リーガルＶ～元弁護士・小島遊翔子～

もう女王の風格が充分すぎるほどですね。当分は米倉涼子を追い越すような容姿と風格を持つ女優は出てこないんじゃないでしょうか。体形維持についてはまだまだ大丈夫でしょうけれど妖艶が身について来る時の演技がかなり楽しみです。

法廷に立つシーンがなく「敏腕弁護士だった」という伝聞情報しかなくても、「何だか凄い人」という説得力がある堂々とした立ち居振る舞いと抜群の存在感はさすがでした。最終回の尋問シーンが迫力があって格好良かったので、今度は普通に弁護士として法廷に立つ姿が見たいと思いました。

いるだけで存在感のある所から主人公である事がわかりやすく、違和感のない迫力のある演技力が良かったです。
慌てふためくことは無く、常に冷静に次の一手を考える、将棋のような進め方をして、押されたら押し返す彼女の真のぶれない所も魅力的です。

ドラマの最初の方はなかなか役のイメージが一定していなくて、小鳥遊翔子がどういう人物なのか
観ているほうにもつかみにくいところがありました。
だんだん話が進むにつれ、彼女の魅力がどんどん引き出されてきたようです。
お金の亡者と言われるくらい、お金でしか事件を引き受けないように思われていましたが、
本当は心に熱いものを持っていて、困っている人のためには無償で事件も引き受けるし、資格を失うくらい
必死で取り組む、一見ちゃらんぽらんのようでいてそのギャップがすごいです。
それを米倉涼子さんはすごく自然にかっこよく演じていて、こんな弁護士もありだな、と思えるくらい
本当にはまり役だと思います。

いまは小鳥遊翔子にしか見えません。

仕事一途な女として見ていてスッキリするし、かっこいい。役柄にぴったりだった。生き様が女として見習いたいなと、感じた。また今の世の社会に対する願望が物凄く伝わってくる。強さゆえの涙ぐむシーンはとてもグッとくる。

画面に登場しただけで主役と分かるオーラがスゴいです。事務所で部屋着みたいな格好をしていても華があって美しい。でもサバサバした口調や子供みたいに駄々をこねるなどチャーミングな一面も垣間見れて、高嶺の花ではなく、近所のお姉ちゃんっぽい親近感があるところが魅力的だと思います。守屋や未久と接する時の真摯な眼差しから、彼らに対する贖罪の気持ちや何とか助けたいという弁護士としての情熱や強い正義感が感じられるところも良かったです。

本当にスタイル抜群で美人すぎて文句のつけようがない。ツンデレをやらせたらやはり日本一の女優さんだと思う。どんなことをされても、あの綺麗な顔立ちであの笑顔を出されたら誰でもすべてを許してしまいそう。このキャラクター設定は素晴らしく合っていると思う。

常に偉そうだしお金第一っぽい感じなんだけど、母を見舞う塩見を複雑そうに見つめる姿や天馬へ向ける鋭い眼差しなどから小鳥遊の正義感の強さや温かさが感じられるところが良いと思います。口には出さないけど根底には青島と同じように「困っている人を助けたい」という信念があるんだろうなと伝わってきますし、それを表情だけで表現してるのはさすがですね。

そういうキャラだから仕方がないとは思うのですが、弁護士資格もなくて特に役に立っていないのに何であんなに偉そうなのかなと観ていてちょっとイラっとくることがあります。元々あまり賢そうに見えないうえに仕事ぶりを発揮するシーンが全然ないから敏腕弁護士だったという設定もイマイチ説得力に欠けます。傍聴人とはいえ、裁判所に行く格好とは思えない露出が高い派手な服装もちょっと痛いです。

米倉さんが駅弁や鉄道について熱く語っているシーンを見ていると新鮮に思えました。彼女の行きつけの飲食店が鉄道模型が置いてある本格的な鉄道ファン向けのお店というのもそこまで徹底していていいなと思いました。違法すれすれの事を行う事もあるので冷や冷やドキドキしながら見る事も多いのですが素はとても人情に厚いので事務所の人達をうまくまとめたり惹きつける魅力があるキャラクターだなと思います。

