イチケイのカラス

坂間さんは「イチケイのカラス」として、もう入間みちお、そのものになっちゃったんでしょうね。みちおの素振りが気になって社宅の部屋の呼び鈴を鳴らしたら、出てきたみちおの奥から若い女性の姿が見えた時、え、女がいる！ってめっちゃ焦った坂間さん、可愛かった。ただの姪っ子で良かったね。これからは東京と熊本の遠距離恋愛も始まりそうだし、ハッピーエンドなのかな。

個人的にどうしても「凪のお暇」の華さんが可愛い過ぎっだたんで…
結果的にこの役は、華さんじゃなくても良かったかなって印象でした。
やっぱり華さんには漫画みたいに口が大きく広がるコケティッシュな
笑顔が多いポップなドラマがお似合い！？ってのがまた観てみたい…です。

最初、ただただ堅物なだけだった千鶴さんが、あまり感情は表には出さないけれど真実を追い求める姿は凛としていて美しさも増しているように思えます。みちおのお株を奪う妹話はとても面白く、そしてみちおに職権発動を促すような仕草は最初のころからは想像できない姿だけれど、とても頼もしくてかっこいいです。

我慢しきれずに、故郷のなまり言葉丸出しでブチ切れるシーンが大好きです。出世はしたいけど正義感は強くて曲げられないのを出した演技は、さすがに上手いなぁと好印象です。毎回、ブチ切れそうになるシーンを、切れろ切れろ…！と楽しみにしているところはワンパターンではありますが、やってしまった！と後悔する演技も可愛くて安心してみられる感じがします。

いままですごくいい女優さんだと思っていたけど、今回ではじめてなんか違うと思いました。普通に話している時はそんなに違和感ないけど、心の声の時がすごく苦手です。板についてない感じというかイマイチ面白くもないし、心の声が浮いている感じです。

とても冷静そうで堅物っぽいのに、内面にフツフツとわいてくる感情が見えて、それと微妙に戦っている姿がとてもコミカルで楽しい。妹や同郷の日高判事との方言での少し柔らかい会話と普段のみちおとの会話との落差もおかしくて笑ってしまう。笑顔がとてもチャーミングな人で、それをこのドラマではほとんど見ることはできないのが残念だけれど、また違った面で楽しめています。

まじめで堅物な役柄が黒木華の印象とあっていると思う。
ただ、もっと竹野内豊と対立するようなポジションかと思っていたが、案外早く周りに溶け込んでいっているような感じがする。
もっとバチバチやって、徐々に理解し合うみたいな展開を期待していたので、少し興ざめした。

坂間以外、なんだかんだ皆入間の自由奔放さを受け入れて楽しんでる節があるから、一人で対抗するのは大変だとは思いますが、もう少し入間や駒沢に影響を受けていることが伝わってくると良いなあ。自ら捜査に行ったり、結局イチケイに残ることに決めたり、行動は確実に影響を受けているのに表情がいつも同じ感じだから心境の変化や内面の成長がイマイチ伝わってこないのが残念です。

コミカルな雰囲気がすごく自然に表現できていて、ストリーとよくあっていました。やや大げさに思える演技も、おもしろかわいく見せるためであり、違和感は全くありません。登場人物に愛着の湧く、素敵な演技でした。

みちおに振り回されて、イライラしたりツッコんでいる心の声が面白い。きっと正義感が強くて優等生タイプでここまでずっときて、でもみちおに出会って彼女自身が変化し、裁判官としても人としても成長していくのが想像できて楽しい。古い体制に負けずにがんばれ、くじけるなって応援したくなる。

もともと顔が無表情な感じなので演技を見てても表情がイマイチな感じする。そうゆう演技を監督が指導してるのかな？

堅物の裁判官として眉間にシワを寄せた険しい表情をし、入間でなく駒沢までも暴走気味に職権発動する事の愚かさを清掃員の感情に例えて早口に捲し立てる姿が、どこか滑稽で、より入間や駒沢のゆったり感を強調します。司法という堅い舞台を和ませるエッセンスになっています。

