ラジエーションハウスII～放射線科の診断レポート～

無駄なことが嫌いな省エネタイプの青年。能面みたいに表情が一定でこういう人いるなって感じ。その人がガン患者と交流を持って人間らしく変わっていくところが面白かった。残念ながら死んでしまったその人のことを思って最後に流した涙はとても素敵でした。

ロボットと揶揄されるのも納得の無愛想ぶりと生きづらそうな不器用な感じがよく出ていると思います。自分も体調を崩し、今井と出会ったことで徐々に感情を表に出すようになっていく過程も自然で、ハッと何かに気付いたような顔をしたり、口元が少しだけ緩んだり、口調が柔らかくなったり、ほんの少しの変化が積み重なって人間味を帯びていく様子がとても良かったです。今井のSNS投稿を見て号泣する姿もグッときました。