精霊の守り人 最終章

最終章をみて、本当に役作りが上手い役者だと感心しました。ラウル王子が次第に追い詰められていく姿を、とてもうまく演じていたと思う。バルサと一対一で戦うシーンは、迫力があったし、負けを認めなければならないシーンでは、ラウル王子の心境がうまく表現されていて、心に伝わってきた。

はっきり言ってキャスティングミスだと思います。彼を始めてドラマで意識して見たのはNHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の高杉晋作役でした。
あのドラマでは良い俳優が出てきたなとおもいました。
今回のドラマ「精霊の守り人」内での一国の皇太子役には貫禄不足ではないかと思いました。
良い俳優と言うことは代わりないので次作に期待します。

高良さんの鋭い眼差しが活きています。端正な顔立ちはいつもですが雰囲気やヒリヒリとした王子の立ち振る舞いまで戦いに向かう心情を感じさせる演技です。画面に登場するだけで緊張感をもたらします。物語のキーマンとして際立っています。

今まで見てきた高良健吾とは一味違ったイメージで見ていて面白い。このドラマで一皮むけた感じがする。衣装も手伝って、クールなサディストっぽさと共にナルシストの風情を全身から醸し出している。セリフや役柄自体はポーカーフェイスの征服者だが、動きや表情を見ていると端正な顔立ちで小悪魔的な魅力があり、残酷なシーンでも不思議とコミカルに見えてしまうところがまた面白い。