最初は厳格で抜け目のない完璧な女裁判官だと思ったが、その中でも結構、綻びがでることろが、黒木さんの風体と凄く合致していると思いました。法服が少し体型に対して大きめなのも彼女らしさが出ていてなんか可愛くて好きです。

今のところ保身か真の裁判官であるかの狭間で揺れ動く坂間千鶴を上手く演じていると思う。出世の邪魔になる入間みちおが目障りなので度々ぶつかるが、彼の裁判官を全うする態度に心の中にくすぶっている理想像に火が付き始めて、振り子のように行ったり来たりして悩み始めている坂間を上手く演じてますね。

いつもほんわかしたイメージで癒し系キャラな女優さんだと思っていましたが、今回の坂間千鶴という役で彼女の新しい一面が見れてとても興味深かったです。堅物な坂間が主人公のみちおの信念に気付いた時の表情がとてもよかったです。

入間に怒ってまくしたてるシーンが多いせいもあると思うけど、演技に力が入り過ぎていて見ていてちょっと疲れます。流れるような早口の台詞もすごいけど、息つく間がなくて聞いていて苦しくなってしまいます。もう少し肩の力を抜いてテンション落として欲しいです。あと原作知らないんですが、漫画の坂間もあんな感じで地味なのかな？性格も可愛げがあるとは言えないし、石倉が惹かれる説得力があんまり感じられないところもイマイチです。

東大出身のエリート裁判官として、任務に忠実で正義を果たしたいとする真っすぐな裁判官役を、柔らかい顔だちながらピリッとさせた表情でうまく表現していると思いました。融通がきかなそうと見えましたが、心の底には熱い気持ちが流れていて感情が高ぶると長崎弁（？）が出るのに、思わず笑ってしまいました。

切れのいい弁舌にさすが!と聞きほれていました。対する余裕のある竹野内豊との相性も抜群で、入間&坂間コンビの誕生が伺えました。地元は長崎で、同郷の日高とのバリバリ九州弁の会話にはその落差に笑ってしまいました。方言も黒木華が話すと可愛らしく聞こえるのは彼女の持つチャーミングさゆえでしょう。

少し空回りをしている感もあったが、出てくると画面が締まる感じがする。衣装の黒い服もよく似合っている。キャラクター同士のやり取りは見ていて楽しい。「恥を知りなさい！」の一言にはつい震え上がってしまった。

月9のヒロインにしては地味なビジュアルですが、演技は良かったと思います。早口の長台詞も流れるように滑らかで聞き取りやすいし、背筋をピンと伸ばした姿勢や早歩き、入間が発言するたびに城島たちに頭を下げるなど、ちょっとした仕草で坂間の生真面目さを表現しているところも良かったです。たまに出る方言や褒められるとすぐ口元が綻ぶところなどもお堅いキャラとギャップがあって可愛らしかったです。

東大法学部卒の堅物のイメージそのままでした。裁判官のエリートとして進んでいっている感じがしますが、目の前の判決をこなすことばかりに目が行っている気がします。入間さんと出会うことで少し変わるといいですね。方言がめちゃくちゃかわいかったです。

役柄に本人のキャラクター、特にビジュアル面の魅力があまり合っていないように感じられました。月9でそのポジションにいるのはもうちょっとインパクトを感じる派手な美人では…？と思ってしまいます。そう思わせない演技力がある女優さんのはずなので、まだ役が馴染んでいないのかもしれません。

みちおに対して、ダメ出しを理路整然とするのが見事で聞き入ってしまうほどでした。
みちおの真実を追求する姿に、次第に考えが変わってくるのがよく表現されていました。
法廷で江波議員に怒鳴りつけた後に、自分でも驚いて、恥ずかしそうにする表情が良かったです。

千鶴のイライラしてる感じが、見てるほうにも伝わってきて同じようにイラつくから、きっとこの人は演技が上手なんだと思う。あの甲高い声の早口が耳障りではあるけれど、時どき飛び出す方言での呟きには、千鶴の出自やプライベートな部分が垣間見えるようで興味をそそられる。