桜の塔

大声で怒鳴っている時が、棒読み・・・でした。
普通に話したり大声上げずに怒るところは全然よかったのですが・・・
ほんと、棒読み過ぎてびっくりしたのでそこしか印象がありませんｗ
次からもそーゆーめでみてしまいそう。

自分では直接手を下してないけど、結構な人数を死なせたり傷つけたりしてきた極悪人なのに、どういう訳だか憎み切れない魅力がある人。常時シリアス過ぎて息がつまりそうな漣と比べても、千堂はいつもどこか他人事というかゲームを楽しんでるような感じで、必死さがないのが逆に良いのかな。娘が殺人を犯して逮捕されても、自分の悪事がバレても、警察を辞めずに堂々としがみついてるというスタンスも、この人らしくて良い感じ。

無表情な顔だが、裏で悪いことしているなというオーラが滲み出る演技がいいです。頭の中は、出世のことしかないのだろうと思わせような、上司をよいしょする言葉が、絶妙なタイミングで出てきたり、自分を憎む上條を上手く転がす「クールだね～」という言葉が、まさに悪役です。

こんな悪い警察官見たことないってくらいの悪人なのに、どういうワケだか嫌悪感は感じないのが不思議。本人が悪いことをやってると言う罪悪感がないせいなのか、どんな悪事をやらかしても、「そこまでやるとは！」なんて感心してしまう。妙にチャーミングなところもあって、憎み切れない感じ。

椎名桔平さんかっこ良すぎます。回想シーンがあるがぜんぜん年となっていない。いつまででも若くて男前です。出世のために人を裏切り陥れる男がにっこりとほほ笑む顔が怖すぎる。この人どこまで悪いやつなんだ。名演技クールだねぇ～

とんでもない悪役で救いようのない人ですね。すべては出世のために人を自殺に追い込むなんて、狂気の沙汰だなと思いました。さらに自分を憎んでる青年を大切な娘の婿にするのもちょっといかれてます。でもそれにハマってる椎名桔平さんが恐ろしいです。。

この人の言うことはすべて、的確なアドバイスにも思えるし、術中にハメられてる気もするし。上條の敵か味方かわからないところが、このドラマの面白さに繋がってると思う。娘と上條の結婚さえも千堂の策略に見えるし。この人から目が離せない！