カムカムエヴリバディ

ちょっと、

演技の問題。下手なので、見ていられない。日本には、無名・有名の役者が沢山いるから、もっとマシな演技ができる人を起用してほしかった。

大事な息子を亡くしたからこそ分かる心情を見事に表現してくれました。暴れる算太をまるで駄々っ子の子供を宥めるように抱きしめトントンと優しくたたく姿は稔を抱きしめる母のよう。生きてくれるだけでいい、は全ての母親の願いだね。

今まで思ったわりに意地悪な姑じゃなかったことが意外だったので暴言も想定内。お嬢様育ちで苦労したことない人が、子供をなくすという初めての絶望を味わったんだものこのくらい乱れても仕方ない。そこにある全てを恨むようなみどりさん、すごいです。

誰もお国のためにまして戦争にやるために息子を二人も育てたわけじゃなかろうに。安子ちゃんのお腹に手を当てて、稔も勇も同じように自分のお腹にいたと言った母の悲しみに胸が痛かった。できることなら自分の手で守ってあげたいよね。いくつになっても息子はかわいい。じんとしました。

結婚の挨拶の時どんな嫌味を言うのかハラハラしてたけど、縁側で顔も見せずにかんざしを渡す姿はなんだかとても可愛らしく感じました。みどりさんは元はおっとりしたお嬢さんなんでしょうね。息子二人は元より旦那さんまで新しく家族になる安子ちゃんに目が向くのが寂しかったんでしょう。いい匙加減の拗ね方でした。

ちょっとヴァンプ(VAMP)な感じのあるYOUさんだけに、真面目な商家の妻という役はどうなのかと思っていました。最初は独特のハスキーヴォイスでゆったりとした関西弁を話すと、夜の女性のような違和感もあったのですが、咲子に稔とのことについて因果を含めるシーンでは、そのざらついた迫力がむしろ良かったように思います。おそらくここから雉真にはいろいろと悲劇が降ってくると想像できるので、その時にどんな芝居を見せてくれるのかとても楽しみです。

ここでユウさんを入れてくるとは、面白いキャスティングですね。すごーく格式高い家柄にも見えるけどお父さん一代で築いたって言ってたような。ならユウさんが奥さんっているのもアリか？安子ちゃんをいじめちゃうのかな、心配。