JIN -仁- レジェンド

コテコテの関西弁がかなり目立ってた。周りの人達は標準語が多い中1人なぜ？と思いながらも、段々そこに愛着が湧いてきておもしろかった。声も大きいし、「こうゆう人いるいる」と思いながら微笑ましく見れた。なんだかんだで役にぴったり合ったキャラクターだった。

好奇心旺盛で爽やかな青年の感じがすごく好きです。楽しくおちゃらけているようなシーンではその持ち味が存分に発揮されるのはもちろんだが、シリアスな表情で放つ核を突くような一言は普段のイメージとのギャップもあり際立っていてかっこいいと思います。滑舌が悪く、聞き取りにくい印象も若干ありますが、その舌っ足らずなところも逆に誠実に見えたりするので、彼の良さになっていると思います。

今ではCMなどで良く観られますが‥
ひょうきんなイメージですが、それを払拭する真面目で一生懸命で真っ直ぐな医師を志す青年役がとても良く。
今観ると、CMの浦ちゃん？と思いますが目力があり吸い込まれる俳優さんで脇役でも熟せカッコいいです。

ドラマに出てきた時は、はじめ、いい役なのか悪い役なのか分からない、とらえどころのない感じで、これも演技かと思うとすごいなと思っていました。話が進むうちに、ストーリーの中でも心強い存在になり、見た目や言動ともに、時代背景に合った演技で魅力的でした。

私はなんてヤブなんでしょう‥そうだよね、自分の持っている医術の中では自分の大切な人を治せない‥自分の限界を知り絶望する姿がなんとも痛ましく涙が出ました。素直で向上心が旺盛なさぶり先生。すごく良かったです。

元々、原作の漫画はドラマの後で買ったんですが・・
佐分利役に桐谷さんがぴったりなんです。
（関西弁もそうですが）バイタリティーがあって、時にくじけたり明るく振舞ったりと面白い役で。
桐谷さんが魅力的に演じてくれました。

江戸時代にもかなり馴染む顔と、仁の医療技術を目の当たりにする度、ピュアすぎる子供の様なリアクションが、とてもキャラに似合っていて良かった。江戸時代の医者にとって、しかも佐分利のようなまだ若い物にとっては、魔法の様な、異次元の治療や知識を持つ仁に対する、素直な眼差しが表現されていた。始めは驚くばかりだったが、必死に勉強し、成長していく。秘密の腑分けからピンチになるも、それすら、あの時代では仕方がない、佐分利の医師としての向上心・真面目さを表す出来事だったと思う。ムードメーカー的な明るいキャラと、決して器用ではなくても、医師として真摯に向き合い、成長していく姿が、素直に応援したくなる。そんな人柄をうまく表していて好きでした。