女ともだち

難しい役をこなす演技力　さすが原沙知絵さん

結局流産してしまったけど、それが彼女にとっても一番ハッピーで納得のいく始末の付け方という感じですね。セツは実は、ホッとしたことでしょうね。それがきっかけで、あのツマラナイ男とも別れられたことだし。一方で、あのマミに対する寛大な態度や感情はあまり理解できないわ。相手はまだまだ子供だといっても、やることは大人顔負けのことをされてるんだし、自分に罪悪感があるとは言え、あそこまであの子に対して「仏」になる理由がわからない。

大人のかっこいい女性。表情も声も立ち振る舞いもかっこいいです。袴田吉彦演じる、ちょっとまぬけな同級生と不倫が辞められない女性です。原沙知絵と袴田吉彦は不釣り合いに感じるんですが、そのズレが楽しめて、なんかよい感じだと思います。お腹の赤ちゃんを愛しみ、大切に思いを馳せる心情がすごくよいお芝居でした。

主婦か愛人か？って言われたら完全に愛人顔してるよね。まぁそれがいいか悪いかは置いといて、いつまでも美人でいいなーと思う。シュッとした美人には自立が似合う。いつまでもアパ不倫なんて相手にしないで別れて颯爽と自立したシングルマザーを選んで欲しいな。

男の人に少しコンプレックスをもつセツ、仕事をバリバリして自信があるけど、女としての自信がないような、強さのなかにももろさがある大人の女性を、とても見事に演じられています。普段は口数が少ないけど、表情で表現する演技が好きです。

好きな女優さんなのに、なんだか残念な役どころという印象。でも、シューズデザイナーとして一流で、いくつになっても女性として魅力的な存在イメージそのものという感じ。それだけに、無責任極まりないつまらない男と不倫してるのは残念。自分が堅物で面白味のない人間だから、相手のユルさがうらやましいのかもしれないけど、ただ遊び相手にするのと、妊娠までしてしまうのでは話が違いすぎますね。

いかにも頭が良くて聡明で、デザイナーという専門職で活躍する女性というのがぴったりなイメージ。ショートヘアやファッションも、あか抜けてて良く似合ってる。
なのに、つまらない相手と不倫してるなんてもったいないですね。妊娠したかもしれないことも、きっと相手の男には言わずに自分ひとりで対処するんだろうな。賢さが、恋愛相手選びに発揮できなくて、不幸せで残念な人の典型という感じ。

主人公はせっかく靴のデザイナーとして成功しているのに、不倫中ということで一気に好感度ダウン。あんなに美人でスタイル良くて仕事ができても不倫の一撃は痛い。家庭のある男が家に居ついてるのも、それを受け入れてる主人公にも不快感。膝枕シーンは相手の俳優が過去に不倫スキャンダルがあったこともあり、気持ち悪さ全開だった。おそらくドラマ的にはネタだったんだと思うけど。不倫相手を行きつけのカフェバーにも連れて行って、スタッフも不倫中であることを知っているオープンさも気持ち悪さを感じた。主人公も今の状態をそれなりに悩んでいて、デザイナーとして一流になりたいという気持ちが強そうなのでそこはいいなと思ったけど、どうもまだ揺れていて、はっきり別れたらいいのに結局うまく別れられなさそうな主人公にイライラした。原沙知絵さんは年を取っても美しく、デザイナー役もぴったり。

バリバリ仕事ができそうな雰囲気なので、キャリアウーマン役は似合っています。背が高くスタイルがよく洗練されているので、一流を目指すデザイナー役はぴったりですが、演技がイマイチです。感情がこもっていないような、芝居っぽい演技をするので、私は主人公に感情移入して、ドラマを見ることができません！