デジタル・タトゥー

パット見、童顔でどことなく頼りないイメージだった瀬戸康史ですが、このドラマでは骨太で良い演技に引き込まれました。力を抜いてちゃらい、今時の若者感の演技をしたと思えば、ぐっと男らしい声色ですごみのある演技と、陰のある部分をも匂わせる感じは、正に絶妙です。うまいなあと圧巻されました。ぐいぐい彼に魅了されていきます。

キリッとした演技が良かった。現代を象徴させるような、一般市民のような演技をしていた。表情を変えて、怒る時の怒り顔が表情にしっかりこめられていた。やさしい顔をする時は少年の様な顔と言葉で、優しさを完璧に伝えられていた。

海月姫の時の役柄（蔵之介）に近く、権力者の父親から疎まれ逃げ道を歩んできた、はみだし気味のキャラクターであった。前作を思い出しつつ、しかし今回のタイガは自分の正義を信じ、悩みながらも真剣に生きようとするエンドに共感できた。
瀬戸くんの演技は、目力が多くを占め、そこに彼のちょっと甘えた声が乗ってぐっと観る者を掴む。作品にも恵まれ、「らしさ」を十二分に発揮していると思うのだが、それに反して先ごろ出演のCMはどれもその魅力を削減してしまっているのが残念である。

違ったイメージの瀬戸康史が、すごく新鮮で楽しめています。良い意味で、攻撃的なところが魅力的だし、抱えているものの大きさを垣間見せるところにも哀愁を感じさせ、好感が持てます。

亡くなった兄が大好きだった事が、よく伝わります。

マジでこういうYouTuberいそうだわ、って感じのノリがよく出せてた。絶妙に軽いしゃべり方とか、実はまじめに考えて悩んでいるところとか。人に見せてる部分と、内面の演じ分けがすごくできてる人だな?って感心しました。

それぞれのドラマでの役柄の使い分けがスゴイと思います。
一見軽く見える人物設定ながら、心の奥底では深い闇を持ち、悲しみを抱きながら生きている、という男性を見事に演じていますね。

危なっかしさと人懐っこさを併せ持つ少年と大人の狭間のような存在をよく表現しています。

今どきのITに強い若者を見事に演じている。まさにユーチューバーってこういう感じで、ふざけてチャラくて軽いだけかと思ったら暗い過去があったり、親子関係に悩んでいたり、ダークな部分も上手に表現していて繊細な演技がよかった。

やはり存在感を放っていた。
いろいろなドラマで見かける俳優だが、また新たな顔をうまく表現していると思う。

大物政治家の息子が背負う苦悩をこれからも見せて欲しい。