家政夫のミタゾノ3

シーズン3の最終回の再放送も、まずまず楽しめた。落ち目なのにそれに気づかないスターといったいつにも増して切ない設定で、会場にフアンを演じるエキストラが入ってきたときはさすがに悲しすぎた。プライドの高い人につきつける現実としては最悪の形…。エキストラを屋とっいてたという娘の気持ち、残念だけれどよくわからない。絶対よいことないのに…。良かれと思って行動してることが相手に悪く作用してしまい、それを解決するというのがミタゾノの得意技なんだよね。ドラムをたたく姿は流石かっこよすぎた。傑作選これからも続きそうだけれど、もっと前のミタゾノが観たいな…。

最後は、良い意味で、話が二転三転して面白かったな。
あんなにめちゃくちゃになったのに、登場人物がちゃんと再生できる人間力も持っているのが、魅力ですね。

伊野尾君演じるヒー坊も相変わらず可愛かったし。

ただ、個人的には、空回りの恩田さん（川栄）は必要なかったかな～と思います。ちょっと残念。

家事テクが良かったわ～。
てか、話にちなんでか、リズミカルなものが多かったな。
霧吹きとドラムがマジで最高でした、爆笑したよ。
まあ、ドラムはうちには無いけどね(笑)

ミタゾノさんの作品の面白さは、さりげなく突っ込まれたディスり、おちょくりであり、それが今回もちりばめられていて、そこは満足しています。
ただ、どちらもごり押しなのかもしれませんが、ミタゾノさんと動くのは、一人で良いでしょ。
反面、家政婦紹介所のメンバーは初期と同じあのメンバーに戻り、市原悦子さんの「家政婦は見た」の家政婦紹介所の女のねっとり感が出ていて良かったです。

シリーズ1、2と、とても面白いやり取りだったし、脇役の女優陣も花を添えると言う意味でいい仕事をしていた。
しかし、何故か今回のシリーズ3は川栄一人で良かったのに伊野尾の存在が川栄の良さを霞ませるというか分散させてしまって締まりがなかった。
ストーリーも前シリーズまではスリリングな感じがして楽しめたのに今回はまるでお遊戯を見させられているようだった。
大好きなドラマなので次回あるなら、もっとサスペンス風を加えたギャグドラマにしてほしい。

父親ケビンを思って行動していた娘の奈美恵、一方で唯一のヒット曲の権利を売ってしまう愚かなボーカルのケビンに、密かに暴露本を出そうとするトニーとベンと、自己中心な考えしかない中年ロッカーのダメダメ感たっぷりと面白さは伝わってきた。
ただ、何となく物語の流れがわかってしまい、家政婦紹介所の脱税疑惑は以前からあったので新鮮さが無く、以前にもあった内容を混ぜ合わせたようにも思えてしまい、三田園がドラムを演奏していて凄さはあったものの、これは演技になっていないので、最終回なのに何故？？と思う内容だった。

最終回のストーリーは、少し前にワイドショーニュースで多少話題になった昔はスターだったあの人がモデルでしょうか？　宇梶さん演じるケビンもいかにも「昔のスター」な雰囲気で、すっかり落ち目の元スターが醸し出すオーラそのままに、垢ぬけない下品なファッションに立ち居振る舞いで、「そういう雰囲気」がしっかり表現されてました。
ミタゾノさんのいつもの蘊蓄は、今回も役に立ちましたよ。毎回、ストーリーの内容というよりもミタゾノさんを見ること自体が楽しみなドラマでした。

最終回を締めくくるのにふさわしい、ドタバタっぷりだったと思います。
ケビン小須田本人を含む、周辺人物全員が後ろめたい秘密を抱えていて、片っ端からミタゾノによって暴露されていくのが痛快で面白かったです。
島茂子が出てきたり、ミタゾノさんが圧巻のドラムプレイを魅せたりと見どころがたくさんありました。
ミタゾノさんのドラムは、さすがといったところでした。
ミタゾノさんは一度、これでもか、というとことまで破壊しつくした後、間接的になんだかんだで再生に導いてくれるところが素敵です。

