鎌倉殿の13人

この人とても人気のある人らしいと云わせてもらう。そもそもテレビに出てくる場面はいつも先ず違和感からはじまるのは何故かな。どんな時も役を演じて憑依と思えることなぞ全く縁遠い人だと思う。空々しい演技なのでしょう。心ここに在らず、顔は良く笑顔だけが印象に残り、芝居の表現は？台詞は？シリアスな状況なのに見合った感情移入を感じ取るには程遠くそこにポツンと一人ただ居るなと見えるのみ。人気の根拠が可愛いからなのだから芝居として変化してゆき役柄に反映させる事そのものに無理が在りすぎる。素地から抜け出せないタイプの人であろう。役者稼業は不適正。役者とはどんな人か、舞い上がれの朝ドラで見る永作博美であろうと思える。この人どんな役柄であっても完璧にその役の人物に成りきっているのでその場面場面に取り込まれ、ドラマの状況に深く心を奪われ、のめり込んで釘付けとなってしまう。舞い上がれでは二人の子供の本物の母親なんだと思ってしまう。

八重姫なのに、姫感ゼロだった...ミスキャストのNo１かも

セリフ回しが下手。政子が素晴らしいからね

義時の最期に名前が出るほど重要な役は新垣さんで良かったと思います。義時が死ぬ時八重さんを思い、忘れ形見の息子を思った。政子もまた八重さんを思った。それに相応しく凛々しい中にも柔らかな笑顔が八重さんの魅力だった。義時の良心でした。

酷い
同じ表情
同じ表現
見てて本当につまらなかった

現代劇(逃げるが恥だが～）は自然で良かったが、鎌倉殿の13人を観てこんなにセリフが下手なんだと・・・
この落差に驚いています。

キリッとしたなかに優しさを秘めた武家の妻の風情が美しかった。

義時や金剛を抱き締める八重さんが温かくて優しくて大好きです。あんな風に家族を愛し、愛されたら幸せだろうな。川の中で泣く鶴丸を見たハッとした顔が忘れられない。千鶴が羨ましくなって母を呼んだのか、来週から八重さん不在の鎌倉は辛い。

あれだけの子どもたちを育て、最期は亡き千鶴丸の面影に引かれて亡くなってしまった八重。妻としての言葉も、母としての言葉も、政子らとは違って、政治色もなく、気負いもないものでした。つまり戦乱の中、登場人物の中で一番まともな感覚の持ち主であり、物語中のコモンセンスとも言えます。新垣さんの凛として真っ直ぐな感じは、その存在意味をしっかりと表現しているように思うし、彼女の死は命の儚さや常識の通じない世界をよく現していると思います。

完全に演出が悪いけれど、殺伐としたシーンが多い中で少しの潤いと思ったのか大姫とのシーンまでは良かったけどその後顔に墨をつけたまま政子たちと話すシーンはやりすぎだと思った。笑ってくださいって感じも嫌だった。

辛いお役目続きでボロボロになって帰ってくる義時を自分もグッと痛みを堪えるかのようにして見守る八重さん、夫婦のシーンは少ないけれどしっかりと思いやる気持ちが出ていました。ただ体をさするだけだけど八重さんがいてよかったよね。

あっという間に泰時が生まれて。やっと３人幸せになれるんだよね？と信じたいのだけれど、なんとなく八重さんの顔いろが悪い気がして。時代が時代だし、ちょっと嫌な予感がしてしまう。悪い予感外れて欲しい。男どもの血生臭いのだけで十分だー。

やっと優しい顔つきになってきました。ずっとつらい立場だったから、険しかったりきつい表情が多かったけれど、義時を送り出すときの表情など笑顔も見えて。いつの世も惚れるより惚れられる方が幸せだよなーなんて思いました。

ここまでくると哀れというかなんというか。実の親兄弟まで殺されて愛人まで見せつけられながらもまだ頼朝と慕っているとは。ここまでくどいと見ていてぐったりするが、そこは新垣結衣の持っている力で堪えている。やっぱり日頃のイメージってすごい。

自分を殺せないと言った江間への愛情は本物ではなかったのか。一緒に来てと言った舌の根も乾かぬうちに今度はどんな役でもいいから佐殿をお支えしたいと言い出した。その言葉に裏切りとさえ思ったが、その両方の気持ちを八重という人物に落とし込んで共存させてしまったガッキーはすごい。

