ミヤコが京都にやって来た！

出身京都のはんなりとした喋り方がとにかく素敵でした！終始娘を優しく見守る穏やかな目は戦国武将の時とは別人のようできゅんきゅんしました。京都の美しい景色と蔵之介さんの佇まいがマッチして癒される眼福！南禅寺で両手を広げて「アイラブマイドーター」と言うシーンは私も動画編集して何度も見返したくなるほど愛らしくて、ちょっと新しい蔵之介さんを見た気がします。

京都が舞台のドラマだったので、京都出身の蔵之介さんの京都弁が自然でそこがまず良かった。娘を想う父親の姿がはまっていて、何年振りかの娘との会話のぎこちなさと愛情を直接上手く表現できない雰囲気も、とても上手くこなしていた。

さすが京都人です。京都弁が上手すぎます。一人暮らしをしている所に久方ぶりに娘と再会した中年男の嬉しさと申し訳なさ、そういう気持ちを見せまいとチャラけたり、とぼけたりする姿が京都の街並みととてもマッチしてました。日曜日の夜にとても和みました。

長年離れて暮らしてた娘に対する遠慮もあるだろうけど、妙な父親風を吹かせてないというか、父親として構えてない飄々とした態度に好感がもてる。でも間違いなく父親であることの愛情は、控えめ過ぎる言動のそこかしこにもひしひしと現れてて心温まる感じ。
菊野さんにお参りしたときのお辞儀の仕方とか、姿勢や挙措がとても美しくて、その辺もさすがだなと思った。

「麒麟がくる」での悪賢さ全開の秀吉もとても良かったですが、このドラマの佐々木さんは自然で本当にチャーミング。ずっと離れていた娘が突然やって来てドキドキしながらも父として見守っている感じがとても素敵です。脚本も優しくてとても好きです。

『人の良い、心の優しいお父さん』が、役柄なのはわかるのですが、このドラマ見て、佐々木蔵之介さんのファンになりました。空吉さん、素敵なお父さんです。京とのやり取りも面白いです。

往診専門の医師をしている空吉から、人との関わりを大切にしていることが滲み出ていました。ついでに寄ったと言いながら気になる患者の家に行ったり、電話がかかって来たら何時でも往診に行ったり、いつも笑顔で対応しています。京都出身の佐々木蔵之介さんは、京都弁が自然で、地元の紹介も楽しそうです。特に、娘の京に戸惑いながらも心配している父親が良かったです。父親役がこんなに合うとは思っていなかったので新鮮でした。

ちょっとおっとりし過ぎなような、大らかでのんびりした空吉さんの雰囲気と、京都の古い町並みがぴったり。１２年ぶりに再会した娘にたいする戸惑い方も独特で、でも何とも絶妙な距離の取り方というか接し方が理想的。とにかくミヤコが何をやっても否定しないけど、それは遠慮じゃなくて、何でも良い方明るい方を見ようとする空吉さんの人柄の良さがひしひしと伝わってくる。さすが佐々木蔵之介さんという感じですね。