レスリングの教え子に手を出し、不倫した挙句、離婚のきっかけを探していたクズな夫と、完璧すぎる妻の応酬がクスッと来てしまいました。
そこにミタゾノさんがより、話をこじらせる方向にもっていく、というお決まりのパターンがやはり、面白かったです。
しかも、実際にあったレスリングのパワハラ事件からとった「レスリング選手なんですか？」というセリフが飛び出したり、Kinki Kidsの「愛されるよりも愛したい」をネタにしたりなどところどころに笑いが止まりませんでした。
夜中にクスッとさせられました。

父親がガンになり保険金が入ると喜ぶ家族の様子が悲しくなりました。日本の家庭では一家の父親は一般的にこのように邪険に思われているのかと思うととにかく悲しい。でも父親が家族のためを思って、仕事で上司に叱られながらも毎日頑張って働いて。自分のお小遣いを全額子どもたちのために貯金していて泣けました。ミタゾノさんが父親と家族との中をとりもって最後は本当に良かった。
家族って大事な存在で、でも言葉にしなければお互いの考えていることは何もわからない。察するのには限界がある。家族で話をすることが大事だというメッセージ性が込められているのが良かったです。

たまにいる、父親だけ虐げられている家庭が大パニックになっていて、ミタゾノワールド全開で面白かったです。
あまりにもお父さんが家族からコケにされていて、同情してしまいましたが、なんとも言えない哀愁を漂わせていた、お父さん役の小林隆さんは適役だと思いました。
ミタゾノさんが来ることによって、その家庭は一度崩壊しますが、一周回って絆が生まれ、再始動できるというハッピーエンドなところがミタゾノの魅力のように感じます。

丸山さんという特に悪人ではないおとなしそうで優しそうな男性が、癌の誤診のせいで会社を辞めて家族の裏の顔も見てしまって人生めちゃくちゃなって本当に死ぬしかないのではないかとハラハラして見ていました。結局家族は丸山さんが本当に死んでしまうという実感が薄かったからお金の話ばかりしていたのでしょうか？自殺するかもという時の慌て方、病気でないと分かった時のホッとした様子は、丸山さんが家族の為に貯金していたと知らなくても最初から愛情がちゃんとあったような気がしました。いつもミタゾノさんはいい仕事をしますが、今回のハッピーエンドはいつにもましてミタゾノさんグッジョブと思いました。

いつもは冷静なミタゾノさんが、唯一苦手なお化けや怪奇現象などの話しの回は大好きだし、面白かったですよ。ミタゾノさんのかなり動揺してるわざとらしいリアクションが最高。まあ、非現実的な内容だったけど、子どものいる私にはいろいろ考えさせられましたね。世間知らずな夫、腹黒い親戚がいたら、そりゃ安心して成仏できないわ。お母さん、お疲れ様です。ちなみに家事情報は、凄く役に立ちますね。ちょっくら挑戦してみようと思います。最後のミタゾノさん、大丈夫かなと思ったけど、タフそうなので、きっと何事もなかったかのように復活するんでしょうね。

「幽霊」というワードにめちゃくちゃ過敏に反応して手元を狂わせてドタバタする三田園に何度も笑ってしまいました。ゲスト俳優の長谷川朝晴さんが、いかにもお宝ありげなお屋敷に住むにはピッタリのキャスティングですよね。ミステリアスで謎解きが面白いストーリーでした。「初めて恋をした日に読む話」でサバサバしたキャバクラのママを演じた安達祐実さんのしっとりとした演技がミステリアスな空気をさらに盛り上げていました。

ミタゾノさんの眼力、インパクトが凄いです。
登場シーンの仕方が、
「あら、失礼いたしました。トイレットペーパーが切れていましたので、お取替えにきました」とか「タクシーかと思い、乗り込んでしまいました。失礼いたしました」とか
わざとだろ！？っていう感じで乗り込んできて、めっちゃ冷静に喋って立ち去る姿がおもしろすぎです。そこまで、洗濯物とんでいかないよって思うに、「洗濯物を追いかけてきたらここまできちゃいました。どうしたんですか？」とか
ひとつひとつの行動がおもしろすぎて、毎週笑っています。