短いシーンでしたが、何が起こっているのか察しているようでした。何を誰を思って写経をしていたのだろう。夫に問う言葉からは、覚悟みたいなものも感じました。

父にお墓のお礼を言うあたりのつつましやかさ。善児を連れてくるように言うあたりや、二度と父に会わないとタンカを切るあたりなどは言葉だけでなく芯の強さを感じた。

細かい表情はいいと思うがセリフが下手ですね。脚本に助けられてると思います。

愛する息子の死を知り墓石を撫でながらの号泣は同じ母親として胸が詰まる思いがした。悲劇の姫と伝説も残る八重姫だが、ただの美しい幸薄い姫として描かず時には政子にマウントを取るような気高い女性に描かれているのが凄くいい。女は強かで強い。新垣さんの中の強い女がかっこいい。

凛々しく矢を放つ八重、どうしても男には逆らえない時代に強く美しい姫が映える。いくら嫁いだとはいえ川の向こうからいつでも顔が見える範囲にいてもらっては政子も気が気ではないだろうな。八重さんには八重さんの幸せを掴んでほしいと思っている。

愛する頼朝と家とのはざまで苦悩する姿が悲しい。義時に本当のことを言うのも愛すればこそなんだろうな。下人である夫の言葉を信じ白い布をつけた矢を放った。祈るような気持ちが届いてくるようだった。

女が父に逆らうことなど決して出来なかった時代の中で懸命に生きている八重が愛おしい。愛しい人と別れて子供まで取り上げられて父の言いつけ通り下人と結婚した。だけど、うちの中では夫婦とは言い難い上下関係を築いていた。心まで支配されてたまるか！と顔に書いてあった。かっこいいなと思った。

かわいいとか真面目とかそういうイメージはあったけど、そこに今回芯の強さが加わった。父の言いつけ通り下人とでも結婚しなくてはいけない時代に、頼朝との恋はとてもリスクが高いそれこそ命懸けの恋だったのだろう。来なかった頼朝への怒りそのままに、あなたも命懸けで嘘をつけ！とは。悲しいけれどかっこよかった。

新垣さんは間違いなくコメディ女優としての才能があります。このドラマでも三谷幸喜さんの脚本ということで、コメディ要素を意識してのセリフ回しや演技をしています。それは「掟上今日子の備忘録」とか「逃げるは恥だが役に立つ」と同系統のもので、「獣になれない私たち」とは明らかに違いがあります。年齢を重ねてシリアスな芝居もうまくなりましたが、それ以上にコメディに関して、セリフの間といい、雰囲気といい、見事な才能を発揮していると感じます。息長く女優を続ければ、容姿だけでなく、しっかりと評価を受ける人だと思います。

ガッキーが姫ってことでただかわいいのに、それだけでは終わらせない演出が好きです。八重ちゃんはきっと自分で自分のことかわいいと思ってるんだろうなー。だから思わせぶりにもするし、それが通らないと露骨にいじける。そのいじけ方もかわいくて困ってしまう。でも子供を殺されて天真爛漫さは消えてしまっただろうな。この次見るのが辛い。

少し前から年相応に容姿が衰えてきているのに、可愛すぎるガッキーなどと持ち上げられているのが痛々しくて見ていられない。本人は演技派に転向したい様子だから、大河ドラマの話は嬉しかったろうに、こんな薄ら寒いコメディ演出では滑るばかりで演技の成長も見せられずお気の毒。話題作りに使われただけだね。結婚して米国移住という噂はガセだろうけど、一旦表舞台から引っ込んで微妙な年齢を過ぎてから復帰したほうが得策では？

最初の登場シーンの笑顔の可愛い憧れの人という印象と、義時から手紙を受け取るシーンで見せたワガママで駄々っ子のような姿のギャップが良かったです。「今すぐ会いたい」という頼朝の言葉をそのまま受け止めるピュアさも、頼朝への深い愛が感じられて良かったし、ワガママ言っても「野に咲く花が好き」と義時の大切な思い出をバッサリ斬っても、新垣さんの持つホワっと柔らかい雰囲気のおかげで嫌な女に見えないところも良かったと思います。