僕の初恋をキミに捧ぐ

物語をかき乱すポジションとしての役割をしっかり理解した上でのお芝居がとても良かったです。特に目線のお芝居がうまくて、どんなことを思っているのかが、すぐわかるのがすごいなと思ったし、か弱い乙女の性格の悪い女がとても似合っていて良かったです。

とにかく役なのは分かっているけど、セリフの言い方やしゃべり方が気に入らない。そして、都合が悪くなると具合が悪くなって、周りを困らせて、心配してくれてありがとうとみんなに愛想を振りまいているといった所がぶりっ子にしか見えない。

コードブルーのイメージが強かったので、キャストの名前が出てくるまで、気が付きませんでした。
眼鏡に三つ編みとかけ離れた容姿だったせいもあり、驚きました。
大人っぽかったコードブルーに比べ、今回はとても女子高生（？）らしく、幅広く演じられているなと関心しました。

穏やかで優しい口調で話す所が可愛らしい反面、繭を誉めているようでけなしている言葉を次々と放つ所に恋敵である事を意識しているのがわかる。
また、人間の本質的な占有したい思いが伝わり、思春期の恋する乙女らしさを感じる。

感情があまり表れていない演技で、あまり上手だとは言えないなと思いました。心臓が痛いと苦しむ演技も、かなり演技くさくて、タクマの幼い頃を演じている男の子の方が上手だなと思いました。表情がずっと変わらないのも違和感がありました。