ファーストペンギン！

どこか単純で子どもみたいな片岡ですが、人間としてもうひとつ深みというか、魅力が欲しかった。和佳と比べてちょっと薄っぺらい印象です。演じる堤さんですが、漁師っぽさをよく研究していたとは思います。でももっと根本的に顔がもっと赤銅色でないとね。態度も最初はぶっきら棒で素っ気なく、慣れると声がでかくなり人懐こくなる感じを出そうとしてはいたけど、中途半端だった。とはいえ役者であって本物ではないし、片岡というキャラ設定自体が中途半端なせいもある。堤さんでなければここまで演じられなかったかもしれないと思うのでマルとします。

今回は片岡さんってそんな人だった？って思うほどキャラ変していて違和感がありました。外部からきた新人の屁理屈にもグッと堪え静かに諭す‥そんなことができたらとっくの昔からうまくいっていたような気がします。演出の問題かもですが、急なキャラ変についていけません。

息子の進路に関するお金の問題は見栄半分水くさいと思ったのが半分かな。自分で全部面倒を見たいと思っていた割に同性愛者だと分かると縁を切りたがる。自分の手に負えないと分かると途端に突き放す人って現実にもいるもんです。不器用に無骨に演じているのかもしれませんが、頼りなげに見えたりしてまだまだ突き抜ける強さはないようでそこがイライラするポイントだったりします。

大好きな俳優さんの一人です、が
妻がこのドラマを早々に途中リタイアしました、私は面白くて仕方がないのですが、時代なんですかねー、私には（もっと強烈な本物の）漁師の叔父が居ますが、堤さんの漁師の演技が上手いので振り回すパワーが見ていて辛く疲れてしまうようです、私は世代柄普通ですが、子供らにも強すぎるキャラと嫌われるタイプのようです

悲しいなぁ、あの強烈なキャラの裏にある照れや優しさや少年のような素直さ、自己犠牲を見てはくれないようです
声が大きいだけで怖い、嫌な人だ、と見てその中を見てくれないようですね
俳優さんの奥深い演技は伝わらず、表面ばかりの分かりやすいソフトな軽いものが求められているのですかねー皆疲れてるんですかねー

漁師スタイルは似合っていたし言ってた割にはひよっちゃうのも強いだけじゃないところが透けて見えるからキャラとしてはブレてない。一点だけ気になるのが和佳ちゃんに気があるって設定なところ。ちょっとそれは気持ち悪いな。