遺留捜査 第4シリーズ

コミカルが過ぎたんじゃないかな、と思いました。今回のシーズンから見始めた新参者なので、流れを知らないからただ違和感を感じているだけなのかもしれません。それにしても、全体的に淡々としたテンションのドラマの中で浮いてるなぁと思いました。バランスをとるためのコミカルキャラだったのかもしれませんが、動きが大きすぎ。やりすぎだったかもしれません。でも、村木側から糸村に捜査依頼を協力した回は良かったです。

鑑識としてとても優秀なのに上川さんにふりまわされるところがコミカルでいつも面白く感じています。他のドラマでは犯人の怖い不気味なイメージが強いので、お茶目で饒舌で博学でおたくっぽくて純粋な感じが見えていいです。それでも少しだけ不気味さが残っていて上川さんでないとあんな人間味豊かな感じにはならないんだろうなと二人の変わり者同士のやりとりを面白く見ています。

村木演じる甲本さんの演技は好きです。村木は以前から出ているキャストですが、糸村とのやりとりが面白いです。糸村のお願いになんだかんだ言いながらもやってしまうところとか。本当に面倒くさがるところが嫌味なく、コミカルに演じられていて、二人のシーンにはいつもクスッと笑わせられます。

シリーズ4になりレギュラーが一新されたこのドラマにおいて、シリーズ1からずっと継続して登場して下さっている甲本さん演じる村木の存在は欠かせないものだと思います。話的にはそれほどコミカルでもなく、新レギュラーのチームワークもまだ把握しきれていないこのドラマにおいて、全シリーズと変わる事ない糸村と村木のやりとりは、このドラマのコミカル部分でもあり慣れ親しんだ部分でもあるので、必要不可欠に思います。

身近にいるお巡りさんを演じているかと思えば、冷徹な犯人など、様々な役柄を演じている甲本雅弘さん。糸村刑事に振り回されながらも、相棒と言っても良いぐらいの科捜研の村木さんを演じていますね。とても素敵です。今回は、京都に移動していますが、村木さんが出ているのは、とてもうれしいです。