オー！マイ・ボス！恋は別冊で

上司として部下の成長を優しく、ときに厳しく見守っている感じがとてもよく演じられていたと思う。副社長でありながら、編集部にも顔を出し、新人の奈未にも声をかける。偉ぶらないところがとてもうまかった。宝来麗子のパートナーとしてもお似合いで、麗子の作りたいファッション誌をすぐそばで見守ることになって本当に良かったと思えるドラマだった。こういう上司のもとで働いてみたい。

この人、病んでる時はすごい病みキャラで地獄まで引きずられそうで怖いんだけど、こういうふんわりとしたモテる役もできるところが憎らしい。なんだろうね。あの間がこっちが食いつきたくなっちゃういい間なんだろうな。

人当りの良い飄々とした副社長というだけならユースケさんにぴったりなんだけど、麗子・麻美・ジンコと美貌のバリキャリにモテまくるという設定に違和感があります。良い人なのは分かるんだけど、それ以上の感情を抱かれる説得力と魅力がどうしても伝わってこなくて…。ユースケさんが演じる役だし、もしかしたら何か裏があるんじゃないかって勘ぐってたけど結局本当に単なる穏やかなおじさんで拍子抜けだったし、この役、別にユースケさんじゃなくても良かったのは？と思ってしまいました。

今回は穏やかな副社長な役なのがちょっと意外です。宝来編集長のことを気にかけていろいろ考えてくれるところも素敵です。最近では何かしら猟奇的なところがある役なので、少し物足りない気がしてしまいました。編集長との関係がどうなるのかとても気になるところです。

この役には合ってないです。かっこいいとか色気とか大人の魅力とかぜんぜん感じないので。若く美しいキャリアウーマンといい感じになるなんて想像できないし、なんか違う。。面白い役の時は好きなんですが。

最初は何か企んでいる腹黒な副社長なのかと思ったけど、奈未とのやりとりが微笑ましくて、編集長との恋も本格的に動き出しそうだし、こういうユースケさんが久々に見れて嬉しいです！そうそうちょっと押しの弱い、こんな感じの役が多かったなぁと思い出しました。

いつもの四六時中やかましいバラエティー番組での姿とは真逆にも思える穏やかな男性を上手に演じていて、ああこの人は俳優さんなんだ・・・となんだか不思議な気持ちになりました。何か秘密を抱えていることが示唆されたので、本性をどう演じるのか気になります。

彼の「枯れたおっさん」演技がたまらなくツボにくる。煌びやかなファッション編集者の中で、あえて普通のスーツがまたいい。愁いを帯びた表情や声のトーンが、社員を背負う責任を物語っている。笑顔でさえ、哀愁が漂っている。

スーツを着た副社長姿は何だかくたびれた印象で個人的にはイマイチなんですが、麗子との初対面シーンのラフな姿は良かったと思います。新人で気を張っている時にあんなふうにフワっと気楽な感じで接してもらったら、心惹かれてしまうかもしれないなという説得力がありました。奈未にも麗子にも、誰に対しても紳士的で態度を変えず、本当はどういう人か何となく掴みどころがないところも魅力なのかもしれないなと感じました。

ユースケさん好きなんですが、バラエティーでの飄々として適当なイメージがチラついて有能で女性社員の憧れという副社長には見えません。そうは見えないけど実は…という意外性が魅力なのかもしれないけど、言ってること全部ウソっぽくて、「責任は全部僕がとりますから」という台詞もいざとなったら無かった事になりそうな、信用出来ない雰囲気が…。見た目も何だか疲れてやつれて見えて、麗子がときめくような素敵なおじさまという説得力がないです。

ミスキャストだと思う。彼は色気がある大人の男性や威厳がある偉い人の役は向いてないと思います。他にいくらでもいそうなのに。普通にかっこいい大人の俳優さんがよかったです。

「人並みで良い」とか生ぬるいこと言ってる奈未にも「それも良いね」と優しく返したり、でも大きな仕事をやり遂げた時には「人並み以上も良いでしょ」と声を掛けたり、相手のことを否定せずにモチベーションを上げるところが器の大きさが感じられて素敵です。イケメンではないけど、柔らかな雰囲気や口調、人柄、総合的に見てザ・大人の男性という感じでとても格好良いです。

副社長だけど全然偉ぶっていなくて、人当たりが良くて気さくな人柄がソフトな口調や表情から伝わってきたのが良かったです。でも本心では何を考えているのか分からないミステリアスさもあって、掴みどころのない雰囲気がユースケさんの持つ緩さとマッチしていました。