『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』での小林薫 (風呂須太郎役)の演技はどうでしたか?あえて2択で評価してみて下さい。
小林薫 (風呂須太郎役) は 「2025年10月期 勝手にアカデミー賞」にノミネート中 (→ 今、何位?)
小劇場の雄である「状況劇場」出身の小林さんからすると、どこかで見たことある風景にも感じると共に、自分の時代は更に激しかったなと思いながら演じていたのでしょうか。まあ唐十郎の状況劇場と寺山修司の天井桟敷が乱闘事件を起こしたのは有名だしね。 風呂須の演劇に詳しいようでいて、実は門前の小僧だったっていうオチかして、それを効果的に見せるため、小劇場系のベテランを最初からイメージして書かれた役なのだろうと推測します。 小林さんは状況劇場の頃、根津甚八さんと同じ時代だったから、あまりいい役はもらえなかったなという印象だけど、今となっては文句のつけようがない、味のある役者さんだなとつくづく思います。末永く演じて欲しいです。
賑やかで騒がしいシーンが多い中、風呂須の落ち着きと渋みが良いアクセントになっていたと思います。何が起こっても動じない余裕も格好良かった。風呂須の過去が直接描かれるシーンはなかったけど、その余裕がハッタリなどの薄っぺらいものではなく、これまでの豊富な人生経験による「本物」だと感じられる説得力があるところもさすがだと思いました。
久部にナイフを突きつけるトロを牽制するシーンが格好良かったです。いつもより鋭く強めの口調が迫力と凄みを感じさせて、ただの喫茶店のマスターとは思えない場慣れした感が滲み出ていたのも良かったと思います。
落ち込む久部を「あんたがいちいち背負いこむことじゃない」と励ますシーン、「劇団ってのはそういうもん」という言葉に実感が籠っているというか、深みや重みがあって、ますます風呂須の過去が気になってしまいました。是尾との間に流れる懐かしさや親しみを感じさせる空気感も印象深かったです。
モネと担任のやりとりに口を挟む大瀬を見かねて「帰った方が良い」と忠告したり、担任に対しても高額なお会計で「うちはぼったくりなんで」と牽制してモネの気持ちを慮ったり、口数は少ないんだけど人をよく見ていて機微にも敏感で、心根の優しい人柄が伝わってくる演技がとても良かったです。
事情を察して「他のお客さんが来るまでなら」と読み合わせを許可する姿が風呂須の器の大きさや柔軟さを感じさせました。シェイクスピアもよく知ってるようだったし、演劇に明るい方なのかなあ。渋くて品の良い佇まいも素敵です。
「ここは音楽を楽しむ場所だ」と久部を牽制するシーンが格好良かったです。低く落ち着いた声とどっしりと重厚な存在感が、有無を言わせぬ圧を感じさせて、口調も佇まいも静かなんだけど迫力がありました。賑やかなシーンが多くてそればかりだと疲れてしまうけど、風呂須の渋さが良い緩衝材になっていたと思います。
小劇場の雄である「状況劇場」出身の小林さんからすると、どこかで見たことある風景にも感じると共に、自分の時代は更に激しかったなと思いながら演じていたのでしょうか。まあ唐十郎の状況劇場と寺山修司の天井桟敷が乱闘事件を起こしたのは有名だしね。
風呂須の演劇に詳しいようでいて、実は門前の小僧だったっていうオチかして、それを効果的に見せるため、小劇場系のベテランを最初からイメージして書かれた役なのだろうと推測します。
小林さんは状況劇場の頃、根津甚八さんと同じ時代だったから、あまりいい役はもらえなかったなという印象だけど、今となっては文句のつけようがない、味のある役者さんだなとつくづく思います。末永く演じて欲しいです。
賑やかで騒がしいシーンが多い中、風呂須の落ち着きと渋みが良いアクセントになっていたと思います。何が起こっても動じない余裕も格好良かった。風呂須の過去が直接描かれるシーンはなかったけど、その余裕がハッタリなどの薄っぺらいものではなく、これまでの豊富な人生経験による「本物」だと感じられる説得力があるところもさすがだと思いました。
久部にナイフを突きつけるトロを牽制するシーンが格好良かったです。いつもより鋭く強めの口調が迫力と凄みを感じさせて、ただの喫茶店のマスターとは思えない場慣れした感が滲み出ていたのも良かったと思います。
落ち込む久部を「あんたがいちいち背負いこむことじゃない」と励ますシーン、「劇団ってのはそういうもん」という言葉に実感が籠っているというか、深みや重みがあって、ますます風呂須の過去が気になってしまいました。是尾との間に流れる懐かしさや親しみを感じさせる空気感も印象深かったです。
モネと担任のやりとりに口を挟む大瀬を見かねて「帰った方が良い」と忠告したり、担任に対しても高額なお会計で「うちはぼったくりなんで」と牽制してモネの気持ちを慮ったり、口数は少ないんだけど人をよく見ていて機微にも敏感で、心根の優しい人柄が伝わってくる演技がとても良かったです。
事情を察して「他のお客さんが来るまでなら」と読み合わせを許可する姿が風呂須の器の大きさや柔軟さを感じさせました。シェイクスピアもよく知ってるようだったし、演劇に明るい方なのかなあ。渋くて品の良い佇まいも素敵です。
「ここは音楽を楽しむ場所だ」と久部を牽制するシーンが格好良かったです。低く落ち着いた声とどっしりと重厚な存在感が、有無を言わせぬ圧を感じさせて、口調も佇まいも静かなんだけど迫力がありました。賑やかなシーンが多くてそればかりだと疲れてしまうけど、風呂須の渋さが良い緩衝材になっていたと思います。