『御上先生』での松坂桃李 (御上孝役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
松坂桃李 (御上孝役) は 「2025年1月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
初回の完璧なAIみたいな印象から、徐々に血の通った体温を感じさせる人間味が増していく過程がとても自然で、生徒たちとの関わりで御上自身も大きく変化して成長しているのが感じ取れたのが良かったです。槙野に「生徒ってそんな可愛いの?」と訊かれた時の「かーわいいんだよ」って嬉しそうに答える時の笑顔も、何度も耳にした「そうだね」「考えて」という静かに優しく響く声も、生徒たちへの愛情と対ヒトとしての深い信頼が伝わってきて印象深かったです。
最初の頃と比べて表情が分かりやすくなっていくのは子供と接する中でいい意味で変わっていったことを表しているのだろう。富永に自分と母の話しているところを見せたのは勇気を与えたかったからだよね。傷ついても自分の愛を見せる姿をちゃんと見せていて御上なりの教えが体現できていたと思う。
母親に「孝」って名前を呼ばれた時の表情がとても良かった。驚きとか嬉しさとか、そういうありふれた言葉では言い表せない複雑な感情が入り混じった顔も、ポロっと流れた一筋の涙も、兄が亡くなってから御上がずっと一人で背負ってきたものの重さ、大きさが伝わってきて、切なくて苦しくて胸が痛かったです。
こういうスマートな役柄も似合いますね。ラジオなどではポンコツで変人っぽいので、彼の天職なのかも。
決め台詞になりそうな「僕の名誉はどうでもいい」って言葉を何てことないみたいにサラリと口にするあたりが、生徒たちに慕われる所以なんだろうなあ。綺麗ごとじゃない、嘘のない本心だって伝わってきて、自分たちのことを真剣に考えてくれてるっていう生徒たちの信頼に繋がるのが分かる。たった半年で大きく変化した生徒たちを驚きと感心と誇らしさが入り混じったような笑みを浮かべて見つめる表情もとても良かったです。
兄のことをクラスで子供達に打ち明けてから雰囲気が変わった。考えて?の一言さえも前は突っぱねるような言い方だったのが、温かみが出ているからすごい。周りを固めていた壁がなくなり目線が同じになったような気がする。
椎葉のために買い物カゴいっぱいの生理用品を購入したり、「生まれて初めて買ったよ」と少しおどけたように優しく微笑んだり、担任の自分に相談もなく退学処分が決まった時も憤って抗議したり、すごく人間味があるというか、体温を感じさせる向き合い方が見られたのが良かったです。鉄仮面のようなエリート官僚ではなく、生徒を大切に思う一人の熱意ある教師の顔を見せてくれたのも、根底にある御上の本来の人間性が垣間見えた気がして良かったと思います。
自分の兄のことを話す御上先生にすごく引き込まれた。客観的に分かりやすく喋るのはいつもと変わらずだけど、亡霊を見てからは兄にも言い聞かすようにちょっとだけ弟の顔になったのが印象的だった。少しだけいつもより体温を感じた。
生徒たちに兄の話をした後の表情がとても良かった。いつもの光のない無感情な眼差しとは違う、光が宿っているような憑き物が落ちたような穏やかな顔が印象的で、初めてじっくり過去と向き合えたのかなって感じられたのも良かったです。目の光ってあんな巧みに調光出来るものなんだろうか。余計なことは語らずとも、眼差しと口元の僅かな動きで御上の心の動きが見えるところが凄いなと思います。
こんなに表情が変わらない役なのに、何かしら心の中で動いている感じがわかるのが凄い。 中岡相手に笑顔を見せたのが唯一なのでは?それが何かしら意味を持つように見える。 ビジコンで涙ぐんでいたというシーン、どんな表情していたのだろうと気になって仕方がない。
前回の副大臣の時もそうだったけど、今回も中岡とかなり親しげな様子で、感じの良い笑顔と堅過ぎず砕け過ぎない絶妙な距離感の口調が御上のコミュ力の高さと官僚らしいしたたかさを感じさせました。ビジコン後に生徒たちに囲まれている姿を見ると確実に彼らの心を掴んで信頼されているのが伝わってくるし、発表を見ながら涙ぐんでいた説もあるし、得体の知れないミステリアスな人というだけではない、人間味のある姿が少しずつ垣間見れるようになってきたのも良いと思います。
のらりくらりと相手を交わすこともできるのに鋭く相手を追い込むようなところもあり緩急があって目が離せません。考えて?と促すところは冷たさもありながら、高校生を一人前として同等に扱っているからこその厳しさだと認識できる。
