モンテ・クリスト伯 －華麗なる復讐－

ドラマの前半と後半では全く違った雰囲気の役柄で、とても内に秘めているものが多い役柄に感じましたが、いい人柄も少し悪い人柄もとても雰囲気が出ていて見入っていました。
想像もしていない展開が多くありましたが、お芝居だと感じさせないような演技で感動しました。

まわりの役者さんの演技が自然なので、一人だけ不自然な感じで浮いて見えました。
緊迫する場面での演技もあまり迫力を感じなかったし、追い詰められていってもその感情があまり伝わってこなかったので、見ていてそこだけがとても残念に思いました。

大倉演じる南雲幸男に感情移入しまう程に大倉の演技が輝いていた。大倉が泣いている時の顔が美しくてもらい涙しそうになった。自殺が幸男の人生のラストになったというわけだが、自業自得だろう。幸男が親友である暖を裏切る行為をしなければ、このようなことにはならなかったにも関わらず、加害者よりも自分は被害者だという意識が強いというところを見ると、最後までやはりクズなのだと感じた。

この役自体が、初めは人気のない俳優から国民的俳優になって・・・という役柄なので、大倉くんの関ジャニ∞という部分がうまく活かされている役だなと思います。いい意味で重なる部分があって、ドラマ内でダークな部分が見えたときにドキっとします。

いつもはキラキラ王子様の大倉。なのにドラマではダサい服着てて。でもそれも似合ってしまうのはやはり育ちの良さなのかな？大倉なら主演でもいけるのになぜ脇なのか？ディーンフジオカのどこがいいのか？演技で劣っていることはないはず。