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脚本・ストーリー 1.9 /5.0(38.8%) | 1062位 /1088件中 |
キャスト 2.6 /5.0(51.6%) | 1030位 /1088件中 |
演出 2.0 /5.0(39%) | 1060位 /1087件中 |
音楽 2.2 /5.0(43.8%) | 1014位 /1088件中 |
感動 2.1 /5.0(41.2%) | 971位 /1083件中 |
笑い 1.5 /5.0(29.6%) | 1027位 /1083件中 |
スリル・興奮 1.8 /5.0(36.8%) | 1036位 /1080件中 |
優子さん、炊き出しの仕事だけじゃ足りなくて土方まで!カラダ壊しちゃうとひやひやしながら見ていた。暢子ちゃんはお母さんの頑張り見ちゃったから靴欲しいと言えなくなっちゃった。せっかく上二人の靴と体操着買ったのに、まさかのアベベに。お兄ちゃん!しっかりして!余裕のある時なら愛せる性格だと思うのだけれど、これはつらい。お姉ちゃんも施し断ったり我慢してたけれど、いったん喜んだ後だから心なかなか立て直せないよね。運動会本番で暢子ちゃんの靴壊れちゃって転んじゃったけれど、あのまま終わる暢子ちゃんじゃないと思う。
心臓発作でも即死じゃなくてよかったね。子供たちに一生残る言葉を残すことができたね。のぶこには頷くことしかなくて私だったらやっぱり落ち込んだだろうなと思うけど、お父さんとしては1番心が通じ合っているから何も伝えなくても大丈夫と思ったのかな。お兄ちゃんにはちょっとがっかりかな。お兄ちゃんとお姉ちゃんが買ってほしいものでケンカしたけど、そうさせてしまったお母さんの方がもっと悲しいんだよね。それが分かるにはもうちょっと大人になってからかな。お父さんを亡くしてまだ家族のバランスが不安定な時期。みんなで頑張って乗り越えてほしい。
第一週目で子どもを4人残して、父親が亡くなってしまいました。500ドルの借金という話ですが、当時は1ドル360円だから日本円で18万円、物価が4倍として72万円。何だかんだで約100万円ほどの借金というところでしょうか。沖縄は今でも最低賃金が都道府県最下位だし、日本返還前だから観光業もない厳しい時代だから大変でしょうね。それにしても一番最初に長男があれでは困りますね。昔の子たちはもっと普段から家の手伝いはしていたし、唯一の男として頑張って欲しいものです。
やっぱり賢三さん亡くなっちゃったんだ。そうでなくても貧しいのに優子さん一人で心配だな。もう泣いても肩を抱いて慰めてくれる人いないし。周りだってそんなに裕福じゃないだろうから助けるに助けられないだろうし。今と違って母子家庭の福祉政策はないだろうし。借金がドルなのが否が応でもアメリカ統治下だったのだと思い出させる。それにしても、暢子は暢子のままでいいと、ちゃんとお父さんの思いをくみ取って暢子ちゃんに伝えるお姉ちゃんもいいな。それにしても子どもの集中力というかそういうの長続きしないのはお約束。お兄ちゃんが一番にさぼるあたりお父さんも草葉の陰で呆れてないかな。
賢三さん、死んでしまうのかな。心臓を押さえていたけど即死ではなかったのかな。うたこに三線を教えている姿、そばを嬉しそうに足踏みするのぶこを見守る姿、昔を思い出して涙する奥さんに寄り添う姿。まさしく一家の大黒柱、みんなが頼りにしているのにまだまだいてくれなきゃ困ります。戦後のみんながまだまだみんなが裕福ではない時代に生命保険とかあるのだろうか、お医者さんはいるのだろうか。来週は苦難が待ち構えているようでなんだか憂鬱だな。
1週目にして父親に異変です。子どもが4人というのは当時でも多い方だし、本土復帰前の沖縄には琉球政府による健康保険はありませんから、ここで父親が倒れるとより生活が苦しくなるのは目に見えています。でも不思議なのは、その頃我が家も恐ろしく貧乏でしたが、地域社会が密な時代は何とか食えるんですよね。今、都会ででの貧乏よりも、ずっと生きやすかった気がします。まだどうなるかわかりませんが、子どもたちは強く生きて欲しいですね。
初めてのレストランでわくわくドキドキ、そして緊張。周りを見て、見よう見まねで食べる。その割にナイフとフォークが上手く使えていたのがドラマだなあ。暢子の料理に対する姿勢がすごい。お料理の名前、感想などを絵と一緒にその場で書いている。好きこそとはよく言ったものだ。優子のなんとも憂いを含んだ表情が切ない。両親は戦争で亡くなったのだろう。多くを語らずとも聞いてはいけない領域なのだと感じさせられる。そして父賢三。あんなに広いキビ畑の中で倒れたら、絶望しか感じない。助けを求めることも、どうしていいかもわからないだろう。もうあの楽し気な明るい家族のだんらんは見られないのだろうか。