「どう思う?」「それはどうして?」と生徒たちが自分で考えるよう促したり、絶妙なタイミングでディベートを提案して展示について客観的に考える機会を与えたり、溝端対策のプラン御上にも協力したり、生徒たちのことをよく見ていて自主性を尊重する隣徳の教育指針を誰よりも体現している姿が皮肉で良いですね。打ち上げでちゃんとTシャツを着てるのも親近感が沸いて良かった。高校生相手にしては現実的で厳しい言葉も、彼らになら伝わるはずという御上の信頼が感じられるし、だからこそ生徒たちも何だかんだ御上のことを信じて慕い始めてるのかなあって説得力があります。
官僚構文がスラスラと何にも考えずに息を吐くように出てくるのはその仕事が長かった名残なのだろうと推測できる。子供相手の教師になっても霞ヶ関にいたころとほとんど変わらないのがいい。周りをピリつかせる雰囲気を纏っているところもいいと思う。
勇気を出した倉吉を英語で労ったり、神崎がもがき葛藤する姿を見守っていたり、東雲の問題提起もちゃんと受け止めてどうすれば変えることが出来るのか自分で考えるよう導いたり、子供ではなく対ヒトとして対等に生徒たちと接する姿が良いですね。教師の誰よりも隣徳の「自律」の教えを実践してるのが分かる。どこまでも冷静で隙がなくて、何を考えてるか、本当はどういう人なのか一切分からないところも御上のミステリアスを際立たせていて良いと思います。
スマートだけどそつがなく感情が機械的。よく取ってつけたようと言うけれど、この人の場合もう取れない仮面をつけているようにさえ思える。溝端のちょっかいに動じず逆にマウントを取るのも計算だろう。みんなを焚き付けているような野望を感じる。
立ち止まったままの神崎を校内に促すようにそっと背中に添えられた手、自分が楯になってマスコミから神崎をさりげなく守るように歩く姿、学園ドラマの熱血教師とは違うけど、御上なりのやり方で神崎を守り手を差し伸べる姿が、掴みどころのない御上の人間味というか、体温のようなものを感じさせて良かったと思います。
変に子供扱いせず、媚びることもなく冷淡でもなく、今までの学園ドラマではあまり見たことがない生徒との距離感が絶妙で、賢い子たちだから話せば分かるってちゃんと信頼していて、御上なりに誠実に真っすぐ生徒と向き合っているのが伝わってくる。低く落ち着いた声で台詞も聞きやすく、長回しの教室シーンが中だるみしないところもさすがだし、訊かれたことに迷いなく即答する打てば響く会話も、放課後の神崎とのやりとりも見応えがありました。
すぐに答弁しないと無能だと言われるというというセリフがある通りどんな質問にも瞬時に答え隙がない。歩き方や受け答えにも隙はないけど品があって素敵。厳しいことも言うけれど怒っているとか叱っているというより子供たちの本能に訴えかけているようなところがゾクゾクする。
初回の完璧なAIみたいな印象から、徐々に血の通った体温を感じさせる人間味が増していく過程がとても自然で、生徒たちとの関わりで御上自身も大きく変化して成長しているのが感じ取れたのが良かったです。槙野に「生徒ってそんな可愛いの?」と訊かれた時の「かーわいいんだよ」って嬉しそうに答える時の笑顔も、何度も耳にした「そうだね」「考えて」という静かに優しく響く声も、生徒たちへの愛情と対ヒトとしての深い信頼が伝わってきて印象深かったです。
最初の頃と比べて表情が分かりやすくなっていくのは子供と接する中でいい意味で変わっていったことを表しているのだろう。富永に自分と母の話しているところを見せたのは勇気を与えたかったからだよね。傷ついても自分の愛を見せる姿をちゃんと見せていて御上なりの教えが体現できていたと思う。
母親に「孝」って名前を呼ばれた時の表情がとても良かった。驚きとか嬉しさとか、そういうありふれた言葉では言い表せない複雑な感情が入り混じった顔も、ポロっと流れた一筋の涙も、兄が亡くなってから御上がずっと一人で背負ってきたものの重さ、大きさが伝わってきて、切なくて苦しくて胸が痛かったです。
こういうスマートな役柄も似合いますね。ラジオなどではポンコツで変人っぽいので、彼の天職なのかも。
決め台詞になりそうな「僕の名誉はどうでもいい」って言葉を何てことないみたいにサラリと口にするあたりが、生徒たちに慕われる所以なんだろうなあ。綺麗ごとじゃない、嘘のない本心だって伝わってきて、自分たちのことを真剣に考えてくれてるっていう生徒たちの信頼に繋がるのが分かる。たった半年で大きく変化した生徒たちを驚きと感心と誇らしさが入り混じったような笑みを浮かべて見つめる表情もとても良かったです。
兄のことをクラスで子供達に打ち明けてから雰囲気が変わった。考えて?の一言さえも前は突っぱねるような言い方だったのが、温かみが出ているからすごい。周りを固めていた壁がなくなり目線が同じになったような気がする。
椎葉のために買い物カゴいっぱいの生理用品を購入したり、「生まれて初めて買ったよ」と少しおどけたように優しく微笑んだり、担任の自分に相談もなく退学処分が決まった時も憤って抗議したり、すごく人間味があるというか、体温を感じさせる向き合い方が見られたのが良かったです。鉄仮面のようなエリート官僚ではなく、生徒を大切に思う一人の熱意ある教師の顔を見せてくれたのも、根底にある御上の本来の人間性が垣間見えた気がして良かったと思います。
