『アバランチ』での渡部篤郎 (大山健吾役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
渡部篤郎 (大山健吾役) は 「2021年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
演技っぽい演技が鼻につく
新聞や週刊紙の記事なんて気にしなくていいとカッコつけたところに更迭のニュースが流れて驚き、完全に寝返ったと思っていた山守の笑顔に平常心を保とうとしながらも動揺が見えたのは見ていて楽しかったです。
負けを認める時すらいつもの穏やかで余裕のある態度を保っているところが大山らしかったです。自身の更迭を知って総理を訪ねるシーンが唯一感情的になっていたように見えたのも良かった。散々見下して馬鹿にしてましたもんね。風を切るような早歩きや、怒りを抑えたような憮然とした表情が印象的で、総理にしてやられた悔しさや腹立たしさが感じられたのが良かったと思います。
自分を馬鹿にしたと笑いながら、いい仕事をしてくれた、おかげで助かったと褒め称えることで、そちらはうまくいかなかったですねと貶める発言は酷い人間性を見せていてテロリストのボスに見えました。
桐島の裏切りの証拠をつきつけ、「まったく馬鹿にされたもんだよ」と笑いだすシーンがめちゃくちゃ怖かったです。口調はいつもの穏やかさを保っているから余計にゾッとする。山守との取引で民間人の命を人質にとったり、打本の死を知っても平然として笑っていたり、目的のためなら人の命なんていくら犠牲にしてもかまわないと思っていそうな冷酷さが随所で見られたところも大山の怖さが伝わってきて良かったと思います。
自分の立てた計画がうまく行きすぎてて笑いが止まらないみたいな表情がとても悪役に見えました。暇だから来ちゃったと山守と対峙したときの楽しそうな顔はからはもう怖さしか見えなかったです。
穏やかな雰囲気で口調も丁寧だけど、何を考えているか分からない怖さがあって、登場するだけでピリっとした緊張感が漂うところが良いですね。アバランチの行動も桐島の不穏な動きもすべてお見通しで、常に先手を打っている手強さとキレ具合もラスボスに相応しい説得力があります。
怖い雰囲気も何を考えてるかわからない謎さも口では簡単に許す言動も凄いとは思うけど、大山という自分の駒さえ駒と思ってない態度の、全てを自分の利益のために利用してる男という万能感が見えないです。
使えない駒はすぐに捨てますよと隠しもしない様が恐ろしい。戸倉に次のターゲットは君だと言いながら、戸倉に危機感がないのを見ても何も言わなかったのはあってもなくても困らない駒だからかなと思わせる雰囲気があって怖かったです。
悪役が全然ハマってない。 いつも同じ演技。 素のいい人が隠せてないんですよね。 実はアバランチを利用して、巨悪を倒すのが目的っていう流れなら、この演技で良き。 最後まで悪のままなら、もっと悪役に相応しい人はたくさんいたと思う。
5人の命を犠牲にする偽装テロを起こしたと聞かされても、「この人ならやりかねない」という説得力があるのが凄い。冷酷で頭が良くて、緻密さと大胆さも併せ持っていて、主要キャストほぼ全員を敵に回してるけど1人でも余裕で対することが出来る存在感もさすがだと思います。「そろそろ我々も反撃しましょう」と告げるシーンも、穏やかな口調と表情なのに凄みがあって、ゾクっとさせられました。
悠源館の危機だと蘭子から連絡を受けてもまるで他人事、Kファイルのことで脅されてもいつも通りの様子で平然としている姿が怖かったです。口調も表情も穏やかなのに大山の冷酷さがしっかり伝わってくるのがさすが。リナがアバランチのメンバーだと分かった時の笑いをかみ殺したような何とも言えない表情も初めて感情を露わにした大山が見られたようで印象的でした。
政治家として悠然と構える大物っぽさと、交渉相手には如才なくふるまう韜晦術とが、うまく表現された演技を見せてくれます。その中でアバランチメンバーであるリサの身元がわかった時の、まるで仮面が徐々に剥がれ落ちていくのを抑えるかのような、歓喜と憎しみが入り混じった表情は、見事としか言いようがありませんでした。これぞ役者というシーンだったと思います。こういう普通に演じても良い筈のシーンで、驚くべき見せ場を作れる役者こそ、名優と呼ぶべきなのでしょう。
山守に「アバランチを考えたのか君か?」と問うシーン、表情もにこやかで口調も穏やかだけど凄みと圧があって、思わず息を止めてしまいそうな緊張感と迫力がありました。自分に恨みを持つ人間のリストを受け取った時にあまりの多さに本人も笑っていたけど、これまでそれだけの事をやってのし上がってきたんだろうなという説得力を、少ない出番でしっかり感じさせる演技をしているのがさすがだなと思います。
