『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』での江口洋介 (蜜谷満作役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
江口洋介 (蜜谷満作役) は 「2023年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
紫陽に「俺たちを嘗めんなよ」と捨て台詞を吐いて立ち去るシーン、スカッとしました。拳銃構えた連中に取り囲まれても全く怯むことなく余裕の佇まいで対峙する姿も、場数踏んでるベテランらしい頼もしさがあって格好良かった。「5年間、ご苦労だった」と天樹の任務を解くシーンも、いつもより穏やかな表情や口調から天樹への感謝や労いが感じられて良かったです。正義の人なのかそうではないのか、最後まで分からない絶妙な芝居が見事でした。
この蜜谷の胡散臭さが、最後まで真相や誠司の真意をつかませない隠れ蓑になっていました。つまりこの蜜谷が胡散臭ければ臭いだけ、物語が混沌として面白くなるという役どころです。ドラマ自体は他の要素でいまいちでしたが、江口さんの蜜谷はその役割を十二分に発揮していたと思います。「聖夜のから騒ぎ」というサブタイトルから悲劇にはならないだろうと推測すれば、蜜谷はちゃんと誠司とつながっているんだろうとは思いましたが、江口さんの芝居からは、正直なところ悪徳刑事なのか、裏切り者なのか、それともやはり正しい刑事なのか、まったくつかめませんでした。見事な芝居だったと思います。
誠司を逃がした狩宮を電話で責める時の、ちょっと芝居がかったような口調や、一課長と会話したあとに度々見せる意味深な視線、八幡との謎のやりとり、絶対にまだ何か企んでいるよなと匂わせる演技が良いですね。結構分かりやすくあらかさまなんだけど、警察側なのか、誠司側なのか、そのどちらでもないのか、どの展開でも通用しそうな芝居がさすがだし、あの飛び飛びの出番でも表情や目線一つ一つが印象深くてしっかり存在感を示しているところも凄いなと思います。
狩宮を利用して裏切り、誠司を捨て駒した形になってしまったけど、まだ何か裏があるじゃないか、これも内通者をあぶり出すための罠なんじゃないかとつい深読みしてしまうような、誠司の敵か味方か、どちらとも取れそうな絶妙な言い回しや表情の使い方がさすが上手いなと思います。一課長を信用させようとしてるようにも見えるし、目的のためなら何でもやる冷酷な一面も確かにあるし、蜜谷の掌で転がされてる感じがして、登場するだけでドラマの世界観にグッと引き込まれてしまいます。
誠司に真実を語るシーン、見応えがありました。ピンと張り詰めた緊張感や、「この人は誠司の味方なんだ」「正義の人なんだ」という安心感、周りを警察に囲まれた状態でどうするんだろうという不安、観ているうちに色んな感情が入り混じってきてグッと芝居に引き込まれてしまいました。語り口がわりと淡々としていて余計な感情が入っていないところも、冷静で肝の据わった蜜谷らしさがあって良かったと思います。
最初の頃は横暴な態度やヒールな面が目立ってどっちが悪人か分からない感じだったけど、回を追うごとに「取引を絶対に阻止したい」という正義感の強さが狩宮や桔梗への態度や表情から感じられるようになってきたのが良いですね。蜜谷自身のキャラも芝居も1話から全然変わっていないのに、違和感なくシフトチェンジしているところがさすがだなと感じます。
桔梗と話している際もチラチラ周りに目をやって警察に囲まれていることに気付いたり、誠司の真の目的に勘付いていたり、さすがの鋭さが格好良かったです。スタンドプレイが目立つけど、自分の目的のために利用出来ると判断すれば、桔梗にも会うし誠司に電話をかけて協力するし、決して頑なではなく柔軟な姿勢を見せるところも蜜谷の視野の広さや賢さを感じさせて良かったです。
杖をついてやっと歩いてる状態なのに、たった一人で笛花のもとを訪れる肝の据わりっぷりや、躊躇なく手下を杖で撃退する警察とは思えない狂暴で冷酷な姿が蜜谷らしかったです。「よくもやってくれたな」と笛花に声をかける時も声に強い怒りが込められていて珍しく感情的になっていて、いつものクールな姿とギャップがあって人間らしさが感じられたのも良かったと思います。
「神奈川県警の皆さんはまだ何も掴んでいらっしゃらない」と嫌味を言うシーン、めちゃくちゃ感じ悪くて良かった。わざと丁寧な言い回しをしてるところも見下してる感じが出ていて良い感じにイラっとさせるし、いちいち挑発するような言い方や態度をとるところも蜜谷らしさが出ていて良かったと思います。狩宮の尾行にしっかり気付いていて、でも知らないふりをして泳がせるところも、蜜谷の有能さや利用出来るものは何でも利用する狡猾さを感じさせて良かったです。
首を揺らしながら気怠げに歩く姿が蜜谷らしくて良いですね。その後ろ姿だけで彼の人柄が感じられるところがさすがだと思います。誠司と対峙した時の驚きが隠せず少し動揺が見える感じも、普段のクールな姿とギャップがあって印象的で二人の関係性により興味を惹かれたし、誠司を逃がすシーンも迫力があり、素早い一瞬のやりとりだったけどとてもインパクトがありました。
