あの子のこども

すぐそばで自分に向かって笑っていた息子が突然遠くに行ってしまったような感覚。寂しいけれど寂しいと言えない表情に共感できます。行かないで！とは言えないのが息子。気丈に今を乗り切ろうとする姿に共感しています。

宝から事実を聞いて飛び出していく様子や直美に会ってすぐ誠心誠意謝罪する様子は親としてとても共感できた。謝ることぐらいしかできないのが歯痒いと言った様子。息子たちのしでかしたことは自分の責任と背負いすぎなところもすごく共感できた。

最初の独白に一気に引き込まれてしまいました。息子が他のお嬢さんを妊娠させてしまったという事実に対してそのお嬢さんを心配しなきゃいけない気持ちより先に、すぐそばにいた息子がそんなに遠くにいってしまったんだという寂しさが出ていた。人間は誰しも自分目線の生き物だからとても共感した。