厳格な裁判官の玄角厳吾と名前からしても面白そうな雰囲気で、決め台詞の「お黙りなさい」はその場の雰囲気をキリッとさせ、厳粛な法廷を思わせるのに最適で良い効果をを出していた。
裁判官という立場であったため、不正という言葉を使っていたものの、ほとんどが秘密にしていただけの事が多く、強引に持っていく手法は相変わらずな感じを受け、最も極悪人だったのが脇役の検察官の脅迫行為だったのが、的外れ過ぎていて残念だった。
また、派遣される家政婦が、三田園に光、萌の3人になった事で面白くなった部分も多いが、その分三田園の見せ場が減っているのが気にかかる。

厳格な裁判官を父に持つ一家が全員ぶっ飛んだことをしていて笑ってしまいました。
しかも、家族全員が法廷で秘密が暴露されてしまい、大パニックになるという、現実では考えられない設定が面白かったです。
それどころか、家族だけでなく、法廷の関係者も恥ずかしいスキャンダルが発覚し、最終的に収集がつかなくなるというトンデモ展開はミタゾノシリーズの醍醐味な気がしました。
一周回って、家族が一つになっていく様子は、皮肉だなあと思いました。

恩田萌(川栄李奈)が裁判の傍聴マニアだというのは、ちょっと無理矢理設定した気がして違和感を感じたし、一度に三人家政婦が派遣されるというところにも違和感。
金属バットが家で発見されたことで親が子供を疑うっていうのも、子供を持つ親としては「まぁ…これはドラマだからね」って感じがして苦笑いだった。
とはいえ、ミタゾノの誘導で真実が明らかになる展開はお約束といえばお約束だけど、安定感抜群で安心して見ていられたかな。

一言で言って、『お腹いっぱい！』。
もともと「家政婦は見た！」のパロディという位置づけで観ていたんだけど、さすがにシリーズ３はやりすぎでしょ！！
今回は、主演の松岡昌宏に加えてジャニーズから伊野尾慧、そして元AKB48の川栄李奈を加えて視聴率稼ごうとしているけど、
ストーリーがパターン化していることに変わりはないから、観てて飽きる。観るとしても裏番組次第だし、録画してまで観ようとは思わない。
前シリーズまでは松岡昌宏の家政夫役にインパクトあって、面白く観れてただけに残念。今シーズンはこの時間帯の楽しみが一つ減ってしまった感じ。

現実的に話題となった内閣の忖度話題を取り入れた内容が面白く、1を聞いて10を悟る姿が、週刊誌などのスキャンダルに繋がりそうな事をマイナスに、自分自身への有利になりそうな話はプラスに捉える人間のご都合主義的な思惑を、上手く演出できていたと感じた。
また、それぞれの出演者の出ていた番組や所属するグループ名などを上手く使った、面白い場面作りが所々で見られるなど、使える素材を全てドラマの中に盛り込んでいるのも素晴らしく感じた。

だんだん話が難しくなってきて、家政婦モノというよりもポップな刑事ものみたくなっていて少しマンネリしてきてしまったのかなという感じが否めません。その点は少し残念ですが、相変わらずのどっしり感と家事のテクはとてもおもしろくて参考にさせてもらっています。特に歯磨き粉で鏡をゴム手袋でふくのは目からウロコでした。疑問に思うのは、川栄李奈の出番が異様に少ないことです。これから増えることを期待しつつも伊野尾慧を楽しんでいます。

毎回のことがらくだらなすぎて笑える。忖度とか政治家の粉とか時事問題ちょいちょい入れてくるのがほんと謎に社会派で面白い。3シーズンもやっての「家事情報なんていらねーんだよー！」発言は笑うしかない。脇役も前シーズン二個よりだいぶポンコツ感というかはっちゃけ感あって好きかも…。最近のドラマ伏線張りすぎて3話目くらいでわけわかんなくなるやつ多いからパソコンしながら聞き流せるこれくらいのドラマがちょうどいいわ…。個室アロハ本当にあるのか検索してしまった

重いドラマが好きでしたが、最近はバイセクシャルのエッセンスを盛り込んだものが大流行中なんですね。どんな層に受けてるドラマなのか気になりましたが、表情一つ変えない知花くららさんはさすがにチャーミングでしたが青山倫子さんが美人を気取るにはちょっとトウが立ちすぎていてキツかった気がします。女装したガッチリ体系の松岡さんはいつも表情を変えず最初は不気味でしたがどんどん慣れるものですね。ハンパな超能力系のドラマより、ずっとこちらの方が好きです。