取材カメラを乱暴に追い払ったり、口調も荒っぽく態度も高圧的だったり、常にピリついた空気を醸し出していて、飛び飛びの出番でもしっかり存在感を示していたと思います。余裕のある佇まいや時折見せる鋭い視線が蜜谷の有能さを感じさせたのも良かったです。
紫陽に「俺たちを嘗めんなよ」と捨て台詞を吐いて立ち去るシーン、スカッとしました。拳銃構えた連中に取り囲まれても全く怯むことなく余裕の佇まいで対峙する姿も、場数踏んでるベテランらしい頼もしさがあって格好良かった。「5年間、ご苦労だった」と天樹の任務を解くシーンも、いつもより穏やかな表情や口調から天樹への感謝や労いが感じられて良かったです。正義の人なのかそうではないのか、最後まで分からない絶妙な芝居が見事でした。
この蜜谷の胡散臭さが、最後まで真相や誠司の真意をつかませない隠れ蓑になっていました。つまりこの蜜谷が胡散臭ければ臭いだけ、物語が混沌として面白くなるという役どころです。ドラマ自体は他の要素でいまいちでしたが、江口さんの蜜谷はその役割を十二分に発揮していたと思います。「聖夜のから騒ぎ」というサブタイトルから悲劇にはならないだろうと推測すれば、蜜谷はちゃんと誠司とつながっているんだろうとは思いましたが、江口さんの芝居からは、正直なところ悪徳刑事なのか、裏切り者なのか、それともやはり正しい刑事なのか、まったくつかめませんでした。見事な芝居だったと思います。
誠司を逃がした狩宮を電話で責める時の、ちょっと芝居がかったような口調や、一課長と会話したあとに度々見せる意味深な視線、八幡との謎のやりとり、絶対にまだ何か企んでいるよなと匂わせる演技が良いですね。結構分かりやすくあらかさまなんだけど、警察側なのか、誠司側なのか、そのどちらでもないのか、どの展開でも通用しそうな芝居がさすがだし、あの飛び飛びの出番でも表情や目線一つ一つが印象深くてしっかり存在感を示しているところも凄いなと思います。
狩宮を利用して裏切り、誠司を捨て駒した形になってしまったけど、まだ何か裏があるじゃないか、これも内通者をあぶり出すための罠なんじゃないかとつい深読みしてしまうような、誠司の敵か味方か、どちらとも取れそうな絶妙な言い回しや表情の使い方がさすが上手いなと思います。一課長を信用させようとしてるようにも見えるし、目的のためなら何でもやる冷酷な一面も確かにあるし、蜜谷の掌で転がされてる感じがして、登場するだけでドラマの世界観にグッと引き込まれてしまいます。
誠司に真実を語るシーン、見応えがありました。ピンと張り詰めた緊張感や、「この人は誠司の味方なんだ」「正義の人なんだ」という安心感、周りを警察に囲まれた状態でどうするんだろうという不安、観ているうちに色んな感情が入り混じってきてグッと芝居に引き込まれてしまいました。語り口がわりと淡々としていて余計な感情が入っていないところも、冷静で肝の据わった蜜谷らしさがあって良かったと思います。
最初の頃は横暴な態度やヒールな面が目立ってどっちが悪人か分からない感じだったけど、回を追うごとに「取引を絶対に阻止したい」という正義感の強さが狩宮や桔梗への態度や表情から感じられるようになってきたのが良いですね。蜜谷自身のキャラも芝居も1話から全然変わっていないのに、違和感なくシフトチェンジしているところがさすがだなと感じます。
桔梗と話している際もチラチラ周りに目をやって警察に囲まれていることに気付いたり、誠司の真の目的に勘付いていたり、さすがの鋭さが格好良かったです。スタンドプレイが目立つけど、自分の目的のために利用出来ると判断すれば、桔梗にも会うし誠司に電話をかけて協力するし、決して頑なではなく柔軟な姿勢を見せるところも蜜谷の視野の広さや賢さを感じさせて良かったです。
杖をついてやっと歩いてる状態なのに、たった一人で笛花のもとを訪れる肝の据わりっぷりや、躊躇なく手下を杖で撃退する警察とは思えない狂暴で冷酷な姿が蜜谷らしかったです。「よくもやってくれたな」と笛花に声をかける時も声に強い怒りが込められていて珍しく感情的になっていて、いつものクールな姿とギャップがあって人間らしさが感じられたのも良かったと思います。
「神奈川県警の皆さんはまだ何も掴んでいらっしゃらない」と嫌味を言うシーン、めちゃくちゃ感じ悪くて良かった。わざと丁寧な言い回しをしてるところも見下してる感じが出ていて良い感じにイラっとさせるし、いちいち挑発するような言い方や態度をとるところも蜜谷らしさが出ていて良かったと思います。狩宮の尾行にしっかり気付いていて、でも知らないふりをして泳がせるところも、蜜谷の有能さや利用出来るものは何でも利用する狡猾さを感じさせて良かったです。
首を揺らしながら気怠げに歩く姿が蜜谷らしくて良いですね。その後ろ姿だけで彼の人柄が感じられるところがさすがだと思います。誠司と対峙した時の驚きが隠せず少し動揺が見える感じも、普段のクールな姿とギャップがあって印象的で二人の関係性により興味を惹かれたし、誠司を逃がすシーンも迫力があり、素早い一瞬のやりとりだったけどとてもインパクトがありました。
取材カメラを乱暴に追い払ったり、口調も荒っぽく態度も高圧的だったり、常にピリついた空気を醸し出していて、飛び飛びの出番でもしっかり存在感を示していたと思います。余裕のある佇まいや時折見せる鋭い視線が蜜谷の有能さを感じさせたのも良かったです。