アライブ がん専門医のカルテ

腫瘍内科医としてを演じていましたが、そのキャラクターは人の心を癒す力があると思いました。医師としての高度な技術と言うより、患者の心を癒す人柄は温かいと思います。がん患者が生きることに希望を見出せない時に、お楽しみ会を通じて手品やジャグリングを見せる姿は、心の中にグッとくるものがありました。藤井隆さんの人柄がにじみ出ているようなドラマ展開でした。

素直に、こんなお医者さんがいたらいいなぁと思えました。そもそもが俳優さんではないので、演技が上手かというとそうでもないんですが、藤井さんのお人柄が出ているというか、相手に親身に向き合う姿がとても似合っていて、良かったと思います。

今も昔も変わらない、優しい医師の役がぴったりだと思った。特にピエロのところは、少年の心を救い、心暖まるシーンだった。演じるだけではなく、化粧に隠された表情から、本当に優しさがにじみ出ていたような気がした。

もう長い間、お笑いとしての露出が少ないという事もあって、「俳優」とか「役者」とは言い難いけれど、ドラマに普通に出て来ても違和感がなくなってきたと思う。ちょっと場を和ませるような演技で、職場に１人くらい居たらいいなという感じで、役柄としてもピッタリハマっていて、個性が濃すぎず嫌味がないので好印象です。

個人的にこのドラマの中では藤井さんは「演じている」という印象をあまり受けないです。本当の藤井さんの人柄を知っているわけではありませんが、日頃から周りの人達にこのようなら優しい言葉をかけて過ごされているのが伝わってくるように思います。