遺留捜査 第6シリーズ

警察で「私、昔子役だったのよ～」って自慢していたり、撮影所で昔の知り合いにおだてられていい気分になっていたりの路花さん。いつもと違って少しキラキラしていて可愛かった。その続きで昔の事件を聞き出そうと少し声色変えて脅して見せるあたりさすがだなーと。路花さんと戸田さんがリンクした面白い瞬間でした。

あまりにも某アニメキャラクターの役が強すぎるせいか、この役者さんが出るのを知ったとき「あれっ、大丈夫かな？」と思ったが、さすが年季が入っているだけに安心してみることができました。当初は上川隆也さん演じる糸村にやや振り回されている感があったが、最近はうまい具合にあしらうシーンも多くなり、だいぶ室長代理としての立場になれてきた感がある。今シリーズでは過去の話も知ることができ、これまでの犯人を取り調べるときに見られていたような気の荒いところ以外の要素が加わり、よりキャラクターの性格に厚みが出てきたのではないだろうか。個人的にはいつかこの作品の中であんぱんに関して何らかの動きがあるのではないだろうかとひそかに楽しみにしているのだが。

もともと、とても情に厚い人だと思いますが、今回は上川隆也さん扮する糸村さんの上司ということで、クールさが爆発しています。糸村君、と叫ぶ声が耳に残るほどです。無論、糸村さんはそんなことは我に関せず、相変わらずマイペースです。このドラマはそこが良いのですが。

今シーズンではさくらさんの過去の御油人や過去の事件に絡んでいた人物との描写があり、役職組として事件に参加できない分こうした場面で人物を知ることができる演出がいいと思います。また、ため息をついたり演技のウケの部分が何度も見たいというくらい役のセリフがマッチしていたと思います。