結局いつも同じような役どころ。結局「いい人」、「すごい人」、「威勢のいい人」の3拍子が今回も揃っている。演技も同じトーンで居続けるから、見ていて代り映えもなく、おもしろくない。職業を変えただけで、いつもと同じよう。

弁護士行為が一切出来ないし法廷シーンでもほとんど台詞がなく、出番自体はそれほど多くはない気がするのですが、裁判の流れに合わせてコロコロ変わる豊かな表情やズバッとした遠慮のない物言い、堂々とした立ち居振る舞いで主役としてのオーラ全開で存在感抜群なところがさすがです。4話の慈善団体に寄付する云々の台詞も米倉さんのサバサバした雰囲気のおかげで嫌な感じがせず、いっそ清々しいくらいでした。

いつものことですが、訳ありで変わり者の役が上手いと思います。何を考えているのか分からずひょうひょうとしている中で芯のあるキャラクターがしっくりきました。清々しいほど自分勝手なのにどこか憎めないかっこよさがあると思います。幼稚な面と大人びた面の切り替えが上手く、｢救う｣という言葉が良く似合う。そんな役者さんです。

出来るけど風変りの女を米倉涼子がやったら、いそうだな、と思ってしまう感じがします。まわりを振り回しながらも、計画されてる行動だったりするし、結局は正義の味方だったりするので、見ていていやな気持がしません。話が想像できる内容ではあるけれど、わがままっぷりがかわいい範囲で、振り回される俳優たちもかわいく見えます。

自己中で勝ち気なキャラもドクターXの大門のように超絶テクの手術シーンなどがあれば「その態度も納得」となるのですが、今回の小鳥遊は弁護士資格がないから法廷にも立てないし、偉そうに人に指図してるだけで見ていてイライラしてしまいます。スタイルが良くて綺麗なんだけど、露出の多い衣装も必要性を感じません。米倉さんのファッションショーじゃないんだから、見た目よりも大門との演じ分けにもう少し力を注いで欲しいです。

自由奔放さや性格（自分都合で人を集める、食べ物に弱い、ファッションにこだわる）やセリフの言い方（はっきりものを言う）など、ドクターXの主人公とほとんど同じという印象です。職種を変えただけであまり変わりばえしない内容と演技の様な感じがします。米倉さん自身は演技力がないわけじゃないと思いますがこの系統は見飽きた感があります。

やはりセクシーで傲慢な役は米倉涼子にしかできない役だと感じさせられる。ドラマ冒頭から型破りなところがいっぱいで見ていてスカッとする。顔もきれいでスタイルも抜群だけど、人の話を聞かず目標に向かい突っ走るこんな役をやらせたら日本一ではないかと思わせてくれる。

ドクターXのイメージを上手く壊してくれている。でも、芯はしっかり持っている女性で長いものに巻かれろ的な社会を嫌がって、基本の弱いものを救おうという姿勢を持っている所がカッコいい。まあ、最後はお金が必要なので金額等は吹っ掛けているが、やり方は最高。
ファッションも最高。かっこよすぎ。

本人のイメージと同じく、強くたくましいという印象。問題を解決していく、どんな困難にも立ち向かう、どんな相手でも対決を挑む、そんなところが今の現代に必要な人物のような気がして面白い。このドラマは米倉涼子がやるから、役柄も当てはまっている気がする。

米倉さんは好きな女優さんですし、今回も綺麗で華やかで主役オーラ全開なところはさすがだなと思うんですが、翔子のキャラが大門先生とカブっていて同じ演技に見えてしまうのが勿体ないです。台詞まわしも表情も大門と全く一緒な気が…。米倉さんの敬語が使えない勝ち気キャラはもうお腹いっぱいかな。もっと違う役どころが見たかったです。