ハイポジ 1986年、二度目の青春。

まさに、1986年に16歳だった者です。
作中の何もかもが懐かしかった。時代感バッチリ作られてて、メチャクチャ心に刺さりました。
ラストシーンも良かったけど、ラス前の回、最後のさつきのセリフが本当に素晴らしかった。
そして、それをラストシーンで叶えられて、ホントに良かった(^O^)

ラストがとっても良かったです！！
冒頭で、光彦が46歳に戻っていたので「まさか1986年のころの事は『夢だった』で終わるの？」と思っていたんですが・・
昔の写真などで茶髪なので、確実に『タイムスリップ』していたんですよね～
しかも、リストラさせた光彦が次に仕事先に選んだところに小沢さつきがいたんです！！
さつきの46歳の役って誰だろう・・？あの黒崎レイナさんのイメージを壊したくない」って思っていたら・・
なんと、さつきは最後まで『後ろ姿』のままなんです！憎い演出！素晴らしい！
漫画原作より実写版の方が良いと思ったのは『逃げ恥』以来です！
終わってしまったのが本当に残念・・

ラブ高の連中がやり方が姑息で腹が立ちました。天野の殴られても殴られても立ち向かう姿に、胸を打たれました。今まで受け身で流されるままで、逃げ腰の天野にふがいなさを感じていましたが、はじめて男らしさを感じました。時々頭痛があったり、現代にもどる夢を見るのが気になります。さつきとすごくいい感じだったので、最後の場面で目が覚めて現代に戻った時、現代のさつきといるのかなと期待したのですが、幸子達がいたので、少しがっかりしました。

ラブ校の生徒から暴力を受けても頑張った光彦は偉い！これはさつきが好きになってしまうのも無理ないな、って思いました。
もう1986年に戻って半年は経っていたので、まさか現在に戻る事までは考えていませんでした。
夢の中では、最初に戻った子供がいない幸子との夫婦関係はとても良好そうで、もう１つはホームレスで。
どれが本当の現在なのかと、ハラハラしました。
やっとさつきと上手くいきそうだったのに、本当に戻った現在は全然変わっていなくて。
さつきはどこにいったのか・・気になります。

初回から見ていますが、先週のさつきの嫉妬の言葉から、さつきの表情がとっても可愛くなっきて（特に光彦を見る目）キュンとしました。
望んだ展開になってきてるんだから、早く光彦も告白すればいいのに・・
でも、自分も昔憧れたアイドルって、今でもその頃の映像などみると「良いなぁ」っとなってしまうので、30年経っていても、さつきって『憧れの存在』なのかな、と。
あと、タイムスリップの事を先にさつきに言ってしまったのは失敗だったんじゃないの、って思いました。

８０年代の音楽とストーリーがぴったり合っている、選曲と演出の素晴らしさ。光彦がさつきと結ばれるのか、幸子とやり直すのか、ほんと最後まで目が離せないし、まだまだ終わってほしくないドラマ。

このドラマって、毎回シーンに沿った８０年代の曲が流れて感心します。
友達と話している光彦を見つめる幸子の場面で「春の日差しに～♪」なんてぴったりでした。
幸子が告白した時に、光彦の脳裏に３０年後の冷たい幸子（いしのようこさん）が浮かんできましたね。
こうなると分かっているので光彦も何も言えないかも、って思いました。
そして、さつきが光彦を意識してるな、とは思っていましたが・・
「あの子をみている天野が嫌だった。あの子に彼氏が出来てホッとしてた」なんて！
もう胸がキュンとしました！！それを聞いて涙目になっていた今井さんの演技力も良かったです！

天野はさつきにも幸子にも、いい顔して、イライラしました。はっきりさせなきゃと言いながら、今までまともにモテた事がなかったからか、今は少しでも長く、モテている状態に浸りたいのだろうと感じました。はやく決断しないと、どんどん二人を傷つけてしまいます。このままだと天野に罰が当たると思います。46歳の天野の幸子に対する振る舞いも、毎日の少しづつの不誠実で配慮のなさが感じられ、幸子が愛想つかすのが、よくわかりました。顔が似てるけど、天野のお父さんの方がしっかりしてかっこいいと思いました。

毎回工夫されていて飽きさせないドラマだな、と思います。
今回の冒頭は、柳さんが『光彦役』では無くて『俳優・柳憂怜』として今までの説明をしてました。
後ろで大道具さんや照明さんなどもバタバタしていて、今井さんまでいて(笑)
深夜ドラマだからなのか、遊び心一杯ですね！
サブタイトルが『悲しみにさよなら』で、光彦がさつきを抱きしめる時にぴったりと「泣かないで、一人で～♪」と曲が掛かり「おおっ！」と思いました！！
でも、でも！一つだけ言わせてもらうなら、鈴木絢音さんのシーンだけポーズみたいなのが多すぎです。
乃木坂46のファンにはたまらないんでしょうけれども・・視聴率UP作戦かと。