姿を消したアババについては予想通りの展開でしたが、この時代らしく、子どもたちが良い意味で過剰にセンシティブにならないところが良かったですね。賢秀の長男らしい態度に好感が持てました。そして歌子の衝撃的なひと言。笑えましたが、ある意味でとても真理を突いているし、その屈託のなさは彼女の大物ぶりを予感させます。和彦との文通も良い感じだったし、彼との出会いはまだ広い世界を知らない暢子にとって大きなものになりそうです。
食べるということは命をいただくということ。他のものも人も同じ。分かっているはずのことがとても心に響いた。子どもたちが涙しながら改めて「いただきます!」と言い、「美味しい!」と言って食べる姿がとても純粋で心にしみて素敵だと思った。本当にあたたかくて素敵な家族だと思う。東京から来た二人もすっかり馴染んで、みんなで踊る姿は幸せそうだし穏やかに思えた。知らない土地に来て、沖縄に来たことを後悔するようなことを言っていた和彦が世界を見たいと言っていることが、彼の中で何かが変わったのかなと感じる。暢子の世界中はまだ想像できていない世界だが、和彦のそれは沖縄を見た上でのことだから。
我が家でも豚ではなく鶏だったけど、学校から帰ると夕食になっていたことがありました。食育なんてものではなく、それが当たり前の日常の一部でした。食は間違いなく文化だし、国や地域のアイデンティティみたいなものとつながっています。果たして比嘉家の子どもたちがどんな反応をするのかわかりませんが、人として自分の目にうつらないところで誰かがやっていることを思い、その上で食べられることの喜びや料理を楽しんでいけるようになるといいですね。
暢子は妹が熱っぽいのを気にしてユキノシタ取りに行ったんだ。そう言えばユキノシタって薬になるって言って実家の庭にも植えてあったな。天真爛漫なだけでなくて妹思い。取りに行くのにどうして和彦を誘ったのかは不思議な気もするけれど、何かのきっかけで東京の話が聞ければと思ったのだろうか。ケガをした暢子を助けたということで久しぶりの御馳走が机に並ぶ。そこにお兄ちゃんが「アババは?」と。あの時代、田舎ではまだ良くあったことなのよ。さすがに豚は聞かなかったけれど、鶏は良く聞いた。それきっかけで鶏食べれないとか、鶏皮ダメとか。飼っていた家畜をつぶして客人をもてなす。それだけ両親が和彦に感謝していたということ。一番星のお兄ちゃんが強く乗り越えてくれますように。
カムカムは都会的なイメージがあったから今週からガラリと雰囲気が変わり綺麗な沖縄の風景とのんびりした言葉に旅の気分を味わっています。のぶこたち兄妹のキラキラした目とそれを見守るご両親の温かな眼差しが素敵ですよね。お人好しすぎるお母さんが夕飯を全部あげると言った時は驚いたし危なっかしくもあるけれど、あの沖縄戦を生き抜いての考えもあるのでしょう。PTSDという言葉もなかった時代、傷を抱えた人がそこかしこにいた時代、大変だっただろうな。
1964年は太平洋戦争の沖縄戦からまだ19年ということもあるけど、当時の沖縄はその後に朝鮮戦争、そしてベトナム戦争の前線基地としての役割があったし、米軍に志願すればアメリカ国籍が取得できるので、米軍に志願して戦死した人もいました。つまり沖縄はずっと戦争の中にあったといえます。いくら山原とはいえ、そんな本土との近くて遠い感覚が、ちょっと伝わってこない感じがします。前回も今回も山原の象徴としてなのかノグチゲラの姿が出てくるのは、日本復帰後すぐに天然記念物となった鳥だけに、比嘉家が絶滅危惧種と同じように珍しい人たちというメタファーなのかもしれませんが。
内地からパスポート使って沖縄の田舎町へ、少し違和感あったのだけれど民族学者だったのね。しかも少し沖縄に関わったことがあるという設定。それぞれの抱えるものが大きそうな感じで、焼け落ちる前の首里城がとても美しかったというセリフから優子も大きすぎる傷というか過去を持っていそうな様子も垣間見えて。優子が周りにどうしようもなく優しいのはそのせいなのか。戦争は何年たっても癒えない傷を残すし人生を狂わす。幸い直接体験を聞けた世代なので、いろいろな人の涙を思い出しながら優子のむせび泣く背中を見た。
なんだか朝ドラの沖縄ヒロイン率って高い気がしますね。1964年といえば沖縄は返還前だし、ベトナム戦争が激しかった頃で、1970年前後に米軍のベトナム撤退やコザ暴動などがあっての返還だから、まだ日本への返還の可能性は低かった時代です。なので東京からだとパスポートがいるし、内地の人は珍しかった地域もあるでしょうね。むしろアメリカの方が良くも悪くも身近だったと思います。いずれにせよ優子さん、人が良くて「そのうち騙される」というのはフリなのでしょうね。難しい時期の沖縄だけに、どんなドラマが待っているのでしょうか。
返還前の沖縄山原の家族。通貨もドルで、車も右側通行。とても貧しかったと聞いたことがある。教育も違っていたはず。昭和29年生まれの主人公みたいだから、本土はベビーブームが過ぎたあたりだろうか。のどかな自然と柔らかなもの言いが心地よい。遊びが食べることで、好きなことが食べることという主人公がどのように成長していくのだろうか。初回で登場人物の紹介のようなスタートだが、仲間由紀恵さんがすっかりお母さんの顔で、周りとすっかりなじんでしまっていたのには少し驚いた。