貴族探偵

超ワガママな社長令嬢役なので、最初観た時はいけ好かない感じの役なのかなぁと思っていました。それが何話か観るうちに、ワガママで傲慢だけど嫌味がない演技で、だんだん可愛く思えてきました。シリアスな殺人事件が起きても、彼女の明るい演技で場が和んで癒されます。

貴族探偵の主演である相葉雅紀さんの賛否両論はあるかとは思いますが、このドラマ、脇役の皆さんが素晴らしいです。木南晴夏さんは以前から好きですが目力もあり、和も洋も抜群にはまる独特の雰囲気を持った女優さんだと思います。

能天気なお嬢様をやらせたらピカイチですね。依子さん、一話だけの登場かと思ったら、何回も出てきて「またあんたか～」となんだか笑ってしまいました。悪気なく愛香を巻き込んで見たり、迷惑はかけるけれど憎まれない隠れた愛されキャラだったと思います。彼女がいなければ愛香と貴族探偵が会うこともなかったのですから、今思うと重要人物だったのですね。

木南晴夏さんの軽い話し方が、今回の玉村依子の天真爛漫な役にピッタリとハマっていたと思います。パッと出て、パッと消えるというのがお嬢様の天真爛漫さを引き立てていたのかもしれませんが、出演シーンが少なすぎたのが残念でした。

ドラマの初回ということもあり、レギュラー俳優さん方と同じ目線で見ていました。
天然なのか嫌な奴なのかというキャラである、お金持ちのお嬢様を自然に演じていました。
その自然さから憎ったらしさの中にも可愛らしさを感じて好感がもてました。
本当にこういう方なのか、演技が上手なのか、他のドラマでも見てみたいです。

いつも演技がうまく自然体だが、今回の奔放なお嬢様役もしっかり自分のものにしていて、さすがだなと思った。
画面の端に映っているときでも、きちんとその役として
こまやかな演技をしているところがプロだなと思った。