べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
染谷将太 (喜多川歌麿役) の演技はどうでしたか？
『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』での染谷将太 (喜多川歌麿役)の演技はどうでしたか？あえて2択で評価してみて下さい。
染谷将太 (喜多川歌麿役) は 「2025年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 （→ 今、何位？）
合計: 223 票
実施期間: 2025年4月5日 ～
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きよさんに覆い被さり「行かねえでくれ」と頼むところはどうしても引き留めたい切ない思いが溢れていた。亡くなってもなお生きていると死体を描き続ける歌麿はそうでもしないと気が狂ってしまうのだろうと容易に想像できる。どうしてこんな鬼脚本になったのかと思うほど憔悴した歌麿が不憫だった。
新さんの墓の前で心だけあの世に行っちゃっているような抜け殻の蔦重を優しく包み込み、言葉を尽くして温める。泣けるねー。蔦重が元気がない時は自分が、自分がドン底の時は蔦重が寄り添ってくれる。親友ってこういうことを言うんだろうね。
枕絵を描き始めたら過去のトラウマが噴出してどんどん取り憑かれたようになっていくさま、つい蔦重にまで声を荒げてしまうところ、関係ない人を一心不乱に石で殴打するところなど歌麿が追い詰められていくさまがリアルで引き込まれた。石燕と再会したら子供の時のような柔和な顔、ほんとに憑き物が落ちたような演技。すごかった。
ていさんと蔦重が結婚するってあたりから複雑な顔が増えたね。でもそれは仲のいい兄を取られてしまうみたいで嫌だというよりもう少し恋愛よりの気がしたけれど単純にそれと決めつけられるような感情じゃないところが深いなと思った。絵の才能も認められたい、一番の理解者でありたい、そばにいたい、とにかく好き！ってところがすごく伝わってくる。
蔦重がていと結婚を決めたと話した時、ちょっと拗ねた顔であれこれ文句を言うところがかわいらしかったです。その慕い方は兄弟以上にも見えてあれ？と思うほど。その性別を超えた感じもさもありなんと思わせる熱量でいいと思います。
まるで自分が死ぬか試すようにズタボロの毎日を送っていた捨吉。終始伏目がちでこれでいいんだと自分に言い聞かせているような姿は親の呪いがかかっているかのよう。蔦重に救われて走り出した姿は少年時代と重なり、真っ直ぐに兄さんと呼ぶまでに成長。生きる場所を見つけるまでを丁寧に演じてくれました。