相棒 season18

サイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官という肩書きを持つほどの能力を持っているけれど、あまり自分という個人には自信が無さそう。その反面、尊大で他人を見下しがちだけれど、やられたらやり返さないと気が済まない根に持つタイプなので敵に回すと厄介そうです。人に好かれるタイプではないけれど、分かりやすく能力はあるので特命係にしばしば良いように利用されがち。杉下さんたちに関わることで青木の内面が良い方に変化すると面白いのに、と思うけれどどうなんでしょうね。

けっこう癖の強いキャラだし、前シーズンで特命係を離脱したからこのままフェイドアウトしていくかと思っていました。でも今シーズンでもけっこう出番と台詞があるし、若いながらに良いポジションを築いていると思われます。ちょっとひねくれた性格の割に、結果として手助けしてくれるって点が面白い。演技力高い役者さんでないと無理なキャラですね。

口では文句を言っていながらいつも特命係を助けたり頼ったりしている独特な立場を上手に演じています。登場した当初は掴みどころがなくなんでいるのかな？くらいに思っていましたが、今ではすっかりいじられキャラとしてドラマを盛り上げるのに一役かっていると思います。

誘拐された時にも『偏屈な青木は青木のまま』なのが面白かったです。
浅利さんは子供の頃からお仕事されているので、青木が憑依している様に感じました。
右京さん達の味方なのか敵なのか、分からない怪しい演技もさすがだな、と思います。

拉致されて脅されていても上から目線でペラペラまくしたてる姿が青木らしくて笑えました。その姿を想像した伊丹たちが一斉に納得するほどの屁理屈キャラがしっかり確立されていて、途中参加とは思えない存在感を発揮していると思います。電話の声が対面で喋るときよりさらにネチっこくて、嫌味ったらしい青木の顔が目に浮かぶようだったのも良かったです。

角田課長に手伝いを断られた時の「社交辞令ですから」という言い方がいつも以上に嫌味ったらしくて表情筋も目一杯動かしていて、拒否られてプライドめっちゃ傷ついてそうな器の小ささが際立っていたのが青木らしくて良かったです。いつも特命係に「人遣いが荒い」と不満そうですが、実は頼られるのが満更でもないのかなと感じられて、青木がちょっと可愛く見えました。

とにかく嫌味な態度・イライラした演技が絶妙！
嫌な奴だな。（右京さんのことが嫌い・副総監への根回しがすごい）と思いながらもどこか憎めない部分も表現されており（右京さんからの依頼に迅速に対応している）
頑張れ…。もっと評価されるといいね…。
と思ってしまいます。

子役から活躍されてるだけあって、上手い。
青木君は、特命係に毒づきながらも、結局大好きな気持ちが、浅利さんの演技から伝わってきますね。
それにしても、青木君はいつもいいように使われてかわいそうです。
たまには青木君を大活躍させてあげたい。

敵なのか味方なのか分からない、ずる賢い感じ。そんな青木を演じるのがうまいですね。
子役時代から見ていたので、どんな役をやっても安心して見ていられます。
コードブルーからの真逆の演技でも「違和感」が無かったのはさすがでした。

右京への復習の機会を伺っている感じの、何をする気なのだろうと思わせるような、前シーズンまでの緊張感が演技からもなくなってしまい、文句をいいながらもただの特命係の使い走りになっている今シーズンは、ちょっと物足りず存在感が薄いと思います。演技は上手い役者さんなので、残念な印象です。

7話は出番が多くて青木の嫌味っぷりだけでなく、女性にポーっと見惚れたり、デート中にデレデレしたり、仕事中に2ショット写真を見てニヤニヤしたり色んな表情が見られたのが良かったです。デート中、阿久津に先に帰られた時のショックそうな顔とか、横柄で不機嫌な普段の顔とギャップがあり過ぎて可愛らしく見えてしまいました。初デートで同僚の悪口言いまくる男なんて絶対嫌だけど、そこも青木らしくって面白かったです。

口元を歪めた笑い方やネチっこい喋り方が青木の嫌味な性格を感じさせて良かったです。不機嫌で偉そうな態度も健在で、途中参加のレギュラーながらすっかり「青木年男」というキャラクターを作り上げて定着させているのがさすが実力者だなと感心します。滑舌が良いので長台詞も聞き取りやすいし声が耳に残りやすく、出番が少なくても毎回ちゃんと印象に残っています。