ソロ活女子のススメ3

旅について熱く語る姿が普段の淡々とした遥と別人のようで新鮮でした。ソロ旅に向かう恵本人がちょっと引いてるくらいの熱の入りようで、旅への並々ならぬ拘りを感じさせたのも良かった。ダーツで行き先を決める時も躊躇ってモタつく恵を「早く！」と厳しく急かしたり、眉間に皺を寄せて真剣にダーツを見つめてたり、当事者でもないのに一人気合の入り方がおかしいところも面白かったです。

彩子や石岡の意外な一面を訊いても全く驚かずに動じない姿がクールな遥らしくて良かったです。似たような淡々としたキャラだけど、二人の話に驚いてしっかり反応する恵との違いが感じられたのも良かった。恵が退社する時に「はーい、お疲れ様でーす」とサラっと返すだけで、今回はどこに行くのかとか煩く絡んでこない距離感も好き。石岡や彩子のような分かりやすいキャラではないかもだけど、ちゃんと「遥らしさ」を表現しているところが良いですね。

恵とのネット情報のシーン、最近恵が「いや待てよ」と喰いついてくることが増えて、二人の淡々としたやりとりが多く見られるようになったのが新鮮で楽しいです。彩子と石岡が揉めてる時の「洋平が悪いんですよ」という呆れっぷりも距離が近い人間のそれというか、ただの同僚ではない雰囲気がちゃんと感じ取れるところが上手いなと思います。甘い空気は一切ないけどまだ付き合ってるのかなあ。石岡との息の合ったやりとりも楽しいので二人のシーンももっと見てみたいです。

謎テンションで皆に「何か新しいアイディアを」と意見を求める彩子と石岡に「まずは仕事しましょうよ」って冷静にツッコむ姿が面白い。「何やってんの」と笑いもせず、呆れもせず、ただ淡々とツッコむところが遥らしくて良かったです。最近、彩子が石岡と一緒にボケに回ることが多いので、遥のこのクールさがより際立っていて、社内でのシーンの良いアクセントになっていると思います。

毎回、恵に一蹴されるネット情報シーンだけど、今回は「人間はストレスによって進化した」っていうかなりまともな情報で「説得力あるね」と感心されていたのが新鮮でした。お決まりシーンも楽しいしドラマファンとして嬉しいけど、たまにこういうイレギュラーな反応があるとマンネリを防げて良いですね。信憑性ありそうな情報でも「聞いて下さいよ～」とかテンション上がるのではなく、嘘くさい情報の時と同じロートーン＆真顔で伝えるところも淡々とした遥らしくて面白かったです。

石岡がすぐ短歌に飽きるって分かってるところがさすが。すぐに飽きて全然続かないって呆れた顔をしてるところは彼女や同僚というより母親か姉のような雰囲気があって、石岡のアホっぽさや幼さを際立たせていたのも良かったと思います。淡々とした恵さんとはまた違った、媚びないドライな感じが好きです。

年下から意見する時って結構加減が難しい場面が多いと思う。下手すると若者自慢みたいになっちゃうし、生意気にも映ってしまうことがある。だけど知らないことはそうなんですかー？と受け止める素直さがあり、自分の意見を上からじゃなく言う謙虚さを持っているのがいいですね。

どっちの表紙が可愛いか、自分の意見が採用されず結局多数決になってしまってブチ切れる姿が遥らしくて良かった。相手が誰であろうと遠慮なくはっきり感情ぶつけられるところが魅力だし、気が強くて媚びないさっぱりした性格が他のどの主要キャストとも被っておらず、服装や髪型などの見た目だけでなく内面でもしっかり個性を発揮しているのも良いなと思います。

全部知ったような顔をしながらいつもネットから取った小さな情報を言ってくるのが面白いです。自分で見られるわけじゃないのに黄色の服のパワーを信じて身につけちゃうところも、信じやすいはるかちゃんならあり得るなと思いました。

ネット情報を信じて、集中力アップのために全身黄色コーデにまとめてきちゃう姿が、遥の素直さや単純な性格を感じさせました。出番は少ないけど、こういう何気ないやりとりでキャラクターの人物像がちゃんと伝わってくるところが良いですね。恵に「ゲームしよう」って誘われた時に悲鳴をあげて驚く姿も、いつも淡々とクールな遥にしては珍しく、それだけ恵の行動が衝撃的な出来事だったんだなと伝わってきたのも良かったと思います。

恵の行きつけに連れて行ってもらえると知って泣いて喜ぶ姿が可愛らしかったです。疲弊してグダグダな彩子と石岡にハッパをかけるところも頼もしかったし、最年少っぽいけど実は一番肝が据わってメンタル強そうなところも良い味出してて、同僚3人組の絶妙なバランスを保っていると思います。

恵とはまた違った淡々とした独特なキャラが良い味出してます。ネット情報にまつわる恵とのお決まりのやりとりが健在なのも嬉しい。「そんなわけないだろ」ってネタを真顔で恵に教えるところも、何でも信じちゃう春香の素直さが感じられて良いですね。語学堪能だったり、誕生日にはご両親がわざわざ新幹線に乗ってお祝いに来るくらい溺愛されてたり、シリーズを追うごとに新たな顔が見られてキャラが深まっていくところも興味深くて面白いです。