平成細雪

文句なしに面白かったドラマ。久しぶりに録画を早送りせずに、じっくり何度も見返しました。真面目なドラマのはずなのに、プッと吹き出してしまうような笑いがあちこちにちりばめられていて、脚本が抜群に良かったと思います。個性的な俳優陣でしたが、次女役の高岡早紀さんと、三女役の伊藤歩さんが抜群でした。

「京都人の・・・」の素晴らしい演出家が作った佳作と思う。
はんなりとした上品さの表現が、とても心地よい。
高岡早紀は素晴らしい。その他出演者も素晴らしい。
ひとつだけ。安田成美の本家のごりょんさんを見たい。

名作「細雪」の平成版を見て、笑うとは思いませんでした。勝手な妄想ですが、あのドラマの脚本家は絶対関西人ですよね。そうでないと、あれだけのボケというかトボケた感覚は描けないと思います。あのドラマでは次女役の高岡早紀さんが一番良かった。独り言のシーンでの一人ツッコミなんて、なかなかのものでした。関西人はああいう独り言というか心の中の声、よくやってると思います。平成４、５年ころの設定になってましたけど、それにしてはなんか昭和感あふれてましたが、あの当時はまだそんな感じだったかなあ、と色々思い浮かべながら楽しみました。最近では一番面白かったドラマです。

一流俳優ぞろいのドラマで注目してました。そして見やすい５話までの完結ストーリであること。中山美穂のドラマ復帰の演技もとても見ごたえがあった。キャストはもちろんのこと、主題歌も感動を誘うようでとても良かった。ドキドキハラハラシーンは少ないが、内容が濃い作品。

4人の姉妹が、悩みながらもそれぞれの道を歩き始めるところが良かったです。3女が最後に良いお見合い相手が見つかってこちらもうれしくなりました。静かな物語ですが、この二人だけはユーモアを持って描かれ、ドラマの良いアクセントになっています。

普段は、着物にも上品な京ことばにもまったく縁がないのですが、「平成細雪」を見ていると、なんだか自分も四姉妹にまざったような気がしてきます。中山美穂さんは、演技も着物もイマイチですが、それをカバーする高岡早紀さんが素晴らしいです。

全体的にゆっくりとした時間が流れていて、見ていてこちらもゆったり楽しめるドラマです。三女はお見合いの相手と今後どうなるのか楽しみで、ちょっとスリルもあります。背後に流れているピアノも心地よく、ドラマを品のあるものにしていると思います。

とにかく四姉妹が美しいです。それぞれに個性がありますが、長女の中山美穂さんは久しぶりのドラマ出演で相変わらずの美貌です。また、彼女たちの着物姿も艶やかです。目でも楽しめるドラマだと思います。関西が舞台ですが、行ってみたくなりました。