アバランチのメンバーと1人で対峙しても負けない存在感と貫録がさすが。渡部さんが登場するだけでピリっとした緊張感が生まれて場面が締まります。総理を小馬鹿にしたように見つめる眼差しや口調が、大山の狡猾さやしたたかさを感じさせるところも良かったです。
演技っぽい演技が鼻につく
新聞や週刊紙の記事なんて気にしなくていいとカッコつけたところに更迭のニュースが流れて驚き、完全に寝返ったと思っていた山守の笑顔に平常心を保とうとしながらも動揺が見えたのは見ていて楽しかったです。
負けを認める時すらいつもの穏やかで余裕のある態度を保っているところが大山らしかったです。自身の更迭を知って総理を訪ねるシーンが唯一感情的になっていたように見えたのも良かった。散々見下して馬鹿にしてましたもんね。風を切るような早歩きや、怒りを抑えたような憮然とした表情が印象的で、総理にしてやられた悔しさや腹立たしさが感じられたのが良かったと思います。
自分を馬鹿にしたと笑いながら、いい仕事をしてくれた、おかげで助かったと褒め称えることで、そちらはうまくいかなかったですねと貶める発言は酷い人間性を見せていてテロリストのボスに見えました。
桐島の裏切りの証拠をつきつけ、「まったく馬鹿にされたもんだよ」と笑いだすシーンがめちゃくちゃ怖かったです。口調はいつもの穏やかさを保っているから余計にゾッとする。山守との取引で民間人の命を人質にとったり、打本の死を知っても平然として笑っていたり、目的のためなら人の命なんていくら犠牲にしてもかまわないと思っていそうな冷酷さが随所で見られたところも大山の怖さが伝わってきて良かったと思います。
自分の立てた計画がうまく行きすぎてて笑いが止まらないみたいな表情がとても悪役に見えました。暇だから来ちゃったと山守と対峙したときの楽しそうな顔はからはもう怖さしか見えなかったです。
穏やかな雰囲気で口調も丁寧だけど、何を考えているか分からない怖さがあって、登場するだけでピリっとした緊張感が漂うところが良いですね。アバランチの行動も桐島の不穏な動きもすべてお見通しで、常に先手を打っている手強さとキレ具合もラスボスに相応しい説得力があります。
怖い雰囲気も何を考えてるかわからない謎さも口では簡単に許す言動も凄いとは思うけど、大山という自分の駒さえ駒と思ってない態度の、全てを自分の利益のために利用してる男という万能感が見えないです。
使えない駒はすぐに捨てますよと隠しもしない様が恐ろしい。戸倉に次のターゲットは君だと言いながら、戸倉に危機感がないのを見ても何も言わなかったのはあってもなくても困らない駒だからかなと思わせる雰囲気があって怖かったです。
悪役が全然ハマってない。
いつも同じ演技。
素のいい人が隠せてないんですよね。
実はアバランチを利用して、巨悪を倒すのが目的っていう流れなら、この演技で良き。
最後まで悪のままなら、もっと悪役に相応しい人はたくさんいたと思う。
5人の命を犠牲にする偽装テロを起こしたと聞かされても、「この人ならやりかねない」という説得力があるのが凄い。冷酷で頭が良くて、緻密さと大胆さも併せ持っていて、主要キャストほぼ全員を敵に回してるけど1人でも余裕で対することが出来る存在感もさすがだと思います。「そろそろ我々も反撃しましょう」と告げるシーンも、穏やかな口調と表情なのに凄みがあって、ゾクっとさせられました。
悠源館の危機だと蘭子から連絡を受けてもまるで他人事、Kファイルのことで脅されてもいつも通りの様子で平然としている姿が怖かったです。口調も表情も穏やかなのに大山の冷酷さがしっかり伝わってくるのがさすが。リナがアバランチのメンバーだと分かった時の笑いをかみ殺したような何とも言えない表情も初めて感情を露わにした大山が見られたようで印象的でした。
政治家として悠然と構える大物っぽさと、交渉相手には如才なくふるまう韜晦術とが、うまく表現された演技を見せてくれます。その中でアバランチメンバーであるリサの身元がわかった時の、まるで仮面が徐々に剥がれ落ちていくのを抑えるかのような、歓喜と憎しみが入り混じった表情は、見事としか言いようがありませんでした。これぞ役者というシーンだったと思います。こういう普通に演じても良い筈のシーンで、驚くべき見せ場を作れる役者こそ、名優と呼ぶべきなのでしょう。
山守に「アバランチを考えたのか君か?」と問うシーン、表情もにこやかで口調も穏やかだけど凄みと圧があって、思わず息を止めてしまいそうな緊張感と迫力がありました。自分に恨みを持つ人間のリストを受け取った時にあまりの多さに本人も笑っていたけど、これまでそれだけの事をやってのし上がってきたんだろうなという説得力を、少ない出番でしっかり感じさせる演技をしているのがさすがだなと思います。
アバランチのメンバーと1人で対峙しても負けない存在感と貫録がさすが。渡部さんが登場するだけでピリっとした緊張感が生まれて場面が締まります。総理を小馬鹿にしたように見つめる眼差しや口調が、大山の狡猾さやしたたかさを感じさせるところも良かったです。