僕らは奇跡でできている

今時の、リアルな女の子として存在していそうで、演技も上手だったように思います。主人公の榮倉奈々さんにズバッという一言が、ズレている部分もありましたが本心をついていることも多く、ちょっと常識ない子でイヤだなと思うこともありましたが、悪い子ではないという絶妙な加減が上手くでていてよかったです。

榮倉奈々がいろいろな問題を抱えて思い悩んでいるのを、「そんなに難しいことですかね？」とひょうひょうと言ってしまう演技が、今時の若者っぽくてリアルでした。たまに何かを企んで、ふふっと笑う演技も可愛くて良かったです。

いつも口角を無理矢理上げて作り笑顔をしているような表情ばかりで、変化のない演技に見えてしまいます。
セリフも棒読みで感情が伝わってこないです。
ただ、今回の役どころは空気の読めない少しイタイ役なので、感情がないくらいのほうが合っているのかもしれないですね。
ただ、ドラマでこの人が出ていて見たいとはあまり思えないです。

歯科衛生士としての仕事はできると思いますが、プライベートを優先させる上にその影響も出てしまう現代の若者らしい話し方で年上に失礼とも思わない発言をする態度がよく表現されていて、世代間ギャップを際立たせる演技が光っていると思います。

ヒロインの水本育実が自分でクリニックを経営するできる自立した女性であるのに対し､トリンドル玲奈さんの演じる丹沢あかりは「リア充」で恋愛テクにもたけたちゃっかりした女性役。たぶん､同僚にいたら間違いなくうざく感じるタイプです。そのウザさを遺憾なく発揮してくれていて､逆にあっぱれ！でした。