自分の兄のことを話す御上先生にすごく引き込まれた。客観的に分かりやすく喋るのはいつもと変わらずだけど、亡霊を見てからは兄にも言い聞かすようにちょっとだけ弟の顔になったのが印象的だった。少しだけいつもより体温を感じた。
生徒たちに兄の話をした後の表情がとても良かった。いつもの光のない無感情な眼差しとは違う、光が宿っているような憑き物が落ちたような穏やかな顔が印象的で、初めてじっくり過去と向き合えたのかなって感じられたのも良かったです。目の光ってあんな巧みに調光出来るものなんだろうか。余計なことは語らずとも、眼差しと口元の僅かな動きで御上の心の動きが見えるところが凄いなと思います。
こんなに表情が変わらない役なのに、何かしら心の中で動いている感じがわかるのが凄い。
中岡相手に笑顔を見せたのが唯一なのでは?それが何かしら意味を持つように見える。
ビジコンで涙ぐんでいたというシーン、どんな表情していたのだろうと気になって仕方がない。
前回の副大臣の時もそうだったけど、今回も中岡とかなり親しげな様子で、感じの良い笑顔と堅過ぎず砕け過ぎない絶妙な距離感の口調が御上のコミュ力の高さと官僚らしいしたたかさを感じさせました。ビジコン後に生徒たちに囲まれている姿を見ると確実に彼らの心を掴んで信頼されているのが伝わってくるし、発表を見ながら涙ぐんでいた説もあるし、得体の知れないミステリアスな人というだけではない、人間味のある姿が少しずつ垣間見れるようになってきたのも良いと思います。
のらりくらりと相手を交わすこともできるのに鋭く相手を追い込むようなところもあり緩急があって目が離せません。考えて?と促すところは冷たさもありながら、高校生を一人前として同等に扱っているからこその厳しさだと認識できる。
「どう思う?」「それはどうして?」と生徒たちが自分で考えるよう促したり、絶妙なタイミングでディベートを提案して展示について客観的に考える機会を与えたり、溝端対策のプラン御上にも協力したり、生徒たちのことをよく見ていて自主性を尊重する隣徳の教育指針を誰よりも体現している姿が皮肉で良いですね。打ち上げでちゃんとTシャツを着てるのも親近感が沸いて良かった。高校生相手にしては現実的で厳しい言葉も、彼らになら伝わるはずという御上の信頼が感じられるし、だからこそ生徒たちも何だかんだ御上のことを信じて慕い始めてるのかなあって説得力があります。
官僚構文がスラスラと何にも考えずに息を吐くように出てくるのはその仕事が長かった名残なのだろうと推測できる。子供相手の教師になっても霞ヶ関にいたころとほとんど変わらないのがいい。周りをピリつかせる雰囲気を纏っているところもいいと思う。
勇気を出した倉吉を英語で労ったり、神崎がもがき葛藤する姿を見守っていたり、東雲の問題提起もちゃんと受け止めてどうすれば変えることが出来るのか自分で考えるよう導いたり、子供ではなく対ヒトとして対等に生徒たちと接する姿が良いですね。教師の誰よりも隣徳の「自律」の教えを実践してるのが分かる。どこまでも冷静で隙がなくて、何を考えてるか、本当はどういう人なのか一切分からないところも御上のミステリアスを際立たせていて良いと思います。
スマートだけどそつがなく感情が機械的。よく取ってつけたようと言うけれど、この人の場合もう取れない仮面をつけているようにさえ思える。溝端のちょっかいに動じず逆にマウントを取るのも計算だろう。みんなを焚き付けているような野望を感じる。
立ち止まったままの神崎を校内に促すようにそっと背中に添えられた手、自分が楯になってマスコミから神崎をさりげなく守るように歩く姿、学園ドラマの熱血教師とは違うけど、御上なりのやり方で神崎を守り手を差し伸べる姿が、掴みどころのない御上の人間味というか、体温のようなものを感じさせて良かったと思います。
変に子供扱いせず、媚びることもなく冷淡でもなく、今までの学園ドラマではあまり見たことがない生徒との距離感が絶妙で、賢い子たちだから話せば分かるってちゃんと信頼していて、御上なりに誠実に真っすぐ生徒と向き合っているのが伝わってくる。低く落ち着いた声で台詞も聞きやすく、長回しの教室シーンが中だるみしないところもさすがだし、訊かれたことに迷いなく即答する打てば響く会話も、放課後の神崎とのやりとりも見応えがありました。
すぐに答弁しないと無能だと言われるというというセリフがある通りどんな質問にも瞬時に答え隙がない。歩き方や受け答えにも隙はないけど品があって素敵。厳しいことも言うけれど怒っているとか叱っているというより子供たちの本能に訴えかけているようなところがゾクゾクする。