天国と地獄～サイコな２人～

ちょっと抜けたようなところがすごく好きでした。あまり頭良くなさそうでしたが、そこがかわいいです。日高さんのことは本当に好きだったみたいですね。日高さんと怪しいラウンジに行ったことがあるみたいですが、それは一体どういう意味だったのか気になります。日高さんのあと社長になったんですね！大丈夫だったのでしょうか。

冨樫くんを主人公にしてスピンオフ作って欲しい！日高との馴れ初めという「痴漢冤罪事件の真相」とか観たいなあ。日高の名推理に、捜査一課に行く前の彩子、セク原さんと五十嵐(未来の管理官！)のバディ、八王子に勤務しているのになぜか巻き込まれる八巻くんとか。うーん妄想が止まらない！

最終回は台詞が全然なかったけど、電話をする五木の後ろで頭を抱えていたり、日高の判決の時に傍聴席で口をへに字に曲げて涙こらえていたりと、写り込みレベルでしか出番がなかったのに豊かな表情の変化と仕草で存分に存在感を発揮していたのが良かったし、そのコミカルな姿にクスっと笑わせてもらいました。表情だけで日高への敬愛と尊敬がしっかり伝わってきたのもさすがです。

この人を見ると「ああ、日曜劇場だなぁ」と奇妙な安心感がわく。しかし毎回何話か見ないと、同一人物だと気が付けない。若いのに振り幅の広い名バイプレイヤー。今回は日高陽斗に心酔する若き役員。しかし気になる。富樫君は日高の恋人なの…？

退任する日高（彩子）に「記憶が戻ったらすぐ戻ってきて下さいね！」って念を押す必死な姿が富樫らしくて良かったです。自分には務まらないって言ってたけど、不安な気持ちよりも日高の下で働きたい、一緒に仕事がしたいという思いの方が強く感じられて、2人の強い絆と信頼関係、日高の皆に慕われる人柄がよく伝わってきました。真っすぐで熱い富樫のキャラクター、結構好きです。

なんだかコアース社自体が、「日曜劇場」に見えてきた。才能と人格を併せ持つ創業者兼社長に、苦労人の才能ある社員たち。その代表が富樫さん。苦労をみんなで乗り切り、成功したかと思ったら降りかかる災難！の繰り返し。泣きながら崇拝する社長(中身は彩子)に謝る姿がいじらしい！でもやっぱり気になる…日高とは恋仲だったのか？だとしたら、ねこ？タチ？どっちだー！

様子がおかしい日高に「一体どうしちゃったんですか？！」と迫る必死な姿が印象的で、日高はこんな人じゃないっていうもどかしさや苛立ち、拾ってもらった恩義や尊敬など富樫の熱く強い気持ちがビシビシ伝わってきました。記憶障害だと知って謝りにくる時の勢いや涙目、血管切れそうなくらい真っ赤にした顔もすごくて、富樫のあの姿だけで日高がどれだけ社員に慕われているのかが伝わってきたのが良かったと思います。

会議でのハキハキした口調や流れるような早口気味の説明が富樫の有能さを感じさせました。「ダメだ！」という日高（彩子）の一言に喰い気味に反応するところも、より良い仕事にしようという意欲と日高への尊敬の念が伝わってきて良かったです。