カンナさーん！

もし自分の義母がこの人だったらと思うと心が落ち着きませんが、こんなタイプの人いらっしゃいますね。(母親が)こどものご飯を作って置いても、ばあばが美味しいご飯作ってるからねーと言って作り置きしたものを食べさせなかったり、義母の息子の幼少期に着ていた服を孫に着せたりというちょっとクセの強いキャラがなんともいえませんでした。我が子や孫を想う気持ちは強く、それでいて料理上手な人ですが周りが見えてない自分の世界を持った独特な人で見ていて面白かったです。

カンナさんの姑役、ピッタリでした。カンナさんと別れさそうとする行為は、行き過ぎなところもあり、ビックリする場面もありましたが、カンナさんと斎藤ゆきのやり取りが絶妙で、見ていて、とても楽しかったです。顔でのいじわるな表情など、愉快でした。

独特な存在感があったと思います。意地悪で、少し謎めいた姑役も見事にハマっていました。それでいて、嫌味ではなく、後味がそれほど悪くないのは、さすが斉藤由貴さんだなと改めて思いました。謎めいた所が少し彼女のプライベートと被っていたのが面白かったです。

カンナさん演じる渡辺直美さんの姑役として、時に意地悪を言ってみたり、ぶつかりながらも最終的には二人を祝福するいい姑さんでした。それがなんとなく、かわいかったのと、表情や台詞の言い回しなど、見ていて上手で面白かったです。

今まで斉藤由貴の演技をちゃんと見たことはないのですが、やはり女優さんだなと思いました。
渡辺直美にチクリチクリと嫌味を言う感じが、悪気はないんだけど、嫌味っぽい感じがとてもヨカッタです。
あれは斉藤由貴ではないと演じられないと思いました。
渡辺直美との掛け合いがとても楽しかったです。

実はお義母さんのシーン結構好きです。
このお義母さんは本当はカンナさんが大好きだというところ、絶妙な演技だと思うのですがさすが斉藤由貴としか言いようがありません。
茶目っ気もうまく出せています。
お義父さんとのバランスも最高です。

始めは自分の息子と孫を溺愛していてお嫁さんにきびしく、会うたびにカンナにだけ嫌味を言ってくる嫌なお姑さんだと思っていましたが、その中にもカンナを思いやる気持ちがあってのことだと徐々に見えてきてあまのじゃくだけど本当は良い人と言うのが滲み出ていてよかったです。

息子も孫も溺愛、そして嫁は気にくわない。斉藤由貴さんのあの感じが正にうちの姑にそっくりで、ビックリしました。すごく意地悪というわけではないけど、チクチクと嫌味をいう姿がリアルな感じがして、この人よくわかっているなぁと感心します。

要潤さん演じるレイを溺愛する母親として、すがすがしいほどの見事なバカ親加減を演じきっていて面白いなと思いながら毎回観ています。斉藤由貴さんならではの絶妙な間の取り方もいい感じで、ドラマに緩急をつけていて素敵だなと感じます。

ゲスな元夫の母親、斉藤由貴。典型的な姑ではあるが、ときにカンナの上っ面のど真ん中に穴をあけて本質を突っついてくる。年齢を感じさせないキュートさが余計に我らをイラつかせるのだが、回を重ねるごとに大いに真ん中に出しゃばってイヤミを爆発させてほしい。

斉藤由貴さんは親バカでマザコンの息子のことを溺愛し過ぎて甘くなっている役ですが、私は以前バラエティで彼女を見ました。この役とバラエティでの彼女は凄くギャップがあり、ハッキリ言って別人かと思うくらいの演技でした。結構イライラする役であり、観ていて凄くムカつく～って思いました。でもそれがストーリーを際立たせているので彼女は凄いです。そして彼女のセリフ(場面)はどちらかと言うとコメディな感じです。イライラもするけれど逆に面白いとも思えました。

斉藤由貴のおせっかいで、かわいいところが存分に出ていたと思います。姑に見えないほど若くて、ちょっとトンチンカンな感じが、素に近いのかな？と思わせてくれて、憎たらしいのに憎めない姑だと思います。痩せてかわいくなったなと思います。

息子かわいさに暴走寸前の危なっかしい母親を見事に演じていたと思います。どう考えても浮気した息子の方が悪いのに、カンナにも少しは非があったのではないかと遠回しに言い出すシーンが印象的でした。カンナに言い返されたら唐突にケーキをすごい勢いで食べてごまかしていたのが面白すぎて、大爆笑してしまいました。