らんまん

外見だけでなく、内面から溢れだす美しさが何とも素敵でした。

いつでも夢を捨てずに真っ直ぐ強くいた綾さんがかっこよかったです。竹雄に守られているのではなく夫婦だけどしっかり自分の足で立っている感じは、女当主としてやってきた年月があったからでしょう。竹雄との立ち位置や力加減など普通の夫婦では考えなくていいこともたくさん考えたかな？それがすごくいい方に向いたと思います。

もうひとつのらんまん物語として、綾さんのお話、見たいです。酒蔵再建か輝峰が出来たことを、佐川のお祖母さんや御先祖のお墓に報告する場面が見たい。「おばあちゃんに謝ってくる」「もう土佐には帰れない」という台詞重かったので…。タキさんも褒めてくれると思います。

凛とした強さと美しさを貫いていました。正直に言うと、綾さんの高知での苦労、東京での子育てと仕事の両立、沼津での再起の様子等々、もっともっと見せてもらいたかった。いい演技でした。
　　　

佐久間さんの演技、素晴らしかったです。一緒に悔しい思いをしたり、私も頑張ろうと決意したりしました。ありがとうございました。今回、一番心ひかれた役者さんでした。これからも感動させてください。応援しています。

佐久間さんは「時空探偵おゆう」で和服姿を拝見していましたが、その頃よりはちゃんと着こなしているように感じます。芝居は役柄のせいもあるのでしょうが、表情がちょっととぼしい。佐久間さんは笑顔が良いのですけどね。でも責任感の強い綾はこれでいいのかもしれません。綾のように時代に苦しめられながらも、時代を切り拓いた女性たちがたくさんいて、今の社会を作っているわけですが、まだまだこういう意欲的な女性がたくさん出てきて欲しいですね。好感の持てる演技でした。

「竹雄！まだ仕込み～」のところがとてもよかったです。綾さんが元気や自尊心を取り戻しているのが伝わりました。強い口調の綾さんに竹雄さんも幸せそうでした。

女だから腐造ではないことが、科学の力で証明できてよかったです。
先の火落ち腐造は、蔵元である綾さんが、これまでの言い伝え・言いつけを守り、指示だけ出し、現場に行って状況判断をしなかったことも原因の１つと思います。次の酒作りでは、是非積極的に蔵に入り、綾さんの目や味覚も働かせ蔵元・経営者としての判断をしながら、美味しい酒をつくってほしい。

万太郎さん・寿恵子さん、綾さん・竹雄さん、それぞれの行動(資金作り)素晴らしいと思います。寿恵子さんのしなやかに大胆な商いをすることは凄いと思いますが、綾さんの(竹雄さんと一緒に)、酒を学びながら屋台で地道に商いを続け、火落ちをさせたという過去の苦しさを背負いながらもチャンスをつかもうとすること、凄いプラス素敵です。諦めず、一歩一歩前に進む生き方に心動かされます。
屋台のおかみさんは仮の姿です。蔵元当主が綾さんの本来の姿だと思います。

屋台で働いている竹雄夫婦、竹雄が主に接客で奥さんの綾が姉さんかぶりでいそいそと働いているのがいいですね。元は大店のお嬢さんと使用人の子供という立場もとうになくなりでしゃばりすぎずテキパキと働くところに綾さんの真面目さが出ていました。夫婦の息もぴったりですね。

久しぶりの登場でしたが、綾さんの髪型から、沢山苦労し、懸命に生きてきたことが分かりました。
母になっても、自身の夢を追いかけ実現できるという生き方を見せてほしい。

ここ毎日、録画した24.42.59.61.62.82.89.90.92.93回を見て、感動と刺激をもらい出勤しています。
42回の手紙の内容やおばあちゃんとのやり取り、89回のもう少しだけみんなの暮らしに寄り添った酒、というセリフが好きです。

新しい酒造りを、あきらめないでほしい。このままだと、女だから腐造、というおかしな迷信の実績になってしまう。組合作りの提案に賛同しなかった人たちが、よい判断をしたことになってしまいます。

再起のお話見たいです。綾さんが、何をどう考え、どう行動するか、竹雄さんが綾さんをどう支えていくか、槙野綾さんという働く女性の、再生の物語が見たいです。

長屋のみんなとドクダミを抜いたりご飯の支度をしている時でもいつもの炊事になれていない感じがするのが商売はやってきても普通の家事をしてこなかったお嬢様育ちの綾らしくて良かったと思います。教えてもらったことを素直にやってみるところも見られてそこも綾らしいなと思いました。

長屋の住人の皆さんとドクダミを摘むシーン、寿恵子さんとの会話のシーンは、綾さんの人となりがとても表現されていたと思います。
万太郎さんたちと違い、住人の方とすぐには打ち解けることができず緊張した様子や、八犬士だと言われて「万太郎はそうだ」と自分は評価しないところは、綾さんの自尊感情や自己肯定感の低さが表れているように感じました。
幼い頃から心ない言葉をかけられることもあり、万太郎さんのように無条件で愛情一杯というわけではなかったことも一因かなと思いました。
でも、いつも、「みんな」のことを思った言動や仕事の方向性を定めてきた綾さんなので、分かってくれている人は沢山いるでしょうし、これからも、綾さんと関わる人は、綾さん自身が気付いていない素晴らしさを認めてくれると思います。綾さんの才覚はすごいと思います。
長屋の中でも姿勢が美しく、凛としていて「槙野綾」という根本は失っていないのだと感じました。

