ザ・トラベルナース

久々に寮生が勢揃いした食卓を満足げにニコニコ眺めていたり、いそいそと楽しげに給仕をする姿が実家のお母さんみたいでほっこりしました。前回のオペごっこもそうだかけど、今回も那須田の「Don't wirry.」を受けて「その通り～」と英語っぽく返したり、ノリが良くてお茶目なところも素敵。人情味があって豪快で明るくて「寮母さんってこんな人」というイメージをそのまま体現したような演技がとても良かったと思います。

魚を捌く那須田の汗をオペ看のように拭く姿がお茶目でした。気を遣わない話し方とか距離感とか、一緒に過ごす時間は寮にいる時だけでとても短いだろうけど、ちゃんと那須田とも打ち解けている様子が雰囲気だけで伝わってくるところも良かったです。あと台所で皆と一緒にご飯食べてる姿も家族っぽくて好きです。

那須田の入浴中に平然と風呂場に入ってくるところがお母さんっぽかったなあ。男女関係なくナースたちは皆自分の子供みたいな存在なんだろうなって感じられて良かったです。那須田に料理をディスられても怒らず頭を抱えて落ち込んだり、金谷の苦労話に感情移入してキッチンで涙を拭っていたり、基本キッチンにいるのであまりしっかり映像に映らないけど、それでも丁寧で細かな演技で土井の器が大きくて人情味溢れる人柄を表現しているところも良かったです。

久鬼に肉じゃがを褒められた時に飛びあがって喜んでる姿がチャーミングで良かったです。料理が苦手で本人もそれを自覚してる設定だから余計に嬉しそうに見えてほっこりしました。医師の悪口言いながらご飯食べてるナースたちに「運気下がるよ」ってさらっと注意したり、森口にご飯のおかわりをよそってあげたり、そういう一連の動きがすごく自然で、皆の良きお母さんって感じのあったかくて家庭的な雰囲気があるところも役にぴったりだと思います。

ナースたちとお喋りしながら給仕をしていたり、メニューが牡蠣フライの時も一緒になってテンション上がってたり、明るい大きな声や温かな雰囲気、ナースたちの輪の中に自然と溶け込んでいる姿が寮母さんのイメージにぴったり。キッチンから顔を覗かせて会話に参加したり、誰が話しだしてもすぐに相槌うったり返事する姿も、ナースたち一人一人に目を向けて見守る姿勢が感じられて良かったと思います。

那須田に「料理が激マズ」と酷評されても「良いのよ、本当のことだから」とショックを隠して笑顔を見せていたり、嫌味のように華やかで豪華な那須田の料理を褒めて「また作ってね」と大人の対応をしたり、これまで色んな性格のナースたちと接してきたんだなと感じられる器の大きさが素敵。ドンとした包容力や家庭的な雰囲気が、いかにも寮母さんという感じなのも良いですね。こんな家庭的な感じでエプロンも似合うのに料理が苦手っていうところもギャップがあって魅力に感じました。