成長していって翔子に認められるくらい頼もしい存在になる姿を熱く、時にはちょっとコミカルに演じていて役に合っていたと思います。低過ぎず高過ぎない独特の声も耳心地が良く、台詞が聞きやすかったです。

事務所に一人残されてしまっても以前ほど不安で頼りない雰囲気を感じさせなかったところが良かったです。オドオドと空回りしていたのが嘘のように引き締まった働く大人の男の顔になっていて、青島の成長が表情からしっかり伝わってきました。小鳥遊と再会した時のパアッと晴れやかな笑顔が、飼い主を見つけたワンちゃんみたいで可愛かったです。

正義感が強くて若さ全開の熱い感じがクールな海崎との対比になっていて良いですね。喜怒哀楽が全部表情や仕草に出てしまう正直なところも青島の素直さが感じられて良いと思います。童顔のせいか小鳥遊に振り回されてタジタジになっている姿が本当によく似合っていてハマリ役だと思います。

裁判の経験を積むたびに表情が引き締まっておどおどした雰囲気がなくなり、青島の成長が感じられるところが良いと思います。ドラマにありがちな「いつの間にこんな出来る子に？！」という急成長ではなく、予想外のことが起きるとサッと表情が強張って動揺したり、ソワソワと落ち着きをなくすなどまだまだ未熟な面もちゃんとあって、一歩ずつゆっくり成長している様子にリアリティが感じられます。観ていて応援したくなりますね。

子犬のようなルックスがポチっぽいですし、気弱そうで頼りない雰囲気が青島にぴったりハマっていると思います。見た目だけでなく法廷に立つ時の少しソワソワと落ち着きのない感じやたたみ掛けるような早口台詞で青島の未熟さや緊張感、「困っている人を救いたい」という焦りを丁寧に表現していると思います。

頼りなく、小鳥遊にペットのように扱われているのがとても可愛いです。童顔の林さんだからこそ演じることが出来るのではと一視聴者の私は思いました。弱い者を救いたい一心で突き進み、困難にぶち当たっても乗り越える素敵な役だと思いました。

体の線が細く童顔なので、使い走りで強い人に馬鹿にされながらも愛されているというキャラがあっていて，応援したくなるような感じになります。
でもどちらかと言うと人を振り回している時ツンデレな演技の方が合っているようにも思えます。

新米だけど一生懸命ですごく好感の持てる役柄をうまく演じていてとても良いです。少し頼りない感じもうまく出していて演技の幅が広い俳優さんだなと感じました。でもいざ裁判になるとかっこよくてとても素敵でした。

林さんの人が良さそうでちょっと気弱そうな雰囲気が青島の素直で駆け引きが出来ない、弁護士としてはイマイチな性格に合っていると思います。実際にいたら無能過ぎてイラっとくるキャラですが、林さんの一生懸命さと青臭い感じが「頑張れ、若者！」とつい応援したくなる空気を作りだしているところも良いなと思います。

常にオドオドしていたり目が泳いだり、台詞の歯切れが悪かったり、青島の頼りない雰囲気を丁寧に表現していて上手いです。口先で喋らず、ちゃんとお腹から声を出す発声も台詞が聞き取りやすくて良いですね。ポチっていうあだ名も可愛らしい容姿にぴったりです。