古見さんは、コミュ症です。

画面の隅っこでも見切れていようとも、いつも優しい笑みを絶やさずみんなのことを見守っている只野くんでいてくれました。コミさんのことを時に親のように見守りすぎて過保護になっちゃう只野くん。いつの間にか実年齢など忘れていました。

控えめで礼儀正しくて、でも古見さんのこととなるとちゃんと伝えなきゃとクラスメイトに強く言える。不思議で落ち着いているキャラがとてもよく合っていました。
もう少し只野と古見さんのことを見ていたかったです。

ホッとさせてくれる優しい人をうまく演じている。ありがとう。

誰よりも古見さんのことを理解して、誰よりも守ってあげたくて優しくそばにいる只野くん。笑顔にホッとするよね。お陰で古見さんの周りには少しずつ人が集まってきている。それは只野くんの力が大きいのに、ちょっとその状況に困ってる只野くんもいて面白い。古見さんの言葉足らずの大丈夫ですに絶望しちゃったのがすごくかわいそうだった。

増田くんの持って生まれた雰囲気がいろんなキャラクターを引き立たせるんだなと思います。勇気が出ない子にはそっと寄り添い、やりすぎかもなと思う子には共感しつつアドバイスをする只野くんを嫌味なく演じられる。共感力が素晴らしいと思います。

只野の何でもない普通の優しさを表現できていると思います。芝居で「普通」というものを表現するのはとても難しいことです。極端で尖がった役柄ほど目立つし演じやすいので、若い役者さんはそういうのをやりたがりますが、こういう只野のような役を演じる方がずっと難しいし、ついやり過ぎてしまうものです。だからあえて35歳の増田に白羽の矢が立ったのかもしれません。芝居だから許される嘘として、35歳だからこそ只野のような役を演じ切れるのだろう思います。

笑顔がすごくいい。みんなの欠点に寄り添い、緊張をほぐす癒し系そのもの。古見さんとのシーンはほっこりする。高校生役も他の俳優さんも大人が多いからそこまで浮いてないし、これでまっすーのファン増えるんじゃないかな。

こういった落ち着いた役が似合いすぎ。ちょっと大人びた表情をしたりするのでホッとするし、本当の高校生くらいの年齢の子が只野を演じたら物足りなかったと感じると今は思う。けどやっぱりもう少し高校生らしさもほしいかな(笑)

やっぱり35歳でこの役はどうにも無理があるんじゃない？でも見れば見るほど癒し系で演技もうまいし惹き込まれるからとても不思議。最後には年なんてどうでも良くなった。それでも本当は無理だけど10年前にこの役のマッスーを見てみたかったな。