半沢直樹 (2020年版)

大声を出せばいいと思ってる
顔の表情を作れていない

剣道の時のキェーーーーーーーーーーーー！っていう声がめちゃキモかった。普段は普通に平均的な男性の低い声なのに、掛け声だけなぜああなる？？ノイズかと思って巻き戻してしまった。最終回も剣道のシーンがあって、今度は面を取ってキェーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！って言ってて笑った。あと、顔が圧倒的にむくみ過ぎなのか骨格自体があのフォルムなのかパーツが中央によりすぎてるのか分からんが、顔が面白い。
こんな気持ち悪いスペックの彼だが、にも拘らずどこか爽やかで清々しい印象もあって、全体的には好印象で好きなキャラでした。

最初観たときには「くさい」「下手」と感じてみていたのですが何回か見るうちに新鮮さが感じられてきました、不思議だなと思います。周りで歌舞伎の方が大上段に構えた演技をしているので尚更そう感じたのかもしれませんが下手なところがいいと久しぶりに感じた役者さんでした

キレすぎ。

瀬名という役柄からなのか怒ってばかりいるのが目立つ。しかも尋常でない怒り方でブチ切れてしまっているという感じだ。自閉症スペクトラムではないかと思ってしまう。まあ、でもIT企業の社長らしい感じは出ていた。

情熱的なIT企業社長がとても板についていました。創業メンバーから裏切られてさらに尊敬していた社長からもカマをかけられてしまい、とてもかわいそうでメンタルが心配でした。でも森山さんと半沢が助けてくれて良かったです。あそこからよく復活したなと思います。さすがメンタルも強いですね。

過去の辛い出来事がありながらも、会社を成功させた成功者のイメージにぴったりです。爽やかな白いシャツで感情豊かに演じる姿にうっとりします。陰謀の中心に投げ出され疑心暗鬼になったり、真実がわかった時の激しい怒りの表情、そしてまた人を信じようとする素直さ、歌舞伎役者の演技力の高さを感じます。