キャスター

意外なバックグラウンドを持っていることを隠していましたが、それにより単純に仕事ができる人というのではない奥行がでました。市之瀬はいずれ問題になるかもしれない爆弾を抱えているからこそ、ちゃんと覚悟を決められる肝の据わった人だったわけですね。

理想論としては、身近な人が反社であっても、治安関係とか特別な職業じゃない限り、本人が関わっていないなら別に責められるべきことではないと思うけど、そこはね、なかなか難しい。

だからこそ、この市之瀬というキャラは、「彼女なら大丈夫」と思わせるように演じないといけない。

その点、宮沢さんは周囲の人に信頼される市之瀬をちゃんと演じられていたと思います。

暴走してばかりの進藤さんと局としてチームとしてスタンスの間でビシッとジャッジしていくところがカッコよかったです。誰にも振り回されず自分がすべきことという芯をもってぶれない姿に好感が持てました。だからこそチームのみんなが庇った時贔屓に見えなくてよかったです。

ザワザワと雑音が多い中でもしっかりとセリフが聞こえ、それと同時に市之瀬の仕事に対する熱意や全てひっくるめて自分が責任を取るという太っ腹な姿勢が見える、とてもかっこよく1番好きなキャラクターになっています。