しあわせは食べて寝て待て

麦巻さんにひっついてるシーン、巴沢さんの装丁への熱い思いを知ることが出来て、仕事にプライドと情熱を持ってる人なんだなあって伝わってきたのが良かったです。スランプ脱出のきっかけが「装丁＝甲冑」っていう閃きなのも歴女の巴沢さんらしさ全開で笑ってしまいました。

部屋から出てこないという弓を歴史上人物に例えてテンション上がってたけど、こうなったら毎回誰かしらに例えて解説して欲しい。好きなものを熱く語る姿を見ると元気が貰えるし、ローテンション気味なところから急にスイッチ入るのも面白いし、ゆったり、まったりしたドラマの空気感に程よいアクセントを加えてくれるところも良いと思います。

暑くて嫌だとあんなにテンション低くてグダグダだったのに、武将由来の鍋料理が登場した途端テンション爆上がりになる姿が、さすが歴史オタクって感じで笑ってしまいました。前回の麦巻との薬膳話もそうだったけど、どんな些細なことでも好きな歴史と結び付けて盛り上がれるところが、人生楽しんでる感じがして羨ましいし素敵だなって思います。

悪気はなくてもミステリアスだからこそ自分の中でいろいろ妄想してこういう人なんじゃないかって考えちゃうことあるよね？千春のそれもそんな感じで別に悪い妄想じゃなかった。だけど好き勝手に言ってしまったことをちゃんと謝れる人なのが好感度アップ。勢いは凄かったけどその分真摯な態度は伝わったからよかったと思う。

一人でお弁当を食べる麦巻に気さくに声をかけたり、事情を知らずに麦巻を詮索したことを必死に謝る姿が巴沢の人柄の良さを感じさせました。石田三成について語る時の早口気味な口調やテンションの高さ、唐に一番高いコースを強請るちゃっかりした姿もチャーミングで、一見クールそうな見た目とギャップがあって親近感が湧きました。