浦安鉄筋家族

全てにおいてガッツで演じている姿が素敵すぎます。順子のプロレス技のフォームが毎度毎度キレイで、ついついウットリ。頑固でちょっと親バカが入った言動も上手で、非常にナチュラルです。特に結婚記念日で声を震わせているシーンが大好き。蓋が開かないだけでシリアスさが出せる水野さん流石です。

パワフルで、タフで逞しくって圧倒されました！
しかもプロレスまでやっちゃって「凄い！」の一言です。
「肝っ玉母ちゃんっ！」って呼びたくなる顔をしていて、水野さんの引き出しの多さを改めて感じます。
ノリがいい元気な感じが好感触です。

順子は、普段は穏やかなのに、スイッチが入ると誰にも暴走が止められない。あの演技の振り幅がすごい！！穏やかな時は家族想いのやさしい表情だが、暴走シーンでは良い意味で目力があって、水野美紀だからこそ出来る演技だと思う！！

賞金のためなら恥も外聞も！と言わんばかりのしゃかりきぶりに腹を抱えて笑ったよ。激マズチャーハンを味変したり、エマージェンシーで家族を呼んだり、今回の活躍も流石だった。いつになく家族のピンチを救う奮闘ぶりに拍手だよ。

向かいに住む川西家の応酬に屈しない強さは流石！でも、バトルの最中にリアルな笑いが隠しきれなかったシーンはほっこりできて本当に良かったね。あとはまさかのしゅーぺいさんいじりが発動したのもレアでお得感があった！

『静』から『怒」』へ、ティファールより早く沸騰するテンションに目が釘付け。朝から晩まで自分の事そっちのけの表情・髪型、それぞれの子供への態度、夫・大鉄への態度、雑なようでちゃんと把握している大家族のお母さん『あるある』を、細かく体現している。

ニートの長男、思春期の娘、徘徊老人にダメ夫…もはや、ナチュラルに問題だらけの大沢木家をまとめる苦労を思うと同情に値するよね。さらにその場に花丸木が登場して収拾がつかないワチャワチャな状況も愉快だったけど、おはぎで大事故が起こってオチがついたシーンは最高だった！

とにかく大活躍の回だったね！冒頭の｢あまり真剣にみないでください｣というアナウンスもまるでダチョウ倶楽部的なお約束かと思ったよ。裕太を病院に連れ、大鉄にアイコンタクトするシーンはそれまでのアホアホな展開を忘れて夫婦の絆を感じたよ。

登場した時から”戦う母親”という一貫したイメージが強いし、実際キレた時のパワーの放出量は家族イチだよ！赤ちゃんからお年寄りまで全ての年齢層が揃った大家族のカオスを制圧する場面はいつ見ても面白い！それでいて家族の絆をふっと感じるシーンがあるのも良いんだよね。

家族を束ねる母親の底力と圧がとにかくすごすぎ！プロレス技で次々と家族をなぎ倒す勢いと旦那を追い回す行動力に腹を抱えた笑わせてもらいましたよ！あの家族の顔ぶれに全然、負けないってすごいよね…。まさに新境地だよ。