天野が今絶好調で、さつきとも幸子とも出かけて、うまくいっていますが、結果的に二股みたいになっているから、もうそろそろ、どちらかはっきりさせたほうがいいと思います。特にさつきは、家庭に恵まれずに苦労しているから、泣かせる事だけはしないで～！と思ってしまいました。そして天野の優柔不断で流されるところが、現在(46歳時点)の不幸の原因な気がするので、過去に戻っても、そこを変えない事には解決にはならないでしょう！と思っちゃいます。

今回はいつも以上に「懐かしい～」が満載でした。
特にカセットを編集するシーン。
「あぁ！Wカセットデッキ！」「テープの最初は録音出来ないから、鉛筆でちょっと回すんだった！」といちいち思い出と感動が蘇りました。
幸子のジャンパーも懐かしかったですねぇ。
光彦が、せっかくさつきに告白するチャンスがあったのに、しなかったのが残念。
そして、BSでの放送なのも残念。
日本は今、40代以上の人口が多いそうなので、BSが見られない人にも是非見て欲しい、って思います。

今回はいきなり制服の柳さんが教壇にいたので笑えました。黒板の絵が原作者（漫画家）だったら凄いな、と思ってじっと観察してしまいました。
どんどん色々な事が起こりますが、全ていい方向に進んでいくので羨ましいですね。
16歳の姿でも心は46歳なので、46歳の女性と関係を持ってしまった時は「ヤバくないか？」と同時に「同情してしまったのかな」と。
でもそこで自分を振り返り、幸子に対して「申し訳無かった」と気づけたのは良かったんじゃないかと思います。

光彦のお姉ちゃんの彼氏、下妻ってなんであんなに羽振りが良くって顔が広いのかと思ったら、不動産屋のボンボンだったんですね。
あと６～７年は遊んで暮らせますね～その後バブルがはじけますが・・。
小沢さつきって、女子とつるまなかったり光彦をヤンキー達から助けたりしたので「ちょっと悪い子」かな、って思っていたら、おばあちゃんのお手伝いをする良い子でした。
光彦が偶然さつきの喫茶店を見つけてバイトするのって、いかにも漫画原作っぽいですが・・。
頑張れ！光彦！と応援してあげたいです。

下妻が出てきた時は「大丈夫？」って思いましたが、昔の大人って、若くても今よりもしっかりしてたんですね。
ヤンキー達を「子供だからね」と言い、「愛田の知り合いの息子、知ってるから」で全て終えてしまうなんて頼もしい～
正直、心が46歳の光彦よりもずっと頼りになりましたね。
でも、下妻が「もっと遊ばなきゃ」と誘ったせいで、人生が変わってしまうんじゃないか、と心配になる位どんどんと16歳の光彦が経験していき・・
光彦の未来（現在ですね）は大丈夫なんでしょうか？

いきなり、最初から柳さんが制服姿で、今までの解説をしてくれる所から始まりました(笑)
今回もストーリーも面白かったのですが、なによりも笑ったのが16歳の光彦役の今井さんと４６歳の光彦の柳さんが一緒に出ているシーンが２回あった事です！
見た目は１６歳・心は４６歳のままなので「同時に出ちゃダメでしょ！」と思ったのですが、漫画原作だし二人の並んでいる場面がほっこりしていて「まぁ、いっか」って(笑)。
でもお姉ちゃんに、二人で抱きつこうとしたのは明らかにおかしいですな＾＾。

今回も懐かしさで一杯です。今井さんの表情が豊かで可愛らしくて笑っていまいます！
所々、４６歳の光彦の姿になって心の中を語ったり、「解説しよう」と視聴者に向けて説明してくれるのもイイですね！
今回は４６歳の幸子と１６歳の幸子まで途中で入れ替わって出てきて、制服姿がちよっとイタイ部分もありましたが(笑)面白かったです。
昔の手紙の折り方も懐かしい～！
でも「ヨシオ」「フツオ」「ワルオ（ヤンキーじゃないんですね）」って男子を比べる言い方は知らなかったです。

とっても面白かったです！
原作の最初のシーンをどうするのか、ちょっと心配していたんですが、オブラートに包んであまり嫌らしくなかったです（TVだから当たり前ですね(笑)）
「心（頭）は46歳で姿は16歳のまま」との事で、上手く柳さんと今井さんが入れ替わる様に映っていたので、漫画のイメージを崩さず、しかも分かりやすかったです。
さつき役の黒崎さんが綺麗で「これは男子は惹かれるな」って思いましたね。
良い人選だと感じます。