本当に良い役者さんだなと感心する。空っぽになった倉での慟哭、分家の励ましでの大粒の涙、万太郎への報告での生真面目でそれでいて芯の強い表情、ちーちゃんを前にとろけるような笑顔。思い出せるだけでも本当にいろんな表情があって、それが本当に自然で良い。峰屋は暖簾をおろしたけれど、綾さんにも中の人にも幸せあれ！

酒蔵での言葉にならない慟哭がことの大きさや重大さを物語っていました。一度でも腐造を出すと大きな店が潰れてしまう大事な仕事を肩に背負ってやってきたのですね。その後は竹雄に支えてもらわないと立てないような状況でもきちんと頭を下げる綾さんの生真面目さに峰屋の矜持を見ました。

第１８週、素晴らしい演技でした。
分家の人が訪ねて来た時の佇まい、美しくもありました。
分家の人の言葉に涙する姿、セリフはなくてもとても伝わった。
綾さんは、いつも声をあげず泣くので、余計に辛さが伝わります。

今回綾さんが直面したことは、確かに辛く・苦しく・厳しいことで、大勢の人を巻き込んでしまい、乗り越えることは簡単ではないと思いますが、決して不幸せなことではないと思います。
当時の女性の置かれていた状況を考えると、むしろ、自分の夢に向かって挑戦できた幸せな過程と挫折なのだと思います。綾さんにもそう思ってほしいです。
だからこそ、この挫折で、綾さんが竹雄さんの後ろに回って守ってもらうだけになったりせず、峰屋という後ろ盾がなくなっても、綾さんの意志と力で立ち上がって、竹雄さんやまわりの人に助けてもらいながらも、好きなものに向かい続けてほしいです。
史実とは少し違う倒産の理由のようなので（本当に腐造があったのかもしれませんが）、再起も史実と少し違ってよいと思うので、綾さんの新しい酒造り果たしてほしいです。
竹雄さんには、これから先も「綾さん」「あなた」という呼び方をしてほしい。綾さんはもちろん「竹雄」で。

82回、感動でした。綾さんが自分の夢に向かって一歩。竹雄さんがそれを認め支え、共に歩もうとする。とてもいい回だと思いました。「時代の変わり目」に生きる綾さん竹雄さんのこれからを見届けたいと思いました。今の世に生きる人の酒、青空みたいな酒、飲んでみたい。綾さんの決意の表情と「滅ぶためじゃない弥栄のため」響きました。綾さんの櫛、お土産の思い出の櫛でしょうか・・。

世の中の理不尽に正面から向き合い、悩みながらも前に進もうとする働く女性の姿に、こちらまで胸が熱くなります。自分も頑張ろうと元気をもらいました。今後のらんまんでの出番はわからないですが、是非、大河ドラマに挑戦してほしい。

神社での場面、美しく、奥が深くて感動しました。
個人的には、あの場面で綾さんが色々な思いに向き合いながら(涙をためながら)も、涙をこぼさなかったところがよかった。いい演技だと思いました。佐久間さんの目(の動き)が沢山物語っていて、引き込まれてしまいました。
これから先の話の展開は分かりませんが(どなたかもコメントしていましたが)、綾さんには、結婚で「完」ではなく、綾さんの目指しているところへ進んでほしいです。
竹雄さんが綾さんを支え続ける話を時々入れてほしいと思っています。

竹雄さんの想いが成就しそうですが、綾さんには、新しい酒作りという自身の夢にも向かって欲しいと強く思います。佐久間さんが、夢に向かうひたむきさをどう演じられるか拝見したいです。

本当に酒造りが好きで大切に思っているというのが役人への懇願でも体中から溢れていた。芯の強さも、家族としての優しさもちゃんと同居していて。寿恵子と酒を酌み交わす場面も良かった。

素晴らしいと思います。
本作には、演技がお上手な役者さんが沢山出演されていますが、佐久間さんの演技は、うまいに留まらず心に響きます。42話、素晴らしかったです。

役人に対するギリギリと奥歯をかみしめるような演技、おばあちゃんの前で見せる優しい雰囲気。良い孫であり、迷いながらも頑張る当主を上手く表現していると思う。内に秘める酒への熱い思い。これからの酒造の先行きを思うと辛い表情が増えるのかなと思うと気が重い。綾ちゃんにも思うように幸せになって明るい表情が見たいな。

この先もずっとおなごは汚れてると言われ続けるのか！と言った場面が好きでした。誰かのせいにして卑屈になるわけでもなく、そう言われているけれど自分が変えるという強い信念が見えました。あんな風に言われたら応援したくなるよね。

幸吉の元に走っている時は完全に乙女だったし、失恋した後も落ち込みまくっていたのに弟が来たら急にいつもの世話焼きのお姉ちゃんに戻った。弟の前ではすぐにしっかり者になってしまう、そんなところが兄弟だよなーと微笑ましかったです。

しっかり者のお姉さんがバッタを追いかける姿に無理して大人になったかなと思わされました。可愛さの中に気の強さや芯の強さも垣間見えて、綾が言うように男だったら…と思わされました。まだまだ女にとって生きにくい時代の夢を持つ女性をとても上手く演じてられると思います。